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TOP > 製品情報 > ソード・ワールド > 「形状:貫通」「形状:突破」のまとめ(ルールの追加を含みます!)

「形状:貫通」「形状:突破」のまとめ
(ルールの追加を含みます!)

 先日発売された『ルールブックIII改訂版』では、ライダー技能の大きな改定が行われました。また、新種族ヴァルキリーが追加されています。
 そうした、目に付く大きなもの以外にも、いくつかの変更点があります。
「形状:突破」の扱いが変更になっているのもその一つです。『ルールブックI改訂版』(または『カルディアグレイス』)によって導入された改定戦闘ルール、特に「簡易戦闘」との齟齬を抑えるための変更ですが、共通処理となる部分の多い「形状:貫通」も加えると、これらについては、ルールの変遷が少なからずあったことになり、ゲームの場に混乱を起こしやすい状況になってしまっています。
 解消のために、「形状:貫通」「形状:突破」について、ここでまとめることにします。なお、「形状:突破」の処理に関するルールの追加を含んでいます。
 このまとめは、
2014年8月末段階で、「基本ルールブック(改訂版)のみ」で遊ぶ場合も込みで、最上位の優先順位を持ちます。

「貫通」と「突破」のイメージ
 貫通のイメージ
 突破のイメージ

目標の視認
 乱戦エリア内のキャラクターを目標にする

効果に「巻き込まれた」対象
 行使者の除外
 《魔法制御》による除外
 「突破」における始点の除外(乱戦エリア外からのみ) ルール追加!
 注意:騎芸【トランプル】

効果の遮断、阻害
 貫通の遮断
 突破の阻害
 構造物と貫通、突破
  
GMガイド:そりゃ、当たってないと嘘だろ

突破に関する注意
 移動方法の宣言を行わない
 同一座標を目標にはできない
 乱戦状態では宣言できない
 宣言が行われたら、即解決
 手番の動作は全力移動を前提
 複数部位のキャラクター、騎乗中の騎手と騎獣は、同時に座標を変更する
 移動妨害を受けない
 効果使用後は移動できない
 1手番に複数回は行えない
 移動や主動作の後には行えない
 複数部位のキャラクター、騎乗中の騎手と騎獣は、すべてが動作を行ったものとする

「簡易戦闘」での貫通と突破
 「簡易戦闘」での貫通
 「簡易戦闘」での突破

「標準戦闘」での貫通と突破
 突破の制限(乱戦エリア内からは不可)

「熟練戦闘」での貫通と突破
 独立状態からの突破

その他の補足事項
 同一座標への貫通
 魔法による突破もまた騎乗状態を継続する
 《影走り》習得者は乱戦状態から「突破」を使用できる
 【トランプル】中の「絡み」は、終点でのみ可
 ところで、補助動作で行える「突破」ってありましたっけ?

 
「貫通」と「突破」のイメージ

 今さらではありますが、「形状:貫通」と「形状:突破」のイメージについての確認です。「言われんでも、わかっているよ」と言いたい人も多いでしょうが、最新のルール環境下ではこのようになっている、ということをまず共通認識とすることは、大事な手順です。
 なお、「形状:貫通」「形状:突破」の魔法を行使したり、特殊能力を使用したりしようとするキャラクターを表す言葉として、ここでは
「行使者」を用います。

貫通のイメージ

 行使者は、目標となる地点(座標)、または、目標となるキャラクター(部位)1体を指定する。「形状:貫通」の効果は、その目標に向かって一直線に飛び、目標となったものを巻きこみ、さらに直進して効果の最大射程まで到達する。効果が通過した位置にあったキャラクターは、効果に巻き込まれた可能性がある。

突破のイメージ

 行使者は、目標となる地点(座標)、または、目標となるキャラクター(部位)1体を指定する。「形状:突破」の効果を使用すると、行使者自身が、その目標の位置まで一直線に全力移動で移動する。そして、終点にいるものを含み経路上のキャラクターを巻き込んで効果を与える可能性がある。

※「形状:突破」は、『ルールブックIII改訂版』(または『ルミエルレガシィ』)により、効果の終点を射程(=全力移動距離)内で任意に決定できるようにルール変更されています。これは、最大の注意点です。



