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TOP > 製品情報 > ソード・ワールド > 『SW2.0 プレイヤーズ・ハンドブック ザルツ博物誌』流派FAQ

『ソード・ワールド2.0 プレイヤーズ・ハンドブック ザルツ博物誌』
流派FAQ

 ここにまとめてあるのは、『ソード・ワールド2.0 プレイヤーズ・ハンドブック ザルツ博物誌』(以下『ザルツ博物誌』における、流派に関する補足説明で、Q&A形式を取っています。流派装備や秘伝の中には、運用時にどう処理してよいのか、GMやプレイヤーを悩ませることになるものがあります。それらは、主に細かな特定条件で発生することであり、そのいちいちを説明文中に書くことは、いたずらに分量を拡大し、大事な部分を理解する妨げになりかねません。
 そのため、各説明文は、必要最低と思われるだけに留め、特定条件で発生する事象に関する補足は、ここにまとめる形を取りました。
 流派を導入し、運用していく中で疑問を感じた場合、ここに書いてあることを確認してみてください。

 
 全般
 
【クラウゼ流一刀覇王剣】
 【ファイラステン古流ヴィンド派(双剣の型)】
 【ベネディクト流紳士杖道】
 【ハーデン鷹爪流投擲術】
 【クウェラン闇弓術改式】
 【エイントゥク十字弓道場】
 
 【ジアンブリック攻盾法】
 【ルキスラ銀鱗隊護警術】
 【ティルダンカル古代光魔党】
 【カサドリス戦奏術】
 【ファルネアス重装馬闘技】
 
【タマフ=ダツエ流浪戦瞳】

 



全般
Q1 『ソード・ワールド2.0 プレイヤーズ・ハンドブック フェイダン博物誌』(以下『フェイダン博物誌』)と『ザルツ博物誌』との秘伝のルールには、違いがありますか?
A1  はい、あります。ただし、原則は同じで、言葉の違いのみに注意すれば問題ありません。
『ザルツ博物誌』の秘伝ルールは、『フェイダン博物誌』のそれを拡張したものになっています。具体的には、『フェイダン博物誌』の秘伝は、すべて、『ザルツ博物誌』で
「戦闘特技変化型」秘伝とされるものに該当します。
 秘伝のバリエーションを増やすにおいて、『ザルツ博物誌』では
「独自型」秘伝という概念が追加されています。また、秘伝習得の前提が、他秘伝だけでなく、戦闘特技などとなるケースも発生しています。
『フェイダン博物誌』での秘伝は、『ザルツ博物誌』の「戦闘特技変化型」秘伝として処理されれば、まったくゲーム処理上の齟齬を発生させません。このとき、
「対応特技」という用語が、『ザルツ博物誌』では「基礎特技」と変わっていることのみ、留意してください。
Q2  各種の流派での秘伝習得において、前提に《武器習熟/**》《武器習熟II/**》がある場合、《武器の達人》で代用できますか?
A2  はい、代用できます。
 秘伝の前提として、武器習熟系の戦闘特技が指定されている場合、《武器の達人》は、それらすべての代用とすることができます。
Q3  各種の流派での秘伝習得において、前提に《武器習熟/**》がある場合、その特技を持たず、秘伝習得だけしておき、【ウェポンマスター】によって特技を得て使用するということはできますか?
A3  いいえ、できません。
 秘伝習得の前提となる条件は、恒久的に満たされていなければなりません。



