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TOP > 製品情報 > 六門世界(モンコレ) > モンコレデック診断コーナー9_1 ←デック診断INDEX ++　第　九　回　++ 「土ドラゴン」（ShuUさん） 記事作成：片山泰宏 ナチュリー（以下　ナチュ）： それ、イニシアチブ……（ころり）うえ、２だー。 Ｄｒ．ストンブリッジ（以下　ストン）： ぬう!?　こっちは５……いかん、先攻とってしもうた。これじゃ何もできんわい。 ナチュ： そういや、先攻と後攻って、結局どっちが強いんでしょうね？ ストン： うーむ。モンコレが誕生してから10年あまり。それに関しては、結論は出ておらん。基本としては、先攻のほうが強いんじゃが、後攻のほうが強いデックや状況も、けっこう頻繁に見かけるしのう。 ナチュ： わかった！　同時攻撃が最強ですよ！　だって、攻撃力と防御力が高いユニットを揃えれば、同時攻撃で一方的に勝てますよ！ ストン： ……まぁ、ダイス目を合わせて、それが毎回実現できるなら、そうかもしれんがのう……あてにはならんじゃろう（汗）。 ナチュ： またまたー。博士ってば、割と頻繁に「そこで同時かーー！」って、頭掻きむしってるじゃないですか。 ストン： ほっとけぃ。肝心なところで出る同時攻撃は、確かに怖いがのう。本当に狙ったダイス目が出せるなら、ＴＣＧやるよりもカジノにでも行くべきじゃな。 ナチュ： まーそーですねぇ。ちぇっ。……おや、なにやら手紙が。……お、博士。来ましたよー、デック診断のお便り。しかも今回はどうやら、後攻デック！ ■デック診断 デック名 　土ドラゴン デック作成者 　ShuUさん デック内容 　　ユニット／合計２４枚 　　　　・《ドライアド》（土／２レベル）×２枚 　　　　・《ナノティラヌス》（土／２レベル）×２枚 　　　　・《花園の歌姫》（土／２レベル）×２枚 　　　　・《ホブゴブリン用心棒》（土／２レベル）×３枚 　　　　・《緑の風の王》（土／２レベル）×３枚 　　　　・《アース・ドラゴン》（土／６レベル）×３枚 　　　　・《オリハルコン・トータス》（土／６レベル）×３枚 　　　　・《ストーン・バジリスク》（土／６レベル）×３枚 　　　　・《マグネティック・エンプレス》（土／８レベル）×３枚 　　戦闘スペル／合計１８枚 　　　　・《エンデュランス》（土）×２枚 　　　　・《グリーン・エンブレイス》（土）×２枚 　　　　・《グリンウィンド・ララバイ》（土）×２枚 　　　　・《サンド・カーテン》（土）×３枚 　　　　・《ニードル・シャワー》（土）×３枚 　　　　・《ブライアー・ピット》（土）×３枚 　　　　・《ペトリフィケーション》（土）×３枚 　　地形／合計８枚 　　　　・《妖精の輪》×３枚 　　　　・《地平線》×３枚 　　　　・《踏みしめる音》×２枚 キーカード 　・ 《アース・ドラゴン》 　・ 《ニードル・シャワー》 　・ 《地平線》 作成者コメント 　モンコレの第一弾に登場し、強力なディフェンダーで恐れられたドラゴン。 　記憶の彼方に封印された時期もありましたが、数年ぶりの復活です。 　しかし、先攻時の低い攻撃力と破棄コンボが弱点。そこで今回登場した《ニードル・シャワー》が強力な助けとなりました。 　厄介な《モーラ》《ワイト》コンボも［対抗不可］で崩せます。 　《サキュバス》《夢魔アルプ》に先攻を取られた場合は？ 　２レベルの即時召喚ユニットが特殊能力と戦闘スペルで助けてくれます。 　「耐性：戦闘スペル」を得ている《緑の風の王》と《花園の歌姫》も優秀です。 　さらに、特殊能力「○地中移動」を《地平線》がサポート。 　敵軍本陣の隣接地形を入れ替えて、スムーズな奇襲ができます。 　《妖精の輪》を入れ替えた挙句に攻め落とすのは痛快です。 　問題は大型飛行ユニットに対して無力なこと。例えば、 《灼熱の魔狼フェンリル》からの《ウォー・ドラム》 《オーシャン・ロード》からの《オーガン・クラッシュ》 《マーブル・トライホーン》の「○甲殻」発動 《キング・グリフォン》の「□キングストライク」 《機械竜グラシア》からの《プリズム・ブレイク》 《デスブリンガー》からの《テラー・ハンド》 　など。 　特に《キング・グリフォン》は《サンド・カーテン》を対抗できないので天敵。 　あんまり使い手を見かけない《アース・ドラゴン》にアドバイスをお願いします。 ストン： ……ふむぅ、《アース・ドラゴン》！　いいのう、ワシは大好きじゃ！ ナチュ： 博士、ドラゴン好きですもんねぇ。