目標の視認

「貫通」「突破」とも、行使者は目標となる地点(座標)、または、キャラクター(部位)の指定から行います。このためには、それを視認できていなければなりません。以下のような場合には、その前提を満たしていないことになります。

・行使者が盲目状態である、あるいは、[暗視]を持たず暗闇にいる。
・目標にしたいキャラクターが透明である。
・目標にしたい地点・キャラクターが、「視線を完全に遮る」と明記されている、または、GMがそう判断する遮蔽物の向こうにある。たとえば、「高い石壁の向こう」など。
・行使者が戦闘特技《鷹の目》やそれに類する能力を持っていないとき、目標にしたい地点・キャラクターが、乱戦エリアや敵性キャラクター(の周囲半径1m)による遮蔽、あるいは、GMが不完全な遮蔽と認めるものの向こうにある。ここで言う不完全な遮蔽とは、「存在が見えなくはないが、一部を隠してしまっている」こと。たとえば、「木立」や「目標キャラクターの大半を隠してしまう高さの壁」が、これに該当する。

 むろん、視覚を完全に代用する感覚器官や能力を行使者が持っているならば、それを利用することができます。裁定はGMが行います。

乱戦エリア内のキャラクターを目標にする

 乱戦エリア内にいるキャラクター(部位)を、その乱戦エリアの外にいる行使者が目標にしようとする場合には、
「誤射」が起こりえる状態であってはなりません
 つまり、乱戦エリア内で目標にしたいキャラクター(部位)と同じ座標に別のキャラクター(部位)がある場合*には、

・魔法行使で効果を及ぼそうとする場合には、戦闘特技《魔法誘導》が必要
・射撃攻撃で効果を及ぼそうとする場合には、戦闘特技《精密射撃》が必要
・その他の特殊能力の場合には、それぞれ個別に条件が設定される。まったく言及がない場合、前記いずれかが必要(どちらでもよい)。

 この前提を満たせない場合、そのキャラクター(部位)を目標として指定することはできません。「誤射」に準じる処理(つまり、別キャラクター、部位が目標に変更される)も行われません。
「目標指定そのものが不能」です。

*「乱戦状態のキャラクター」の座標はすべてが乱戦エリア中心点です。論理上の必然として、乱戦状態のキャラクターを目標にしたいときには、この制限が常にかかることになります。独立状態のキャラクターの場合には、座標を同じくするものがあるときに限り、この制限の対象になります。

 地点(座標)を目標にする場合には、この制限はありません。



効果に「巻き込まれた」対象

「貫通」「突破」の効果を使用するときに、目標をキャラクター(部位)に指定した場合、そのキャラクター(部位)は、必ず効果の対象になります。
 その他で、効果範囲(経路)上にあったキャラクターや構造物は、原則として
1/2の確率で巻き込まれ、効果の対象となります。この判定は、1dを振り、出目1〜3で巻き込まれた、4〜6で免れたとして処理されます。
 その後、巻き込まれた対象は、指示があるならば、生命・精神抵抗力判定や、回避力判定で、効果の軽減や消滅を試みることができます。
 乱戦状態にあるキャラクターは、その乱戦エリアの中心点が効果範囲に含まれている場合、効果に巻き込まれる可能性があります。乱戦エリアの外にいるキャラクター、乱戦エリア内でも独立状態にあるキャラクターは、各々、固有の座標で判断されます。

行使者の除外

「貫通」の効果において、行使者は、「自身」「自身の他の部位」「自身が騎手であるときの、騎乗している騎獣」「自身が騎獣であるときの、自身に騎乗している騎手」を、効果の対象から任意に除外することができます。

「突破」の効果においては、上記のキャラクターや部位は、効果の対象から自動的に除外されます。

《魔法制御》による除外

 戦闘特技《魔法制御》を習得しているキャラクターは、「貫通」「突破」の魔法を行使するさい、効果範囲内の任意のキャラクターを、効果から除外することができます。
 ただし、原則として《魔法制御》は、あくまで「魔法を行使」するときに考慮されるものです。魔法以外の効果においては、除外ができるかどうか、できるとしたら、どういう条件でかは、効果ごとそれぞれ個別に設定されています。〈竜牙の矢/太矢〉(⇒『AW』105頁)のように、このときに、改めて《魔法制御》が条件となることはありえますが、そうした記述がなければ、考慮はされません。

「突破」における始点の除外(乱戦エリア外からのみ) ルール追加!

