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TOP > ユーザーコンテンツ > 著者インタビュー > デモンパラサイトインタビュー(2007年02月)
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デモンパラサイトインタビュー

○はじめに

 悪魔憑きの戦いを描いたダークヒーローRPG『デモンパラサイト』
 5月に発売される北沢慶の小説をはじめ、キネティック、新サプリ、リプレイ第3巻と、次々に注目作が発売されます。
 ここはもう、発売日前にいろいろと情報を入手しなければなりません。というわけで、第1回目デモンパラサイト・インタビューのメンバー、北沢慶、田中公侍、力造を再び迎えて、さまざまな制作秘話を聞き出そうと思います。
 そして、今回のインタビュアーを勤めさせていただく大井雄紀でございます。名だたる先輩達に萎縮しながらも、努力と根性と現実逃避で乗り切ります。
 ちなみに今回のインタビュー会場も、SNE事務室の分室/六畳の和室で行われました。
 隔離された男の園。
 もう―――なにが起こっても不思議じゃない!
2007年2月 発行
記事作成 大井雄紀


○長編小説について

大井雄紀(以下大井): 今日は長編小説からキネティック、新サプリメント、力造さんのリプレイ第3巻と、たくさん質問させていただくことになりますが、みなさん、よろしくお願いします。
一同: よろしくー。
大井: それでは、まず北沢さんに質問です。読者が何より気にかけていらっしゃるはずの長編、いよいよ5月発売が見えてきました。もちろん、原稿はもう完成したんですよね?
北沢慶(以下北沢): ええ、完成しましたよ! 何でこんなに時間がかかったのか、自分でもわからないぐらい難産でした。
大井: そして、ついに元気なお子さんが生まれた、と?
北沢: そうですね(笑)。お待たせした分、さまざまなところに力を入れて、かなりよい作品に仕上がったと自分でも思っています。
田中公侍(以下田中): で、タイトルは決まったんですか?
北沢: 本当は今日(1月23日)決めなきゃいけなかったんだけど、忘れてた!
一同: (笑)
北沢: 一応『ある日悪魔が寄生する』という仮タイトルになっています。
大井: 気になる内容について、簡単に教えていただけますか?
北沢: 高校生の男の子が、悪魔憑きになって事件に巻き込まれていく、という部分は踏襲してます。
大井: デモンパの基本はしっかり押さえている、と。その上で、小説ならではの売りというと、どの辺りになるでしょう?
北沢: 小説にしか出てこない〈ヴィシャス〉がたくさん登場して、いろんな物をもりもり破壊していくところです。
力造: やっぱり、かっこいい悪魔憑きが見たいのなら小説が一番ですね。
【註:デモンパラサイトに登場する“悪魔憑き”には、人の意思を残した〈マイト〉と、人の意思をほとんどなくし、「衝動」にのみ従う〈ヴィシャス〉の2種類が存在します。プレイヤーは〈マイト〉となり、人の世界に害をもたらす〈ヴィシャス〉を倒すことになります。】
大井: その小説にしか出てこない〈ヴィシャス〉というのは、今後ゲームに登場する予定はあるのでしょうか?
北沢: ええ、いつか作りたいと思っています。
田中: それはぜひやりたいですね。小説の〈ヴィシャス〉を倒して、俺主人公、とか言えるわけですから!
大井: 俺ヒロイン、とりあえず脱ぐわ、とかも言えるわけですね。
田中: それはちがぁう!!(激しく突っ込み)。
大井: で、ヒロインと言えば――
北沢: 強引なつなぎやな(笑)。
大井: 小説に登場する女性が、あとで詳しくお聞きするキネティック・ノベルのヒロインになってるそうですね。
北沢: はい、それぞれの作品単体でも楽しめるけれど、続けて読むとお得感があるようになっています。
田中: 小説を読んでキネティックをやると、ニヤニヤできるわけです。
力造: そう、小説を読めばデモンパラサイトで遊びたくなる! そして、キネティックもプレイしたくなる!!
大井: ところで、今回の長編はずいぶん難産だったとおっしゃっいましたが――
北沢: そう、じつは僕は現代物の長編を書くの初めてなんですよ。
大井: 妖魔百鬼の短編は何度か書かれてますよね。
北沢: なんだけど、長編だといろいろ勝手が違うんで、それはもうチャレンジの連続でした。
大井: なるほど、で、チャレンジは成功したんですね!
田中: いや、気が早すぎ(笑)。
北沢: それは結果を見てからだな(笑)。
大井: 気が早いつながりでお尋ねしますが、小説の今後の展開について教えていただけますか?
北沢: とりあえず第2巻の刊行は決定しています。
大井: あまり間を開けずに発売されると聞いています。遅くても3ヶ月以内を目標って、かなりのハードスケジュールですね。
北沢: いや、それは正式な発売日が決定したら、改めて報告させていただきます(汗)。