【クラウゼ流一刀覇王剣】

 この流派に関する補足説明はありません。
 



【ファイラステン古流ヴィンド派(双剣の型)】
Q1  戦闘特技《双撃》を習得しているキャラクターが、《乱風・双手分撃》を使用、片方に《挑発攻撃》を選んだ上で、別々の対象に攻撃を行いました。この場合、《挑発攻撃》の効果を受けるのは、その武器で攻撃された対象のみですか? 複数部位のキャラクターの別々の部位を攻撃した場合でも?
A1  はい、《挑発攻撃》の効果を与えた武器で攻撃したキャラクター(部位)のみです。
Q2 《乱風・双手分撃》で戦闘特技を選ぶとき、流派秘伝を選んでもかまいませんか?
A2  はい。ただし、GMの認可が必要です。
 GMは、説明にある戦闘特技を基礎特技とする各種の変化型秘伝(『フェイダン博物誌』の秘伝を含む)も、《乱風・双手分撃》で選べるものとしてかまいません。
 ただし、
【ライロック魔刃術】(⇒『フェイダン博物誌』30頁)の《魔光壁》を選ぶことはできないとしてください。また、同一の戦闘特技や、基礎特技(対応特技)が同一である変化型秘伝組み合わせて選ぶことはできません
 独自型秘伝を選べるかどうかは、それごとGMが決定します。
Q3 《衝風・捨身相殺》指定されたキャラクターは、必ず秘伝使用者に攻撃を行わなければなりませんか?
A3  いいえ、その必要はありません。
 指定キャラクターは、秘伝使用者以外へ攻撃してもかまいませんし、魔法の行使など他の行動を行ってもかまいません。
Q4 《衝風・捨身相殺》使用者は、必ず指定キャラクターに攻撃をしなければなりませんか?
A4  いいえ、その必要はありません。
 他のキャラクターに攻撃を行うことも、魔法の行使など他の動作を行うことも可能です。
Q5 《衝風・捨身相殺》使用者を、他者が《かばう》ことは可能ですか?
A5  はい、可能です。
Q6 《衝風・捨身相殺》使用者が、アイテム〈決死の鉢巻き〉(⇒『AW』121頁)を装備していた場合、《捨て身カウンター》は可能ですか?
A6  はい、可能です。
 この場合、《衝風・捨身相殺》で指定したキャラクターからの攻撃に対しても、《捨て身カウンター》の効果を得ることができます。
Q7 《ファストアクション》の効果で、キャラクターが2回の主動作を行える場合、《連風・虎視伏竜》を宣言しつつ、かつ、1回(両手で計2回)だけ、近接攻撃を行えますか?
A7  はい、可能です。近接攻撃に限らず、他の主動作でもかまいません。
 これは、《ファストアクッション》のみならず、《ヘイスト》追加の主動作を行える場合も、それを自由に行ってかまいません。
《連風・虎視伏竜》の宣言は、近接攻撃1回分の権利を放棄することと引き替えです。
《バトルマスター》習得者が、《マルチアクション》と同時に宣言していた場合、魔法の行使も可能です。
Q8 《ファストアクション》の効果で、キャラクターが2回の主動作を行える場合、いっさい主動作を行わず、代わりに《連風・虎視伏竜》を2回分、宣言することは可能ですか?
A8  いいえ、できません。
 秘伝使用者に近接攻撃機会が2回以上あっても、
「複数の近接攻撃機会を同時に放棄し、複数のカウンターの権利を持つ」ことはできません
Q9  2回以上の主動作が行え、かつ、《バトルマスター》も習得しているキャラクターは、《連風・虎視伏竜》【ライロック魔刃術】(⇒『フェイダン博物誌』30頁)の《魔光壁》同時に宣言することができますか?
A9  いいえ、できません。《魔光壁》の宣言は、すべての主動作放棄が条件であり、《連風・虎視伏竜》の条件である「近接攻撃1回分の権利」も残してくれません。
Q10 《連風・虎視伏竜》を宣言したラウンドに、《カウンター》〈決死の鉢巻き〉による《捨て身カウンター》の効果を得ることはできますか?
A10  いいえ、できません。
《連風・虎視伏竜》を宣言したラウンドには、これら、他のカウンター系の効果を得ることはできません。
Q11 《バトルマスター》習得者は、《衝風・捨身相殺》《連風・虎視伏竜》同時に宣言することは可能ですか? 可能だとしたら、その場合の処理はどうなりますか?
A11  はい、可能です。
 ただし、
《衝風・捨身相殺》で指定したキャラクター(部位)からの攻撃は、「サイコロを振らず自動命中」ですので、《連風・虎視伏竜》によるカウンターの対象とすることはできません。
 他のキャラクター(部位)からの攻撃であれば、《連風・虎視伏竜》の対象とできます。



【ベネディクト流紳士杖道】
Q1 《慈悲深き紳士の心》は、知力18以上、あるいは、「知能:高い」とされるキャラクターにも効果がありますか?
A1  はい、効果があります。



