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TOP > 製品情報 > 六門世界(モンコレ) > モンコレ風雲録> 第1回 
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■■ 第 1 回 ■■
記事作成:大井雄紀




 某日。
 日本橋に僕は立っていた。

大井「懐かしい場所だ……」

 今回の筆者である僕こと、大井雄紀はそう呟きながら、後ろにいる心強い仲間を振り返る。

片山「今日の俺は一味違う! なぜなら、寝ていないから!」

 テンション高く宣言する彼は、デモンパラサイトリプレイ 異形たちの街角(インヒューマンズ・スクエア)』(Role&Roll Books)でおなじみ、片山泰宏
 うむ。キミが寝ていないのは知っている。なぜなら、前日僕も一緒に会社に泊り込んだからだ。僕だって寝ていないんだからね!

河端「すいません! 日本橋って初めてで、本気迷子になっちゃいました!」

 遅れてきた爬虫類系イケメンが、謝りながら僕たちにさわやかな笑みを浮かべてみせる。彼は河端潤一。今年(平成21年)にグループSNEに入社した青年だ。
 今回、武者修行に向かうのはこの3人。役者はそろった。

大井「では行こう……戦場へ」

 3人は力強くうなずきあい、戦いの場へ向かった。


 というわけで、今回お邪魔したのはイエローサブマリンなんば3号店」様!
 幅広いカードゲームのシングル販売が魅力的なステキなお店です。
 大会受付を済ませた僕たちは、さっさとデュエルルームへ。その際、なんば3号店様のデュエルルームが改装中で使用できなかったため、「イエローサブマリンなんば店」様に移動しました。
 大会開始30分前。デュエルルームには僕たちしかいませんでした。

片山「このまま誰もこなかったら、俺たちだけで大会するのか?」
河端「あはは、それだとモンコレテストプレイをしにきただけですね」
大井「参加費払い損だな」


 笑いあう3人。
 そして、大会開始10分前

河端「……誰も、きませんね」

 ポツリと呟いた河端くんの一言が、僕たちの胸をえぐります。
 そして大会開始時間。
 お店の人と一緒に、1人の男性が現れました。
 どうやら、大会参加者のようです。
 救世主現る!
 というわけで、この日のモンコレ大会は4人の総当たり戦で行うことになりました。

◆第1戦目 救世主さん

 今回僕が使ったのはデックは《邪髪帝ラクシオス》を中心にした聖魔デック
 対するのは、大会時間ギリギリに現れた男性でした。ここでは仮に救世主さんとしておきましょう。
 救世主さんのデックは《真珠の人魚姫メディア》を中心にした水バランスデック。メデイアの変身能力を最大限に使う、とてもバランスのいいデックです。

大井「メディアだと!? はん! 僕のラクシオス様なら余裕だぜ☆」

 と思っていました。ところが、いつまで経ってもラクシオス様を引きません。救世主さんは早々にメデイアを引き、パーティを完成させます。

大井「早くきてくれ、悟空ー!」

 モンコレテストプレイ中、鍵カードを引かないとき、我らが加藤ヒロノリ大元帥がよく口にする言葉が思わずポロリ。ハゲでヒゲのナ○パ様にいじめられている気分です。
 そうこうしているうちに、あっさり本陣が落とされ負けました。

◆第2戦目 片山泰宏

片山「なぜ、お互いのデック内容を知っている俺たちが戦っているんだろうな」

 2戦目の相手は、片山さん。
 片山さんが使うのは《レッドソニア》《鬼斬りゴンドウ》を中心にしたオーガデックです。
 大の《デスブリンガー》嫌いの片山さん。僕のデックには、さわやかに2枚も《デスブリンガー》が組み込まれていました。
 大戦開始。先攻を取った僕。

大井「ごめん片山さん。本陣に《デスブリンガー》を召喚するわ」
片山「ちょ、やめろやー!!」


 次のターン。

大井「再びごめん。本陣にもう1枚《デスブリンガー》召喚するわ」
片山「……俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」

 意気消沈した片山さん。どうやらカードの引きも悪かった様子。鍵カードを全然引いていませんでした。
 そのまま僕が《デスブリンガー》で本陣を落とし、勝利しました。

◆第3戦目 河端潤一

大井縦社会、という言葉を知っているかね?」
河端「大会終わったら辞書で調べます」
大井「ちっ、空気の読めない後輩め!」

 というわけで、3戦目は河端くん。
 この戦いでちょっと面白かった出来事がありました。
 第1ターン。

大井「僕は本陣に《デスブリンガー》を召喚して終わり。どうぞ」
河端「オレですね? なら、本陣に《デスブリンガー》を召喚します」

 第2ターン。

大井「……僕は本陣に《夢魔の王姫リリス》を召喚する」
河端「……オレも《夢魔の王姫リリス》を召喚します」
大井&河端「同じデックじゃん!」

 河端くんの使っていたのは《夢魔の王姫リリス》《髑髏の騎士》を中心にした、魔デックでした。僕とはちょっと違いますが、中身はよく似ています。
 河端くんが「黒曜蟲対策に入れているんですよー」と言っていた《カース・ディスラプト》が僕のユニットたちに刺さりまくって、あえなく敗退。

◆結果

 楽しい時間はあっさり過ぎ去るもの。
 きゃっきゃうふふふと遊んでいると、いつの間にやら大会も終了してしまいます。
 今回の大会は優勝救世主さん第2位は河端くん第3位が僕第4位が片山さんという結果になりました。

◆最近の流行

『モンコレ風雲録』では、そのとき流行っているデックやカードをご紹介していきます。皆さんの対策に役立てていただければ幸いです。

 今回は参加人数が少なかったので、流行のデックのことはわかりませんでした。救世主さん曰く、今日本橋では「オーク」と《オーガ・パワーブラザーズ》を使ったデックが流行っているようです。
「オーク」で相手の本陣前に進軍し、《トンネル》を張り、《オーガ・パワーブラザーズ》を即時召喚して、相手を固めるらしいです。
 うむ。実に厄介そうだ。なんらかの対策は考えておいたほうがよいでしょう。
 1番の対策はやはり《吹き抜ける風》もしくは《永久凍土》でしょう。

◆最後に

 さて、今回はこんな感じでした。
 だが、次は負けません!
『モンコレ風雲録』はまだまだ続いていくのです!
 今回は第1回目ということもあり、テストプレイヤー3人で参加しましたが、次は違うかもしれません!
 僕だけ、片山さんだけ、河端くんだけが参加することになるかもしれないのです!
 あなたの参加する大会に、僕たちが突然現れることもあるかもしれませんよ!
 どこかの大会に参加するたび、『モンコレ風雲録』は参加した人物が更新する予定ですので、お楽しみに。


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