Group SNE
News
About SNE

Products

User Contents
  ●著者インタビュー
●イベントレポート
●リーダーズサーカス
●エッセイ
●TRPGリプレイ
Link
indexに戻る
 
TOP > ユーザーコンテンツ > エッセイ > 日々つれづれ
←エッセイ目次


日々つれづれ 09年10月
テーマ 「 ボス 」

【10月26日 河端潤一】
 皆さまはじめまして。
 新人四天王、最後の刺客、河端潤一と申します。
 世間知らずのSNE最年少ですが、優しい先輩たちに教わりながら日々精進いたしております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今回のテーマは「ボス」ですよね。
 最初は無難にラスボスでいこうと思ってたんですけど、それじゃ清水さんとかぶるし……
 かといってベーテさんみたいな深い教養は私にはないし……
 さらに龍口さんみたいな不快……ゴホ!! ゴホゴホッ!!!!!!!!……深い、え、え〜と、趣味? 趣向? そうです! 龍口さんのようなとても深い趣向も持ちあわせておりませんし!

 ……ふ、ふぅ。
 という訳で、私の陳腐なオツムで思いつくといったらあとはあれですね。


『ゴッドファーザー』


 我らがwikipedia大先生によると、

 >「ゴッドファーザー」とは、マフィアのボスまたはファミリーのトップへの敬称

 その通り。『ゴッドファーザー』は、とても有名で、私も一押しのマフィア映画です。
 一押し、とかほざいておいて初めて見たのがつい何ヶ月か前なのですが。お恥ずかしい。

 さて。
 いきなり真面目な話になりますが、私はこの映画に、“人間の恐ろしさ”を垣間見ました。
 「マフィアだから恐い」とかそういうのではなく、マイク役アル・パチーノの「演技」に恐怖したのです。
 だって全然違うんですよ!
 前半ではビビリで銃も撃ったことのないただのヘタレパンピーだった男が、ラストにはすっかりマフィアのボスの顔つきになっている。
 人としての覚悟と成長(ある意味堕落)がそこには映っていました。特に彼の目つきの変化は一見の価値あり

 そういえば、浦沢直樹先生の『MONSTER』の中に、「人間はね……何にだってなれるんだよ」という台詞がありますが、まさにその通りなんですね。
 マイクがゴッドファーザーになったように、アル・パチーノが世界的名優になったように、人は覚悟さえあれば何にだってなれる。それが他人から見て成長であるか堕落であるかは別として。
 逆に、覚悟がないことで望まぬ何かになってしまう場合も時にはあるでしょう。
 そう思うと、私は果たして何になりたいのだろう? 何かになるだけの覚悟はあるのだろうか?

 とか、考えてしまいます。


 ん? なんか気取った文章になってしまいましたね。申し訳ございません。
 
 ……いや〜!! しかしあれですよ!
 まさか一番ぺーぺーの私がトリなどという重大な役を任せられようとはねっ!!!
 これが近年噂のパワハr……ゲホッ!! ゲェホゲッホ!!! ……パ、パワフルに生きろという先輩方の愛情表現ですな!!!! ほっ、本当にありがたい限りです!!!
 
 いや、本当に。こういったひとつひとつのチャンスを大切にし、自分なりの覚悟というものを持って成長していきたいなと、ワタクシ、そう考えている所存にございます。
 当時無名だったアル・パチーノが『ゴッドファーザー』で一躍スターダムにのし上がったように、ね。
 皆さまも、自分に自信を持てなくなった夜は、『ゴッドファーザー』。おすすめです!!



(P.S.龍口さんすみませんっ!)