【ハーデン鷹爪流投擲術】
Q1 《旋鷲》で、《双撃》習得者が、複数の対象を狙うことは可能ですか? その場合、どのように処理しますか?
A1  はい、可能です。
 この場合、秘伝使用者は、
《旋鷲》の対象として1体のみか、2体ともか、どちらかを選んで宣言します。
 そして、
選んだ対象に近づく移動はできず、選んだ対象に投擲攻撃する武器のみ、射程延長の効果を受けます。
Q2 《双撃》習得者が《旋鷲》を宣言、片手では投擲攻撃もう片手では別のキャラクターに近接攻撃を行うことは可能ですか?
A2  はい、可能です。
 前項の通り、《旋鷲》の対象には、1体だけを選ぶことが可能であり、
そちらに近づかないという制限を守るなら、別のキャラクターと同じ(または、それが存在する乱戦エリア中心点)座標に移動し、近接攻撃を実行することができます。
Q3 《ファストアクション》などで、複数回の主動作を行える場合、《旋鷲》での投擲以外の主動作を行えますか?
A3  はい、可能です。
《旋鷲》を宣言した場合、
必ず1回は、対象として指定したキャラクター投擲による攻撃を行わねばなりませんが、その他にも主動作が可能であるなら、別のことを行ってもかまいません。
Q4 《ファストアクション》&《双撃》&「手元に戻ってくる投擲武器」のような条件が重なったなら、3体、4体を対象に《旋鷲》を宣言できますか?
A4  はい、可能です。
 
秘伝使用者が実行可能な投擲攻撃の機会の数に応じて、対象を選ぶことができます。
 もちろん、選んだ対象のどれにも近づく移動はできず、それらには必ず1回は投擲攻撃を行わねばなりません。
Q5 《縮地》習得者は、《旋鷲》全力移動で行うことは可能ですか?
A5  はい、可能です。
 この場合、30m、または、キャラクターの全力移動距離の、
より短い距離まで移動することができ、その距離を射程に加えます。
Q6  シューター技能のみを習得しているキャラクターでも、《鋼鷹》近接攻撃武器を投擲できますか?
A6  はい、可能です。
Q7 《鋼鷹》を習得しているキャラクターは、練技【バルーンシードショット】近接攻撃武器を投擲できますか?
A7  はい、可能です。
Q8 《鋼鷹》近接攻撃武器を投擲する場合、《武器習熟》によるダメージ追加は発生しますか?
A8  はい、発生します。
 
その武器の本来のカテゴリに応じて、ダメージは追加されます。
 あるいは、《武器習熟/投擲》《武器習熟II/投擲》でも、ダメージの追加が起こります。
 ただし、本来カテゴリの《武器習熟》分と、《武器習熟/投擲》分とが
累積することはありません。両方を習得していても、どちらか片方のカテゴリに関する《武器習熟》分しか加算できません。
Q9 《鋼鷹》近接攻撃武器を投擲する場合、武器のランクに必要な《武器習熟》《武器習熟II》を習得していなくても、「必要筋力を+10して使用可能」(⇒『ルールブックII』36頁)のルールは適用されますか?
A9  はい、適用されます。
 判断は、その武器の本来のカテゴリと《武器習熟》《武器習熟II》との対応で下されます。
Q10 《武器習熟/投擲》習得者が、〈インジェクター〉〈カイエンベノム〉を仕込んで《凶烏》《影矢》で投擲した場合、消費される〈カイエンベノム〉は1つですか、2つですか?
A10  1つです。《凶烏》または《影矢》で投擲した場合、命中は1回だけと解釈されます。
 ただし、毒を仕込んだ〈インジェクター〉を投擲する場合、
2つともにまったく同じ毒を仕込んでいなければなりません。すなわち、片方だけに毒を仕込む、あるいは、〈カイエンベノム〉+〈レッドカイエンベノム〉という組み合わせはできません。



【クウェラン闇弓術改式】
Q1 《闇之壱・虚心穿》を宣言したとき、自身の回避力判定にペナルティ修正は発生しますか?
A1  いいえ、発生しません。
Q2 《闇之弐・凶運命》は、独立状態のキャラクターを対象として行えますか?
A2  いいえ、行えません。
 対象は、
乱戦状態のキャラクターに限られます
Q3 《闇之番外・三首蛟》は、自身が乱戦エリア内にいることが前提ですか?
A3  はい、そうです。
 独立状態、乱戦状態は問いませんが、
秘伝使用者自身乱戦エリア内にいなければ、この秘伝は宣言できません



