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日々つれづれ 08年01月
テーマ 「 8 (はち) 」

【01月30日 諸星崇】

 年末に「カレーシャンメリー」を事務所に持ち込んで、居合わせた人たちにイヤな顔をされた諸星です、こんにちは。
 遅ればせながら、本年もよろしくお願い致します。

「カレーシャンメリー」については、SNEホームページ内で大好評更新中の『SNEのソード・ワールド2.0な日々』をご参照ください(更新頻度がすごいので、もうだいぶ前の記事になっちゃってますが。他の記事もおもしろいので、ぜひ読んでくださいね!)

 さて、今月のお題は「はち」です。
「はち」と言えば「はちの巣座」。諸星が学生時代に所属していたおなじみの演劇サークルの出番ですね。

 大学のサークルの恒例行事のひとつに「新歓(新入生歓迎)コンパ」があります。新入生にタダ飯・タダ酒(未成年や運転を控えている人は不可ですよ)を振る舞い、好印象を与えて引きずり込む……もとい、入部を促す恒例行事です。
 そんな新歓コンパですが、うちはちょっと変わったルールでやっていました。5月の上旬という少し遅い時期に行い、それまでに新入生の勧誘をしておいて、コンパに参加した人は入部扱い、ということにしていたのです。新入生もこちらもお互いにわかりやすいですし、「来たら入部扱いにしちゃうけどいい?」と聞くことで、間違って入部するなどのトラブルも防げます。
 逆に言えば、ここに来る新入生はすでに入部決定。ということで、最初の洗礼があります。新入生はその場で、なんらかの「一発芸」を披露しなければならないのです。
 右も左もわからない新入生に芸をさせるというこの暴挙。しかし、先輩たちは容赦しません。自分も何年か前には同じ目に遭っていますから。
 このとき、はちの巣座には「芸がなくても、男は一気飲みをすればいい」という不文律がありました。もちろん、酒ではありません。急性アルコール中毒にでもなったら大変ですからね。冷たいレトルトカレーとか酢500mlとか正露丸をビン半分とか、そういう危険のないものを一気に飲み干せば、満場の拍手を得られるのです(最後の人は翌日から一週間、お腹を壊したそうですが)。
 ちなみに酢は私です。

 そんなある年、ひとりの男の子が新歓コンパにやってきました。宴もたけなわ、「その時」が訪れます。伝統に則り、彼は大きなコップに注がれた牛乳と、醤油にソース、マヨネーズなどの調味料を自分の前に並べました。

「ここにあるものを、先輩方の好きなように混ぜてください。それを飲みます!」

 なんとブレイバー(勇者)な男でしょう。私は感動しました。よりにもよって、厨房の真横の座敷で、我々に向かってそんなことを言い放つとは。
 全員の目の色が一瞬で変わったのは、言うまでもありません。

「すいません、ビール」
「大根おろし、もらえますか?」
「このサラダのドレッシングって余ってません?」
「わさびあります? チューブで」
「もうちょっと大きいグラスないですかね?」


 たちまちのうちに座敷は大騒ぎ。呆然とする新入生の前で、牛乳は一回り大きなグラスに移され、ありとあらゆるものが投下されていきます。言われたものを運びながら、店員さんが浮かべた「かわいそうに……」という引きつった笑みは、今でも忘れられません。
 念入りにすべてがかき混ぜられた後、グラスを手にするのは部で一番のきれいどころ。さらに、周囲を女性陣ががっちりと固めます。

「はい。○○くんのために、一生懸命作ったの。飲・ん・で

 まあ、率直に言って、悪魔の所業ですね。これで断れる男がいるわけがありません。ご丁寧に、みんなまばたきもしないで顔を見つめてますし。
 その日の彼については、何も書かずにおきます。いえ、本当に、ものすごくがんばったと思いますよ。
 なにしろ、翌週の稽古にちゃんと顔を出したんですから。

 数年後、SNEに入って、初めてみなさんのお名前を伺ったときのこと。
 直後に「じゃあ、確認のために端から順に名前を言っていってもらおうか」と言われて青ざめたことを覚えています(笑)。
 いつの時代も、新しく入った人間はかわいがってもらえるということですね。


 ・・・次に誰か入ったときは、私も言おうっと。

【01月16日 友野詳】

 今回の御題は「8」(エイト)だそうで。

 まあ、我々の世代ですと、海が光ったり、大空が光ったり、大地が光ったりする主題歌のアニメっちゅうかマンガちゅうかが思い浮かんだりするんですけど。
 ああ、いやウソです、すいません。実際には、我々より一世代上です。エイトマンのアニメがはじまったころ、なんぼなんでも、ワタシも物心ついてしません。
 そういう昔のマンガですから、もしかせんでもご存知やない人も多いでしょうね。
 警視庁捜査一課は七人の刑事による七つの班で構成されている、だがそのどれにも属さない八番目の男がいた……というわけでエイトマン。死んだ刑事の精神を、メカニックのボディに移植した超人です。
 同時期の、ロボットヒーローものといえば、鉄腕アトム鉄人28号になるんでしょうが、なんといってもエイトマンは「オトナ」でした。主人公がオトナだというだけではなく、全体のムードがなんともいえずオトナっぽかったのです。この3つのマンガを並べるなら、ワタシはエイトマンがいちばん好きでした。
 お話も、苦味をたたえたエピソードが、多かったように思います。
 原作はSF作家の平井和正、マンガはシャープな描線の桑田次郎
 エイトマンのデザインは、現在もリニューアルの必要がないカッコよさです。いま、続編が新しい原作者さんとマンガ家さんの手で展開してるんですけど、デザインそのものは、ほとんど変更がありませんからね。