【10月19日 龍口明眞】
 はじめまして、9月にグループSNEに入社いたしました新人の龍口明眞です。
 名前の雰囲気そのままですが、寺の関係の生まれです。
 きよく・ただしく・つつましく、をモットーに生きています。
 住宅街を歩くだけで興奮できるリーズナブルな人間です。
 ちょっと前に大阪の某ニュータウンでハアハア言いながら新興住宅の写真を撮っていたら通報されそうになりました。せちがらい世の中ですね。

 今月のエッセイのテーマは「ボス」とのことですが。
 普通に考えれば、安田社長と初めてお会いした時のことを書かせて頂くのが筋かもしれません。でも、その話題だと他の誰かと重複する可能性が高いですね。


 ということで「ボス」から連想されるナニか。
 となればドギー・クルーガーです。
 この人(人じゃないですが)、『特捜戦隊デカレンジャー』の登場キャラクターでして、主人公たちの上司で、通称が「ボス」なんです。二足歩行の犬型宇宙人で、管理職でありながら変身して、日曜の朝から百人切りをかましてくれるナイスガイ。
「百鬼夜行をぶった切る、地獄の番犬、デカマスター!」の名乗りで、「人類が選ぶ、今最も抱かれたい犬No.1」に輝いた漢です。

 このカッコイイ犬に関して、僕には少しばかり甘酸っぱい思い出があるのです。
 二年前、僕はレンタルビデオ屋にデカレンジャーを借りに行きました。もちろんボスの勇姿を見るためです(今だとたぶん動画サイトで簡単に見ることができます)。
 そしてモテナイ男のサガで、大人向けビデオ地帯に足を向けました。

 そこで僕は迷わず、『獣○』という人気シリーズの中の一本をつかみました。
 当時の僕は、御犬様と美人のお姉さんがいやらしいことをする、というジャンルに熱を上げていたのです。
 そんなの見て何が面白いねん、と思われる方もおられるでしょう。しかし――「彼女いない歴=年齢」の男が二十歳を越えると、また別種の楽しみ方ができるようになるのです。
 こういったビデオを観る時の醍醐味は何かと申しますと、

「御犬様ですら女性とイタしているというのに、この俺はまだチェリーか! ちくしょう!」

 これですよ。
 この圧倒的な敗北感こそが僕の下半身を刺激するわけですよ。


「ボスと犬ビデオのダブルアタック――ふふふ今夜は眠れないな」

 などとを呟きつつ、帰途につきます。
 そして帰る途中、ちょっと大学の図書館で勉強でもして帰るか、とふらっと寄ったのが運の尽き。入る時は良かったのです。普通にゲートを通れました。
 二時間ほど真面目に勉強した後、さて帰るか、と出口を通ったその瞬間――防犯ベルが鳴りました
 図書館には、磁気に反応して本の盗難を防ぐ、という機械があるのです。空港の手荷物検査の簡易版、みたいな感じのもの。それが音を立てたのでした。
 もちろん蔵書を勝手に取ったりなんかしません。引っ掛かった原因は一つ、「レンタルビデオ屋の袋」です。こちらも防犯のために、電波の干渉を防ぐ、といった効果があるみたいなのです。それが何かのミスでブザーに引っかかった、と。
 スタッフが怖い顔で寄ってきます。何もやましいところのない僕は、鞄の中からビデオ屋の袋を出します。僕は何も悪くありませんぜ、と。
 そして凄い勢いで袋を奪われ、中に本をかくしてないか、と確認されてしまいました。


 あ……中まで見ないで。


 転がり出てきたのは、

『特捜戦隊デカレンジャー VOL.4』
『○皇14』



 DVDのパッケージにはそれぞれ、デカデカとイメージ画が印刷されています。

「………………………………」

 沈黙するスタッフ。
 その目が語ります。

(大学生になってもまだこんなの観てるのか)
(まだ大学生だっていうのにこんなの観てるのか)


