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株式会社グループSNEオフィシャルサイト

 

P104-109 オリジナルゲーム


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■エルフvsダークエルフ 森の監視者:プレイシート( pdf

オリジナルゲーム 作者の解説


 ゆおさん作の「ディナーはトリテのあとで」と同じく、他の2作も作者さんから「どう作ったか」の解説をいただいていましたが、誌面の都合で掲載できませんでした。あらためて、こちらでお届けします。

「エルフVSダークエルフ」作者の解説

 タルギというゲームが好きです(日本語版はグループSNE様から発売中)。複数のコマを置いた場所とその交点の資源を集めるゲームで、そのシステムに惚れました。そのシステムをダイスで表現できないかと思い、自分なりに作ってみましたが、当初4人用として25マスにダイスを配置するゲームにしたため、大量のダイスが必要になり、また、ダウンタイムも長くなったため断念。それから5年程経ち、今回お声をかけていただいた際、このゲームを思い出しました。大量のダイスを配置する代わりに色を塗る紙ペンゲームに変更しました。また、二人用とすることでダウンタイムも短く、相手のアクション結果から資源(魔法石)をもらったり、相手への邪魔をするアクションを追加して、相手との干渉が発生するようにも調整しました。
 今回は「VS」がテーマということで、エルフVSダークエルフはどうかなと思い、フレーバーを考えました。エルフとダークエルフというと個人的には、やはりロードス島戦記のディードリットとピロテースのイメージが大きいです。その二人をテーマにするのは、さすがに恐れ多くて、「ゲームの概要」に少し書いた程度ですが、「新ロードス島戦記6 終末の邪教(下)」と最新作の「ロードス島戦記 誓約の宝冠1」の話の中にマーモ島でエルフとダークエルフが大戦で焼けた森を再生させようとしているシーンがあり、そこからこのゲームのテーマを思いつきました。監視者コマについても、ロードス島戦記のハーフエルフのキャラクター、リーフをモデルにしています。
 いろいろルールは書いていますが、やることは「ダイスを振り、ダイスを置き、色を塗る」だけです。まずは遊んでいただければと思います。どうぞお楽しみください。
(かつ)

善玉、悪玉、ニセ悪玉」作者の解説

 今回のテーマが“VS”ということで「VS。対決とは一体……」と考えたところ、「対決とはつまり勝者と敗者が発生する現象。なら勝利概念と敗北概念が戦ったりしたら面白いんじゃないかな。VS! ヴィクトリーVSサレンダー! 」とかひねくれた頭が考え始めてこういう形のゲームになりました。
 ゲームシステムはよくあるタイプですが、K,Q,Jのそれぞれの役割は目的が違います。Kは勝利を目指し、Jは敗北を目指し、QはKに勝利させJに敗北させることを目指しているのです。  ゴールが異なる三者が同じレースに参加した時に発生する忖度と足の引っ張り合いを、ミステリー風味にしてまとめた推理対決、堪能いただければ幸いです。
(猫柳生)