○デモンパラサイト・キネティックについて

大井: それでは、先ほどから何度か話題に出ている『デモンパラサイト・キネティック』についてお聞きします。ぶっちゃけ、キネティックってなんでしょう?
 北沢: パソコン画面で楽しむ映画と小説の融合体、つまりパソコンで読める小説みたいな感じですね。
大井: グループSNEの社友・高山浩さん率いる(株)Ocelotさんから発売されるということですか、発売はいつごろになるのでしょう?
 北沢: 6月ころの予定です。
 力造: SNEの作業は終わったんで、後はソフトに仕上げていくだけです……といってもこの作業が大変なんですが、俺たちも完成を楽しみにしてます。
 田中: 先日、開発中の画像を見せてもらったんですが、この感動は言葉では伝えきれないですね。
 力造: とにかく素敵なビジュアルでお届けできるのは間違いないっす!
 北沢: ゲームでは極力セリフを増やして、フルボイスでお楽しみいただけるようにしました。
大井: それは楽しみですね。主人公はリプレイにも登場した十三さんなのでしょうか?
 北沢: まぁ、大きな声で言えないんだが、秘密の番号『13(サーティーン)』さんが主人公だ。
大井: ぜんぜん隠れてないです(笑)。
 力造: その13(サーティーン)さんが女の子に囲まれて、うはうはする話ですよ!
 北沢: ちなみに長編小説とリプレイは時系列が同じだけれど、キネティックは七年前の話になります。
大井: そのあたりも含めて読むと、ますます楽しめるということですね。SNEとしてはキネティック・ノベルというジャンルは初の試みですね。それを足がかりに、これからどんどん新しいジャンルに進出していく予定なんでしょうか?
 北沢: そうだね。できればいろんな方面に手を伸ばしていきたいな。シェアードワールドとか。
 力造: アニメ化もいいっすね!!
大井: もちろんアニメの脚本も北沢さんが手がけるわけですね。
 北沢: 下がしっかりしてくれるとできるな!
 一同: が、がふっ!(吐血中)
大井: ということは、すでにそういう企画も進行してるのですか?
 北沢: いや、まったくしてないよ(笑)。