 そして数秒後、

「次からは気をつけて下さいね」

 スタッフは涼やかにそう言ったのでした。
 ――だったらもっと良い機械そろえとけよ!
 心の中で逆ギレしつつ、僕は家に帰りました。

 もちろんその夜は、ボスことデカマスターに燃え、犬の裸に萌えました。

【10月13日 ベーテ・有理・黒崎】
 どうもはじめまして。SNE新人四人衆の二番手、ベーテ・有理・黒崎という者です。以後お見知りおきを。
 さて、名前から察した人もいるでしょうが、僕は日米ハーフでその上バイリンガルというヤツです。
 SNEに入れたのもその辺りの特殊技能を期待されてのことなわけで、そんな僕が『ボス』について語るとしたら、それはやはり英語的観点から語るのが空気を読んだ行動かと愚考する次第。
 ……正直、僕が語源とかについての薀蓄が大好きなだけなんですけどね。(笑)

 というわけで、『BOSS』ですが、英語の歴史の中でこの言葉が初めて見られるのが1635年の北アメリカ植民地になります。
 当時はイギリス人入植者とオランダ人入植者が土地を巡って争っており、そのための砦を作る職人の親方の一人がボス・ガーディナーと呼ばれていたという記述が残されています(当時はベイスと発音されていたらしいです)。
 皮肉なのがこの『ボス』という言葉がオランダ語からの外来語だという点!
 オランダ人は結局北アメリカを追い出されるわけですが、このオランダ由来の言葉はアメリカ人の間でしっかりと根付きます。
 更に時が経ち奴隷問題から『マスター』という単語が雇用主を指すのに不適当とされるようになると、代わりに『ボス』を使う人たちが増えていき、雇用主や直属の上司を指す言葉として一般化します。
 そう、この時点では『ボス』というの単語は単に「雇用主・上司」を意味する言葉でしかなかったのです!
 これが19世紀に入ると、不正な利益供与や汚職によって地域の政治を支配する新しいタイプの政治家が生まれ、こうした者たちが『ボス』と呼ばれるようになります。
 そして、彼らの裏社会との繋がりからマフィアやギャングなどの組織を束ねる者『ボス』と呼ぶようになったわけです。
 RPGで最後に立ちはだかる敵のことを『ボス』と呼ぶようになったのはこうしたイメージから来たのでしょうね。

 というわけで、ネガティブなイメージを持つようになった『ボス』ですが、「雇用主・上司」といった定義もまだ残っており、現在も上司に尊敬を込めて『ボス』と呼びかけるのは極々普通に行われていることです。
 なので、安田社長のことを『ボス』と呼ぶのは非常に正しい呼称なわけですね。

 英語では多くの名詞を動詞や形容詞として使うこともでき、『ボス』も例外ではありません。ただ、少し面白い所がありまして……
 例えば動詞としての活用である「to boss」もしくは「to boss around」「作業を監督する」以外に「威張り散らす」とか「あれやれこれやれと偉そうにいう」といった、ネガティブなイメージの意味を持ちます。
 それに対して現代スラングでは何かを「ボス」と形容するのは「サイコー!」「ハンパねー!」といったポジティブな意味合いを持ちます。

 「あんた、マジボスだぜ!」

 こんな感じですね。スラングは地域差や流行廃れが激しいので使うことは余りおすすめできないですが。(苦笑)
 このように『ボス』は負・正両方の性質をあわせ持ち、実に多彩なイメージを喚起する魅惑的な英単語なのです!

 
 というわけで、英語的観点から『ボス』という言葉についてざっと語ってみたわけですが、いかがでしょう?
 少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいのですが……好き勝手書きすぎかなあ?(苦笑)

 ではまた、機会があればお会いしましょう!

 May our parting be swift and brief! Until next time, see ya!

【10月05日 清水一樹】
 皆様初めまして! 清水一樹と申します。

 このたびグループSNEの一員に加えて頂きました、まだ右も左もわからぬ新入りでございます。我らがボス・安田社長から「今月のエッセイは新人いきなさい!」とのお言葉を頂き、総勢4名の新人の先陣を切りまして、まずは私清水が書かせて頂きます。
 どうぞ、お手柔らかによろしくお願いします……(ドキドキ)!