【エイントゥク十字弓道場】
Q1 〈アサルトクロスボウ〉〈太矢〉を装填したい場合、そのラウンドは通常移動全力移動が可能ですか?
A1  はい。ただし、装填のしかたによって許される移動方法は異なります
 1段階めまで弦を引く装填は、全力移動でも行えます。
 2段階めまで弦を引きたい場合には、通常移動までしかできません。
Q2 クロスポインター〉を装備している状態で、制限移動を選んだ場合、3mの移動ができますか?
A2  いいえ、できません。
 制限移動で移動できる距離は、
「3m、ないし移動力mのより短いほうです(⇒『I改訂版』173頁、『CG』124頁)。
Q3 〈クロスポインター〉を装備している状態のキャラクターが、強制的に座標を移動させられる効果を受けた場合、どうなりますか?
A3 〈クロスポインター〉の装備が解除された状態(荷物として携行している状態)となり、キャラクターは新たな座標に移動します。
Q4 《ニーショット》複数の部位を持つキャラクターに対して使用することはできますか?
A4  はい、できます。
 この場合、
移動に使う脚それに類する器官を持つ部位を対象にしなければなりません。複数の部位がそれを持っているならば、そのうちのどの部位でも対象にできます。複数の部位に《ニーショット》の効果を与えた場合、それらはすべて累積するものとして、キャラクター全体の移動力に影響します。
Q5  車輪によって移動しているキャラクターは《ニーショット》の対象にできますか?
A5  いいえ、できません。
Q6 ウェイティングショット》を使用した場合、クリティカル値の上昇(悪化)はありますか?
A6  いいえ、ありません。
Q7 《ウェイティングショット》において、「対象が『そのラウンド、それまでに回避力判定に成功した回数』」での「そのラウンド」の時間範囲は、秘伝使用者の直前の手番終了から手番開始直前までですか? それとも、陣営全体の手番が交替してから、秘伝使用者の手番開始前までですか?
A7  後者の、「陣営全体の手番が交替してから、秘伝使用者の手番開始前まで」です。
Q8 《ウェイティングショット》で勘定する「回避力判定の成功」には、【ブリンク】による回避や、《カウンター》の成功、味方に《かばう》を使ってもらった場合は含まれますか?
A8  含まれるものと含まれないものがあります。
【ブリンク】による回避は、
回避力判定を自動成功する効果なので、含まれます
《カウンター》《かばう》の効果は、
回避力判定を行いませんから、含まれません
Q9 《ファストアクション》や、〈インスタントボウガン〉(⇒『AW』84・102頁)の使用などで、《ウェイティングショット》2回の攻撃を行った場合、1回目の攻撃をはずしたら(相手に回避力判定に成功されたら)、2回目の命中力判定には、さらに+1の上乗せがありますか?
A9  はい、あります。



【ジアンブリック攻盾法】
Q1 《打ち砕く鋼の進撃》では、基礎特技である《全力攻撃》「ダメージ+4、回避力−2」の効果は発生しますか?
A1  いいえ、発生しません。
 攻撃が命中すれば、通常通りのダメージ決定を行います。秘伝使用者に対する回避力判定へのペナルティ修正もありません。
Q2 「簡易戦闘ルール」《打ち砕く鋼の進撃》を使った場合、どうなりますか?
A2 「簡易戦闘ルール」では《打ち砕く鋼の進撃》の効果は発生しません
Q3  まだ乱戦エリアが存在しない状態、つまり、近接攻撃を最初に行うときに、《打ち砕く鋼の進撃》を使ったらどうなりますか?
A3  攻撃を実行した座標から任意に1mずらした位置を中心として、乱戦エリアが発生します。もちろん、そこで秘伝使用者とその攻撃対象とが乱戦状態になっています。
Q4  たとえば崖際などで《打ち砕く鋼の進撃》を用い、乱戦エリア中心点を空中に移動させることはできますか?
A4  いいえ、できません。
《打ち砕く鋼の進撃》で動かせる乱戦エリア中心点は、
通常に戦闘をした場合に取り得る座標に限られます
Q5  移動不可の効果を受けているキャラクターを対象として《打ち砕く鋼の進撃》を使った場合にはどうなりますか?
A5  2つのケースがあります。
 強制的な移動(座標の変更)ならば受け得るとGMが判断する状態
(気絶や睡眠、〈絡み〉武器での移動不可など)ならば、乱戦エリア中心点とともに、攻撃対象も移動します。
 強制的な移動も起こらないとGMが判断する状態
(地面や建造物に束縛されているなど)では、《打ち砕く鋼の進撃》の効果そのものが発生しません
Q6  たとえば、ゴーストシップドラゴンフォートレスなどを攻撃対象として《打ち砕く鋼の進撃》を使用した場合でも、その効果は発生しますか?
A6  はい、発生します。
 