 この項目は、ルールの追加となります。
「突破」の効果を使用するとき、行使者が
乱戦エリアの外にある場合、始点となる座標にいるキャラクターは、対象から除外されます。
 一方、行使者が乱戦エリア内にある場合には、始点座標にいるキャラクターは、巻き込まれる対象として処理されます。

注意:騎芸【トランプル】

 騎芸【トランプル】(⇒『III改』107頁、『LL』130頁)においても、効果に巻き込まれたかどうかの判定が先に行われます。その後、効果に巻き込まれたすべての対象に、近接攻撃が行われます。



効果の遮断、阻害

「貫通」「突破」とも、一直線(幅2m)という効果範囲に特徴があり、そのために、これを遮られたり、阻害されたりする場合があります。

貫通の遮断

「2mの幅」を止めてしまう地形や物体は、「貫通」の効果を遮断します。それより後ろには、射程距離内であっても、効果は及びません。
 しかし、いかに巨大であっても、「キャラクター」に分類されるものは、原則として貫通の効果を遮断することはありません

突破の阻害

「突破」は、行使者が移動して目標地点(キャラクター)に到達することが前提です。したがって、目標地点(キャラクター)への一直線の経路上に行使者の移動を阻害する条件があれば、それを実行することができません。
 壁などの完全な障害物はもちろん、行使者の移動が「飛行」でなければ、幅跳びで超えられないほどのギャップがあってもなりません。
 ただし、いかに巨大であっても、「キャラクター」に分類されるものは、原則として突破の効果を阻害することはありません

構造物と貫通、突破

 防護点とHPを持つ「構造物」が貫通の効果を遮断したり、突破の阻害になるかどうかは、その大きさからGMが裁定します。

GMガイド:そりゃ、当たってないと嘘だろ

 GMは、貫通を遮断すると判断した構造物は、それ自身が目標ではなかった場合でも、1/2の確率ではなく、必ず貫通の効果の対象となると裁定してください。



突破に関する注意

 効果の中に、行使者自身の(全力)移動を含む「突破」は、特殊な処理が必要となります。

移動方法の宣言を行わない

「突破」を使おうとするキャラクターは、手番において移動方法の宣言を行わず、その効果の使用を宣言します。

同一座標を目標にはできない

「突破」の目標となる地点、キャラクターは、行使者の座標と同一であってはなりません。

乱戦状態では宣言できない

 乱戦状態にあるキャラクターは、「突破」の効果の使用を宣言することはできません。

宣言が行われたら、即解決

「突破」の効果の使用が宣言されたら、ただちに解決します。
 効果解決後、行使者自身の次の手番開始時まで、行使者は「全力移動」を行ったものとしてペナルティ修正を受けねばなりません。

手番の動作は全力移動を前提

「突破」の効果を使用する場合、手番において行える動作は、全力移動を前提としたもののみです。
 効果使用後に制限を受けるのはもちろんのことですが、練技や賦術など、全力移動中に行えない補助動作を先に行ってしまった場合、「突破」の効果は使用できなくなります

複数部位のキャラクター、騎乗中の騎手と騎獣は、同時に座標を変更する

「突破」の効果が使用されたら、複数部位のキャラクターの全部位、騎乗中の騎手と騎獣の全部位は、突破の目標座標まですべて移動します。

移動妨害を受けない

「突破」の効果は移動妨害(⇒『I改』180頁、『CG』126頁)を受けません。

効果使用後は移動できない

 原則として、「突破」の効果を使用した場合、その後に移動はできません。1手番に複数回の移動を許す極めて特殊な効果を受けている場合には、この限りではありません。

1手番に複数回は行えない

 補助動作として行えるものであったり、行使者に追加で主動作を行う権利があったりしても、突破の効果は1手番に1回までしか使えません。
 突破の効果を使用した後、行使者に追加で主動作を行う権利があるならば、別に何かの主動作を行うことは可能です。

