Group SNE
News
About SNE
Products
  ●ソード・ワールド
●六門世界(モンコレ)
●パラサイトブラッド
●エンドブレイカー!
●シルバーレイン
●サンダーストーン
●ゴーストハンター
●ボード/カードゲーム
●その他
User Contents
Link
indexに戻る

TOP > 製品情報 > ライナー・クニツィーアのイカロス 製品紹介

+ ライナー・クニツィーアのイカロス +

名匠ライナー・クニツィーアの新作カードゲーム
早くも日本語版で登場!


ライナー・クニツィーアのイカロス
プレイ人数:3〜7人
プレイ時間:15分
対象年齢:8歳以上

ゲームデザイン:ライナー・クニツィーア
イラスト:相沢美良
翻訳:グループSNE(安田均/笠井道子)




 ドイツが誇るゲームデザイナーの1人として名高いライナー・クニツィーア
 彼の新作ゲームが、グループSNE/cosaicより日本語版で登場です!
 クニツィーア大好き人間の著者としては嬉しいご報告でございまして、先日のJGC2015では血反吐を吐くほどプレイし、そのたび絶叫した、思い出深い作品となっております。

 本作『イカロス』は、天高く飛びすぎたがために命を失った神話の英雄をテーマとしたカードゲーム
 ルール説明はあっという間でプレイ時間も15分ほどと非常にコンパクトですが、クニツィーアらしいジレンマ駆け引きに満ちた遊びごたえたっぷりの一作。1日遊び続けてもまだまだ遊び足りない謎の中毒性を秘めています。
 使用するのは7色の数値カードのみ。色ごとに0〜7までのカードが15枚ずつあるのですが、3枚と多く、1〜52枚ずつ、1枚ずつしかない、というふうに枚数にかなりバラつきがあります。



 さてゲームでは、各ラウンドの開始時にスタートプレイヤーがカードの色を1つ選び、全員の手札に含まれるその色のカードの数値の合計を予想します。以降のプレイヤーは時計回りに、その数値をどんどん吊り上げていかなくてはいけません。
 そんなのだいたい見当がつくじゃん、とお思いの方。確かにそうかもしれません。数値カードの平均値は3弱。つまり5人でプレイしているなら、だいたい1色の合計値は14〜15ということになります。
 しかし! そう簡単にいかないのがクニツィーアマジック
 手札のカードは、刻々と変化していくのです!


 どういうことかといいますと。
 プレイヤーは手番に数値の合計を予想して宣言する前に、「手札を1枚」交換することができます。これは、いま予想するべき色以外でもOK。たとえば「0」を捨ててもっと大きな数値のカードが来ることを狙うとか、「4」や「5」といった高いカードを捨ててみんなを混乱させるといったことができます。
 

 この交換があるおかげで、ときに数値は予想をはるかに上回ったり(5人プレイで合計値が20を超えることなんてザラです!)、「あんなに交換されてたのになんでまだこんなに低いの?」と驚愕したり。まさにふたを開けてみるまでわかりません。

 さて、手番には先ほど書いたように、宣言する数値の合計をどんどん吊り上げていかなくてはいけません。「赤14!」「いやいや、15ありますよ」といった感じに、予想はどんどん上昇していくことになります。
 そのままではこの数値、神話の英雄イカロスのように果てしなく高みに上っていくことでしょう。

 そこで登場するのが「チャレンジ」という行動。
「いま宣言されている数値が、じっさいにプレイヤー全員の手札にあるその色のカードの合計値を超えた!」と思った時点で、手番プレイヤーは予想する代わりに「チャレンジ!」と宣言することができます。
 誰かが「チャレンジ」と宣言したところで、すべてのプレイヤーはいま宣言されている色のカードを公開。
 その結果、公開されたカードの数値の合計が宣言された数値以上でない場合、チャレンジは成功。直前に予想を引き上げていたプレイヤーが失点を受けることになります。
 しかし、チャレンジにはリスクも付きまといます。
 そう、もしも公開されたカードの数値の合計が、本当に宣言された数値以上だったなら……。
 そのときには、チャレンジを宣言したプレイヤーが失点を受け取ることになるのです。
 この答え合わせがゲーム中でもっとも盛り上がる瞬間で、確率ブラフが織りなすドラマは、なかなか他のゲームでは味わえないことでしょう。

 ここでもう1つ、クニツィーアらしいジレンマがあります。
 それは、「チャレンジするなら、カードの交換はできない」ということ。いま宣言されている数値はギリギリな感じがする、それなら自分の手札にある中途半端な「」を交換して、大きな数字が来たら数値を吊り上げて、小さな数字が来たらチャレンジしよう――なんて甘い考えは許されないのです!
 一縷の望みをかけ、「」を捨ててカードを引き直した結果、やっぱり「」――それでも素知らぬ顔で、「ふふふ、21ありますよ」なんてはったりをきかせたり。このスリルがたまりません。

 こうして、各色につき1回ずつ予想とチャレンジを行った結果、もっとも失点の少なかったプレイヤーがゲームの勝者

 ゲームの楽しさの中の1つである「決断」というエッセンス
 その面白さを引き立たせることを得意とするライナー・クニツィーアらしい悩ましさを堪能することのできる本作。
 初心者から熟練ゲーマーまで、老若男女を問わず楽しむことができるゲームとなっています。

 徐々に明らかになっていく各色の情報……自分の手札のなかにある自分だけが知りうる数値……他プレイヤーのブラフを見抜く洞察力……だんだん上がる数字……。
 そしてプレイヤーの運命を決めるチャレンジのドキドキ感。

 さあ、あなたは「落ちる」ことなく、高く飛び続けることができるでしょうか!?

(text by 黒田尚吾)

→製品リスト
『イカロス』のルールについて
こんにちは、みなさん、10月に発売された『イカロス』、楽しんでくださっているでしょうか。

グループSNE/cosaicの日本語版イカロス』では、プレイの手順は以下のようになっています。

 1.1人が色を選択し、全員が持っているその色のカードの数字合計(0〜7まであります)を宣言する。
 2.以降のプレイヤーは以下a. b.のいずれかを選択しなければなりません。
  a.(望むなら)カードを1枚交換し、「同じ色」でさらに大きい数字を宣言する。
  b.チャレンジする。
 チャレンジを行った場合、全員が宣言された色のカードを公開し、数字を合計します。

 合計値が宣言数より少なかった場合は、チャレンジ成功。宣言を行ったプレイヤーがマイナス1点を受け取ります。合計値が宣言数以上だった場合はチャレンジ失敗となり、チャレンジを行ったプレイヤーがマイナス1点を受け取ります。

 これらのルールについてデザイナーのクニツィア氏から了解を得ています。
 そして、クニツィア氏にはもう1つの作品「Hochstapler(詐欺師)」があります。
 そちらのルールとのちがいは1カ所。

2.a.について、さらに大きい数字を宣言する際、「色を変えて」宣言できます。つまり前のプレイヤーが「青の17」を宣言した場合、次のプレイヤーは「赤の18」のように宣言できます。

 日本語版ルール色が特定されているので、初心者でも遊びやすいシンプルなルールとなっています。
Hochstapler(詐欺師)」では色が選択できるため、より悩ましく、駆け引きが重要なとなってきます。
 クニツィア氏としては、どちらのルールで遊んでもらってもよい、ということでした。
 まったく同じセットで両方の遊び方ができますので、日本語版に慣れた方はぜひ「Hochstapler(詐欺師)」のルールでも遊んでみてください。
→製品リスト