キャラクターを対象とする場合には、その部位数や大きさは考慮しないとしてください。



【ルキスラ銀鱗隊護警術】
Q1  各秘伝において、「対象:1体」の魔法を《魔法拡大/数》同時に複数に行使された場合にも、効果は及びますか? その場合、秘伝の使用者も最初の対象に含まれていたら、2回のダメージを受けることになりますか?
A1  秘伝の使用者自身もまた、対象に含まれていたかどうかによって変わります。
 秘伝使用者が対象に含まれていなかったなら、秘伝の効果が現れます。
 秘伝使用者も対象に含まれていたら、秘伝の効果は現れません。ただし、秘伝の宣言自体は有効なままです。その後に機会があれば、秘伝の効果は現れます。
 この処理は、魔法だけでなく、それに準じる(1体対象のものを同時に複数に行っているとみなせる)特殊能力に対しても同様です。
Q2  各秘伝において、戦闘特技《鉄壁》習得者は、前記のケース(「対象:1体」を同時に複数の魔法や効果)で、同時に複数のキャラクターを秘伝の効果で肩代わりできますか?
A2  いいえ、できません。
《鉄壁》習得者の場合でも、こうした
同時に行われた魔法や効果では、それごと、1体のキャラクターしか、肩代わりをできません。誰の身代わりとなるかは、秘伝使用者が選択します。
 秘伝使用者自身もまた魔法や効果の対象であったなら、
秘伝の効果そのものが発揮されませんQ1参照)。
Q3 「対象:○mの空間/△」の(最大対象数を持つ)魔法や効果を受けたとき、秘伝使用者が《魔法制御》や、単純に無作為にはずれたなどで、対象とならず、一方、秘伝で肩代わりしようとしたキャラクターは対象に含まれていた、という場合、秘伝の効果は発生しますか?
A3  いいえ、発生しません。
 ただし、GMはローカル・ルールとして、秘伝の効果が及ぶとしてもかまいません。その場合でも、
秘伝使用者自身が対象に含まれているケースでは、認めるべきではありません
Q4  各秘伝では、習得の前提に《防具習熟/盾》《防具習熟II/盾》がなく、装備限定にAランクやSランクの〈盾〉である〈銀麟の盾〉〈銀麟の煌盾〉が指定されています。秘伝の習得自体に《防具習熟/盾》《防具習熟II/盾》は不要なのですか?
A4  はい、不要です。
 ザイア特殊神聖魔法【カバーリング】によって、《防具習熟/盾》《防具習熟II/盾》を得れば、〈銀麟の盾〉〈銀麟の煌盾〉を使用でき、秘伝もまた使用可能になります。
 なお、〈銀麟の盾〉〈銀麟の煌盾〉が秘伝を使用可能とする効果は
ランク効果であるため、必要筋力を+10計算して装備した場合では、各秘伝は使用可能とはなりません。



【ティルダンカル古代光魔党】
Q1 《ティルダンカル光魔再起》《ティルダンカル光魔稠密》を、他の《魔法拡大/**》と組み合わせて使用するとき、消費MPの増加分は、どのように計算しますか?
A1  先にこれらの秘伝によるプラス分を足し、後に他の拡大による乗算を行います。たとえば、この2つの秘伝を用いた上で、《魔法拡大/距離》で距離を3倍に拡大する場合、実際に消費されるMPは、
「(『本来の消費MP』『2』『《光魔稠密》で増やす対象数×2』×3となります。
Q2 《ティルダンカル光魔二条》を使用するとき、対象を1体とするか2体とするかで消費MPは変わりますか?
A2  いいえ、変わりません。
《ティルダンカル光魔二条》は、本来の消費MPのまま、対象を1体か2体、任意に選んで行使します。
Q3 「形状:射撃」の魔法を、《ティルダンカル光魔二条》乱戦状態にある2体を選んで行使する場合、《魔法誘導》を習得していなければ誤射しますか? 誤射する場合の処理は?
A3  はい、誤射します。
 このときは、
対象を2体、無作為に選んでください。対象は必ず異なるキャラクター(部位)でなければなりません。
Q4 《バトルマスター》習得者は、《ティルダンカル光魔二条》《魔法拡大/数》同時に宣言できますか?
A4  はい、できます。
《魔法拡大/数》は、《ティルダンカル光魔二条》を習得する「前提」にはなっていますが、それの
「基礎特技」ではありません
Q5  前記のケースで、《ティルダンカル光魔二条》《魔法拡大/数》2倍に拡大した場合、3体を対象とできますか?
A5  はい、できます。
 この場合、4体までの任意の数の対象を取ることができます。