いい年こいて。 ストン： ドラゴンへの憧れに年は関係ないわい！　それに、《アース・ドラゴン》は昔っからの相棒なんじゃ。圧倒的な防御力、スペル枠で敵の攻撃を防ぎ、ディフェンダーでドカン！　この快感には、何物も代え難い。 ナチュ： まー、そうですねぇ。後攻仕様のディフェンダーデックは、なにせ攻撃力がもの凄いですからねぇ。 ストン： ShuU殿のデックも、そんなディフェンダーに夢を載せたデックじゃな。破棄能力が少なくない現環境に対応して、スペルや特殊能力を吟味した、新しい土ドラゴンデックと言えるの。 ナチュ： 土は破棄系の能力に対応できないのが泣き所ですもんねぇ……。でも、先行時にも有効に動けるようにしてあるところは、ポイント高いですね。 ストン： さてさて、対応してあるとはいえ、相性の悪い相手も多いからの。改善案や対応策を考えてみようかの。 ナチュ： えー、コメントによると、まず大型飛行ユニットの対策が厳しいとか。 ストン： 策としては、《ミラージュ・パウダー》を入れて《ストーン・バジリスク》と組ませ、「□花粉パワー」と《ペトリフィケーション》のコンボで始末する、という手があるのう。更に対抗された時が怖いが、とりあえず《灼熱の魔狼フェンリル》や《オーシャン・ロード》には対策できるじゃろう。 ナチュ： 上手くその辺りを引けるか、ですけどね。 ストン： 火と土のスペル枠がある《タイガー・リリー》や《マーガレット》を入れて、その辺りの属性に寄せる、という手段もある。《アース・ドラゴン》で戦う時の対策にならんのは口惜しいがのう。 ナチュ： 《オーガン・クラッシュ》とか《プリズム・ブレイク》とかは、《サンド・カーテン》で耐えてください、ってところですかね。 ストン： そうじゃのう。さて、後攻デックの天敵《キング・グリフォン》の対抗不可攻撃、「□キングストライク」じゃが……。 ナチュ： でも「□キングストライク」ってこれ、イニシアチブの修正と同じだけダメージでしょう？　《アース・ドラゴン》を倒すほどのダメージって、なかなか出ないんじゃ……。 ストン： 出た時は困るじゃろ。まあ、それだけイニシアチブ修正を付けた相手を天晴れと讃えてもよいが……せっかくなので、対策案を出そうか。 ナチュ： かなり難しくないですか？ ストン： なんの、そう難しくはない。《グリーン・キャロット》をお供に付けて、イニシアチブに［対抗］して「□元気モリモリ」を《アース・ドラゴン》に使用する。さらにそれに［対抗］して、《アース・ドラゴン》が自らに《サンド・カーテン》を使えばよい。ダメージに耐えるだけなら《エンデュランス》でもいいのう。 ナチュ： う……なるほど。そうすれば、《キング・グリフォン》が動く時には、《アース・ドラゴン》は倒せなくなってますね。 ストン： １レベルの隙間に《モンスター・プラント》でも召喚しておければ、その後の攻撃も耐えやすくなるじゃろ。 ナチュ： なんか、レベルが低いユニットが小細工して大型を防ぐ、ってノリですね。 ストン： ま、《アース・ドラゴン》が６レベルと大きいからのう。それを補うのは、必然的に小型になるわい。 ナチュ： ま、２レベルと６レベルしかいませんもんねー、現状。 ストン： ふむ、そうじゃの。４レベル辺りの中型ユニットを検討してみてもいいかもしれん。デックは安定するはずじゃ。 ナチュ： ４レベルですか。おすすめは？ ストン： 《ユニコーン・ゼブラ》かの。スペル枠、特殊能力ともに優秀じゃ。 ナチュ： 私は《スモーカー・ウータン》もけっこう良いと思いますけどね。ふてぶてしい、このツラ！（笑） ストン： ま、まぁイラストはさておいて、４レベルでは優秀と言えるの。どちらも攻撃に耐えるのに適したユニットじゃからして、《スパイク・ラット》などで攻撃力を補うのも大事じゃな。 ナチュ： ふーむ、今回はなんだか色々出ましたね。博士、土とか好きなんですか？ ストン： ふふ、実を言えばそうじゃ。先攻が得意な『鷹眼の行進歌』や破棄能力に長けた『夢幻の輪舞曲』の登場で、土や後攻メインのデックはやや劣勢かもしれん。じゃが、そういった主流の流れに敢えて反するという意味でも、全国の後攻ファイターには頑張って欲しい。 ナチュ： 次の『復活の破壊神』で、強化されるといいですねぇ。 ストン： む。次のセットでは、土属性にまた強力なドラゴンが追加される予定じゃ。発売したら、是非そちらもチェックして欲しいの。 ナチュ： ではでは。当講座では、更なる強い、あるいは面白い、いろんなデックを募集しますよ！ ストン： また次回！ ←デック診断INDEX