 とと、エイトマンの話だけで終わるのもなんですから。
 まあ、ワタシがを語るなら、ルナルの八大神の話をせないかんような気ぃはしますわね。
 なんで8にしたんかというと……まあ、ぶっちゃけた話、直感ですわ。ワタシの場合、たいがいそんなんですねん。理論はあとづけ、ちゅうことが多くてね。どうしてそうしたんですか、とか質問されて、答えてるうちに思いつく、ということすらあります(ちゃんと考えて決めてることも多いんですよ?)。
 なんとなく「まあ8くらいがええかなあ、選択肢の幅として」と思て決めたんですわ。
 TRPGのパーティいうと、たいがいは三人から六人ていうところですやん? ほな六つでは、いっぺんに全部の神様がそろてしまう可能性があるでしょう。せやけど、十を越えると、今度は幅が広すぎて、説明に時間がかかるかなあ、と思て。
 ホンマに「8では少ないのう」と思う方には、ミュルーンやらなんやらの異種族も用意したありますよってね。
 ガープスに限らず、ワタシは、たいていのイベントでプレロールドキャラを8体、用意していくことが多いです。
 たいがい前衛3、後衛3、その中間が2という組み合わせ。
 たぶん、いろんなフォーメーションの好みに対応できるからやろなあ、と思てます。まあ、プレイヤーさんが三人とか、そういう前提やともっと減りますけどもね。JGCとか、たいていのイベントでは5〜6人いう例が多いので。
 今年も、イベントとかでみなさんにお会いでけるとええなあ、と思います。
 ゲヘナガープスや、今年の新作シルバーレインや、あるいは準備中のあれこれやで。
 これからも、よろしゅうお願いします。

【01月11日 安田均】

 あけましておめでとうございます。今年、2008年もグループSNEをよろしく。
 ということで、「8」の字も入ったので、あとは好きなことを書きちらしてもいいのだが、まずは年頭の挨拶ということで、今年の予定を書いておきたい。
 まずは、最大の売り物である「ソード・ワールドRPG2.0」が今春、いよいよ登場する。これはすでに2年前から動いている企画だが、ようやくお目見えすることになった。世界、システムを一新しつつ、根本は残して、新たなおもしろさをお見せできればと考えている。1.0版と同じく、文庫スタイルで登場なので、お求めやすくなるはず。リプレイ、シナリオ、小説なども続々展開の予定。ご期待ください。
 ついで、同じく晩春に、こちらはトミーウォーカーさんのPBW(プレイ・バイ・ウェッブ)「シルバーレイン」とのタイアップ、RPG版がシステムルールブック、リプレイ、小説と続々登場する。すでに、ガイドブックが2月から出るので、こちらも注目してほしい。PBWはMMOとはまたちがったネットゲームのおもしろさ(ある意味、ミクシイ的)をコンピュータ上で再現しているとぼくは思っている。これのアナログRPGとのコラボにも注目してください。
 3つ目は現在進行中だが、しばらくお休みをしていたTCGで、グループSNEの代表作を久しぶりに復活させたいと思っている。これはヴァージョン3ではないが、うまくいくことで新たな3への展開にもつながれば、と期待している。TCGファンの人、応援よろしく。こちらは初夏ごろに登場ということで、社内ではおおいそがしだ。
 ちなみに、R&R別冊のリプレイ専門誌「LEAD & READ」が1月に登場、こちらではぼくが「六門世界RPG」のロングリプレイを書いているので、読んでください。
 もちろん、これまで人気展開中の「デモンパラサイト」「エムブリオマシン」をはじめとして、他の作品、あるいは、「ドラゴンランス」以外にも「ダークエルフ物語」の新作や、あらたなロマンスファンタジー(現在アメリカは、ジュブナイルを含めてこちらの方向が人気。日本のライトノベルタッチだ)の翻訳なども、鋭意進行中。
 「新シェアードワールド」「セイクリッド」は遅れているが、内容をもう一度組み立てなおして、秋以降には出せるように努力したい。
 と書いてきたら、スペースがなくなってきた。今年の世界経済の状況(去年は、日本ダメダメ、アメリカ危険、新興国BRICs躍進、特にインドに注目)など、興味あることも書きたいのだが、また今度。
 最後に、今年は一昨年のように、スポーツ観戦が面白い年になればいいなあ、去年は一昨年の反動でまったくおもしろくなかったから、と期待して、仕事にがんばることにしよう。



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