移動や主動作の後には行えない

 その手番に移動や主動作を行ってしまった後には、補助動作として行えるものであったり、行使者に追加で主動作を行う権利があったりしても、「突破」の効果を使用することはできません。
 複数部位のキャラクターや、騎乗中の騎手と騎獣においては、いずれかの部位(キャラクター)1つでも主動作を行ってしまったあとでは、他のいずれの部位、騎手、騎獣とも「突破」の効果を使用することはできません

複数部位のキャラクター、騎乗中の騎手と騎獣は、すべてが動作を行ったものとする

 複数部位のキャラクターや、騎乗中の騎手と騎獣においては、「突破」の効果を使用した場合、そのすべてが、動作(主・補助の別は効果の定義による)を行ったものとされます。



「簡易戦闘」での貫通と突破

「簡易戦闘」での貫通

「簡易戦闘」において「貫通」の効果を使用するときは、

・自軍後方エリアから、前線エリアまたは前線エリア内のキャラクターに向けて放つ
 射程20m以上の場合には、敵軍後方エリアまで及ぶ
・自軍後方エリアから、敵軍後方エリアまたは敵軍後方エリア内のキャラクターに向けて放つ
 
射程20m以上が必要
 前線エリアも巻き込まれる
 前線エリア内に敵性キャラクターがいるならば、
《鷹の目》が必要
・前線エリアから、敵軍後方エリアまたは敵軍後方エリア内のキャラクターに向けて放つ

 この3パターンが考えられます。いずれの場合とも、エリア1つを同一の座標とみなし、処理を行います。すなわち、そのエリアに「貫通」の効果が及んでいれば、エリア内のキャラクターはすべて効果に巻き込まれる可能性があります。
 ただし、「簡易戦闘」に限っては、次の規則が発生します。

「行使者のいるエリアが乱戦エリアでない場合、そのエリア内の任意のキャラクターを対象から除外できる」

 基本的には、自軍後方エリアから「貫通」の効果を使用するときに適用されることが多いルールです。同じ後方エリアにいる味方には被害を及ぼさず、「貫通」の効果を使用できます。

「簡易戦闘」での突破

「簡易戦闘」では、敵性キャラクターのいるエリアを超えて前進することが禁止事項になっています。前線エリアに敵性キャラクターがいる場合、「突破」の効果を持ってしても、敵軍後方エリアへ進むことはできません。
 よって、「突破」が使われる場合、大前提として

「自身の存在するエリアに、敵性キャラクターがいてはならない」

 という制限が入ります。その上で、次の各パターンがあります。

・自軍後方エリアから、前線エリアまたは前線エリア内のキャラクターを目標にする
・自軍後方エリアから、敵軍後方エリアまたは敵軍後方エリア内のキャラクターを目標にする
 
前線エリアに敵性キャラクターがいてはならない
 
射程20m以上が必要
・前線エリアから、敵軍後方エリアまたは敵軍後方エリア内のキャラクターを目標にする

 いずれの場合とも、エリア1つを同一の座標とみなし、処理を行います。すなわち、そのエリアが「突破」の経路、または、終点であった場合、エリア内のキャラクターはすべて効果に巻き込まれる可能性があります。
 なお、最初に行使者のいるエリアのキャラクターは、「『突破』における始点の除外(乱戦エリア外からのみ)」の追加ルールにより、対象から除外されます。



「標準戦闘」での貫通と突破

「標準戦闘」で「貫通」や「突破」の効果を用いるときは、その座標より前へ向かうか後ろへ向かうかの2つしかありません。いずれも、目標地点、または、目標キャラクターの座標に依存します。
 そして、終点(目標の座標)と、始点(行使者の座標)と終点の間の座標にいるすべてのキャラクターが効果に巻き込まれる可能性があります。
 効果の始点は、
「貫通」では巻き込まれる対象となり、「突破」では原則除外されます。