 世間は10月に入って秋本番。ようやく過ごしやすい季節になって参りました。

 秋といえばスポーツの秋!
 さて、今夜は軽くランニングでもして汗を流すぞー!!

 ――などという事は全く無く。今日も自宅に戻ればいそいそとPC&TV&ゲームの電源を入れる、いたってインドア派の清水であります。

 おやおや。今日は阪神勝ったのか。3位? へー。
 ……まあいいや、モンハンモンハン♪(←おい)


 そんな私が「ボス」という単語を聞いて、最初に浮かんだのは。
 ドラクエ3の……「カンダタ」です!

 なんでやねん! いまはIXやろ。もっと他におるやろ!!
 と各方面からつっこみが入りそうですが、自分の中ではバラモスでもゾーマでもなく、カンダタなのです。

 幼少の頃、まだRPGの意味もわかっていない時分にこのゲームを手に取った私ですが、自分の分身が勇者として王に選ばれ旅に出るというファンタジー設定にどうしようもなく心を奪われ、それはもう激しく前のめりに没頭しました。共に旅する仲間にも友人やら妹弟やらの名前を付け、意気揚々と出立。雑魚モンスターをばったばったと倒しつつ、さくさくと旅を進めてゆきます。

 そうして手探りながら魔法やら装備やらの扱いも覚え、ようやく戦力にも余裕が生まれてきた頃。とある塔の最上階にて、我がパーティーの前に敢然と立ちふさがったのが……そう、「カンダタ」でした。
 彼はゲーム上、地方を荒らしている大盗賊という設定(当時の私は蜘蛛の糸の説話など当然知りません)ですが、全裸にブーメランパンツを穿き布をかぶっただけのその見た目は、盗賊というか……変態!?

「なんやこいつ! きしょ!」
 こんな悪い(というかきもい)やつは成敗! と勇ましく戦闘を挑んだ我が分身。

(効果音)ピロン♪
『カンダタのこうげき:つうこんのいちげき! (ズドム! ←えらい効果音)』

 ⇒ 勇者倒れる(バタリ)。「……ぅえ!?」

 そして先頭の壁が居なくなった残るパーティー(友人・妹弟)を、次々と惨殺してゆく変態男。キャラ達のステータスの色がどんどん変わり……、やがて暗転。
 その様子を呆然と見送り、目覚めた(?)私に、国王様は優しく声をかけてくれる訳です。

『おお かずき。しんでしまうとはなさけない』


 ええ。軽く、トラウマになりました。


 その後、折られた心を必死に奮い立たせLV稼ぎをし、装備も整えてようやく彼を倒した私でしたが――。なんと彼は後々の冒険でも子分達を引き連れて再登場し、存分に我がパーティーを苦しめてくれたのでした。

 そんな訳で、少年の私に強烈なインパクトを与えてくれたボスが「カンダタ」です。

 通常どんなゲームであれ物語であれ、ボスと聞くと主人公が倒すべき最後の敵(=ラスボス)というイメージを抱きますが、時にはこのカンダタのようにラスボス以上に存在感のあるボスキャラも存在します。

 私も今回この文章を書くにあたりボスというものに色々と思いを馳せてみて、

「ああ。自分もこんなカンダタのように、憎らしくもインパクトのあるボスキャラを生み出していきたい」

と、強く思ったのでした――。


 ……えー、どうしようもない文章を締めだけなんとなく小奇麗にまとめた感がありますが、最後に、続く3名の同期達へとメッセージを送りたいと思います。

「皆、ボスといえば缶コーヒーのBOSS! っていうのはやめたほうがいいよ!
 おれもそう思ったけど、ググったら普通に先頭にあったから(笑)!!」


 以上、清水一樹でしたー!


←エッセイ目次

TOP