【カサドリス戦奏術】
Q1 《線上を歩く者》および《言の葉は破れ散る》の効果を得られる条件である「何らかの呪歌の効果範囲内にいる場合」は、他のバードや、ペットによる呪歌の範囲であっても成立しますか?
A1  はい、成立します。
 この条件は
奏者をまったく問いません自身のペット他のバード他のバードのペット〈ミュージックシェル〉(⇒『AW』91・111頁)によるものなど、いずれによる呪歌の効果範囲内であってもかまいません。
Q2 《線上を歩く者》および《言の葉は破れ散る》の効果を得られる条件である「何らかの呪歌の効果範囲内にいる場合」は、その呪歌に対する精神抵抗力判定に成功している状態でも認められますか?
A2  はい、認められます。
Q3 《線上を歩く者》および《言の葉は破れ散る》の効果を得られる条件である「何らかの呪歌の効果範囲内にいる場合」は、呪歌がまったく聞こえない状態でも認められますか?
A3  いいえ、認められません。
 秘伝使用者に呪歌が聞こえている必要があります。
Q4 〈マナドーラ〉〈マナドリン〉を楽器として呪歌を演奏中に《我、今日に生きはせず》を使用、さらに特殊効果「ファイナルストライク」でこれらの楽器を破壊した場合、呪歌の効果は継続されますか?
A4  いいえ、されません。
 該当の楽器が破壊された時点で、呪歌は中断されたものとして扱われます。
Q5 《我が魔琴は静に咽ぶ》を使う場合、呪歌の達成値には影響はないのですか?
A5  はい、ありません。
《我が魔琴は静に咽ぶ》で達成値にペナルティ修正を受けるのは、
魔法の行使判定のみです。
Q6 《我が魔琴は静に咽ぶ》を使う場合、〈魔法の発動体〉などは、別個用意しなければなりませんか?
A6  はい。用意する必要があります。
 なお、〈マナドーラ〉〈マナドリン〉は
武器にも分類されるので、+100Gすることで、〈魔法の発動体〉とすることが可能です。



【ファルネアス重装馬闘技】
Q1 《巨象守護の型》で、騎手が《かばう》を行わない、あるいは、騎獣の部位に《かばう》を行わないものがあってもかまいませんか?
A1  はい、かまいません。
《巨象守護の型》では、
騎手騎獣の各部位それぞれにおいて、《かばう》を行うかどうかを決めることができます。
Q2 《巨象守護の型》で、騎手や騎獣の各部位が、それぞれを《かばう》の対象とする、つまり、かばい合うような宣言をすることはできますか?
A2  はい、できます。
Q3 《獣王乱舞の型》で、騎手が《挑発攻撃》を行わない、あるいは、騎獣の部位に《挑発攻撃》を行わないものがあってもかまいませんか?
A3  はい、かまいません。
《獣王乱舞の型》では、
騎手騎獣の各部位それぞれにおいて、《挑発攻撃》を行うかどうかを決めることができます。
Q4 《獣王乱舞の型》で、騎手や騎獣が複数、同一のキャラクター相手に《挑発攻撃》を行うことはできますか? できる場合はどのように処理しますか?
A4  はい、できます。
《挑発攻撃》を受けたキャラクターは、
《挑発攻撃》による命中を与えたキャラクター(部位)から任意に選んで、自身の攻撃の対象とします。
《挑発攻撃》を受けたキャラクターが「同時に」複数の攻撃を行える場合、
《挑発攻撃》による命中を与えたキャラクター(部位)を攻撃しないまま、他のキャラクターを攻撃することはできません。《挑発攻撃》による命中を与えたキャラクター(部位)すべてに攻撃を行っても、さらに攻撃を行う権利を持っているなら、それらとは別に追加の対象を選ぶことができます。



【タマフ=ダツエ流浪戦瞳】

 この流派に関する補足説明はありません。
 



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