突破の制限(乱戦エリア内からは不可)

 乱戦状態のキャラクターは「突破」の効果を使用することができません。そして、「標準戦闘」では、乱戦エリア内にいるキャラクターは、自身の手番開始時に自動的に乱戦状態になります。そのため、乱戦エリア内から「突破」を使用することはできません。



「熟練戦闘」での貫通と突破

「熟練戦闘」で「貫通」「突破」の効果を使うときは、行使者の座標から目標地点や目標キャラクターへ直線を引いて、効果範囲を確かめます。効果範囲は、その直線(「貫通」なら最大射程まで、「突破」なら目標の座標まで)の左右1mずつ、合計2m幅です。その細長い長方形に含まれる座標にいるキャラクターが、効果に巻き込まれる可能性があります。

独立状態からの突破

「熟練戦闘」において、独立状態のキャラクターが「突破」の効果を宣言した場合、それは、即座に解決され、このとき、移動妨害を受けることはありません
 独立状態から「突破」を使用した場合には、行使者の座標(始点)にあったキャラクターは、効果の対象となります。



その他の補足事項

同一座標への貫通

 行使者が自身と同じ座標や座標にいるキャラクターを目標として「貫通」の効果を使用した場合、それが向かう方向はGMが任意に定めます
「熟練戦闘」では、GMはなるべく他者を巻き込まない方向に向かったものとして処理します。
「簡易戦闘」「標準戦闘」では、他のエリア・座標には、効果はいっさい及ばないとしてください。
「熟練戦闘」をベースに、スクエアやヘクスで座標を管理している場合には、無作為に方向を決定してもかまいません。

魔法による突破もまた騎乗状態を継続する

「形状:突破」である魔法――現状では、【オフェンティック・ファイア】(⇒『III』123頁、『WT』57頁)と【ヴェノムエスパーダ】(⇒『CG』57頁)が該当します――を行使した場合、騎手が使用した場合であれ、騎獣が使用した場合であれ、騎乗状態は継続されます。
 複数部位のキャラクターである場合も含め、これらの魔法を行使するときにMPの追加などはありません。しかし、この場合、
すべての部位・騎手・騎獣の部位が「主動作を行った」とされることには注意してください。

《影走り》習得者は乱戦状態から「突破」を使用できる

 戦闘特技《影走り》を習得しているキャラクターは、乱戦状態からでも「突破」の効果を使用できます。乱戦エリア内からの使用ですので、始点=乱戦エリア中心点は効果の対象となり、乱戦状態のキャラクターはすべて巻き込まれる可能性があります。
 ただし、
「簡易戦闘」では、「敵性キャラクターの向こうには行けない」という制限から、味方のほうに戻ることしかできません。注意してください。「標準戦闘」での制限は完全に解除されます。
 騎乗状態の場合、騎手・騎獣ともに《影走り》を習得していなければ、この恩恵を受けることはできません。
 なお、魔神ダルグブーリー(⇒『II』299頁、『BT』151頁)の「○影渡り」は、この目的には合致しません。

【トランプル】中の「絡み」は、終点でのみ可

「突破」は
移動を完遂できることが前提です。騎芸【トランプル】によって近接攻撃を行うときには、命中により「特殊効果:絡み」が発生する攻撃方法は、始点や経路途中では選択できません
〈ウィップ〉など「特殊効果:絡み」を発生させないことを選択できる攻撃ならば、実行可能です。もちろん、そのときには「特殊効果:絡み」を発生させてはなりません。
 目標座標(終点)では、「特殊効果:絡み」を発生させることができます。当たり前ですが、1つの絡み武器で絡められるキャラクターは、原則として1体だけです。

ところで、補助動作で行える「突破」ってありましたっけ?

 この記事での「突破に関する注意」のパートには、「補助動作として行えるものであったり」など、補助動作で使用できる突破の効果の存在を示唆するような記述が何度か登場しています。
 しかし、現状では補助動作で行える「突破」の効果は存在しないはずです。将来に追加されたり、何らかの効果の組み合わせによって発生したりする可能性を考慮し、先のような記述が行われています。





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