○デモンパラサイト新サプリメント

大井: それでは、3月3日に新紀元社から発売される新サプリについて質問させていただきます。今回のテーマを一言で言うとなんでしょう?
 北沢: 『ディアボロス・スクールガイド』という題名からもわかるように、テーマは「学園」です。
大井: そ、それはエロイ!
 田中: なんでやねん!(ズビシィィと突っ込み)。
 北沢: まあ、従来のルールブックに記載されていた学校の地図を拡充して、内容を掘り下げて新しい学校を追加しました。
 力造: 何といっても、目玉は今回追加される『須佐山学園』ですね。
 北沢: 山奥にある学園都市で、悪魔憑きもいっぱいいる学園です。
大井: ついにデモンパラサイトでもギャルゲーができるようになったと!
 力造: いや、前からできるって(笑)。
 田中: でも、今までやりにくかったことがやりやすくなりましたよね。
 北沢: そうそう。学園内であれば、やんちゃしても許される学園です。
 力造: くしゃみしたら悪魔化したり、水をかぶったら悪魔化したりもできるわけですよ!
 一同: ――なんていい学園だ(遠い昔に想いをはせている)。
 力造: まぁ、現代物のRPGなら、やっぱ学園は抑えておかないとね? ユーザーの方々も大好きでしょうし、何より俺が大好きだ!
大井: なるほど、共通認識ですね。今回のサプリでは、新悪魔寄生体も登場するのでしょうか?
 田中: もちろん出ますよ。
 北沢: 「ドラグーン」という新悪魔寄生体で、人間でも動物でも寄生できる、「肉弾系」の共生生物です。
 力造: 人間であっても四足タイプになる素晴らしさ!
 田中: 一番変な姿ってどんなんでした?
 北沢: 経路によっては、手が増えたり、頭が増えたり、足が強化されたりするな。
 力造: 北沢さんが「人間が化け物の姿になって、四足になる共生生物がほしい」って言ってたから、「じゃあ、造るか!」ということで造りましたよ。
 北沢: 進化するごとにすごく化け物チックになるのが素敵です。
大井: もちろん人間がドラグーンをやると、全裸になるわけですね!
 一同: 当たり前じゃないかぁ!!
大井: それと、今回、力造さんがどうしても加えたかった職業パックがあるとか?
 力造: ああ―――「家畜」です。
大井: か、家畜?
 力造: はい、家畜です!!(力強い肯定)。
 一同: (笑)。
大井: それはなぜですか?
 力造: 動物キャラをやったときに、目を引く職業パックを作りたいと思ったんですよ。そしたら、「家畜」って言葉が頭の中に響き渡ったわけだ!
大井: どんなことができるんですか!?(興味津々)。
 力造: それはもちろん、家畜プレイ!
 一同: (大爆笑)。
 田中: 流石に没になるかと思ったけど……テストプレイで最初に北沢さんが使ってしまったんですよ(笑)。
 北沢: 須佐山学園には農業科があるので、牛や鶏、豚などの動物キャラのバリエーションが増えたんですよ。家畜はそれらの動物キャラをプレイするとき、シナリオに絡め易くなります。ロールプレイの幅は確実に広がりましたね。
 力造: 北沢さんが嬉々として家畜キャラをプレイしていたとき確信した。俺は間違っていなかったと!!
大井: ……僕的にすっごく気になったんですが。
 北沢: ん? なにがだい?
大井: 家畜が職業パックなら、人間のPCでもできるんですよね!?(身を乗り出して必死に懇願)。
 一同: できません!(爆笑)。
大井: え? なんでですか!? それはひどいでしょう!!
 一同: 動物限定の職業パックに決まってるだろうがぁ!!


○デモンパラサイト・リプレイ3巻について

大井: それでは、力造さんのデモンパラサイト・リプレイ第3巻について質問させていただきます。
 力造: おかげさまで順調に書き終わり、2月20日には店頭に並んでいるはずです!
 一同: お疲れ様です!
 力造: 今回のリプレイは、涙なくしては語れない秘話がたくさんありましたよ。
大井: ほほう、たとえばどんなのがありましたか?
 力造: そうだねぇ、プレイヤーに三回ぐらい殴られてます。
大井: ド、ドメスティクバイオレンス!
 力造: ドメスティクでもないし、あくまで比喩だから(笑)。俺の考えた思惑を、目の前で叩き割られたことが三回ぐらいあったってことです。
大井: さぞお辛いことだったでしょうに……(目の幅の涙を流す)。
 力造: でも、俺がプレイヤーをはめたことも、二回くらいありましたよ!!
大井: おお、してやったりの痛みわけですね!
 田中: トータル、力造さんの勝ち二、プレイヤーの勝ち三で負けてますけどね。
 一同: (爆笑)。
 力造: 負けてません! ……負けてますけど。ええ、負けてますとも!!(開き直った)。
 田中: タイトルは『悪魔憑きの学園』でしたよね?
 北沢: そうそう。学園サプリに対応したリプレイになっています。
大井: 内容については、どんなお話になるのでしょうか?
 力造: 今回は少しミステリーチック風というかサスペンス調になっています。
大井: ということは、ストーリーメインのお話ですね。
 力造: そうだね。アキラ達がものすっごい謎に迫りながら、大どんでん返しを繰り返していく。
 田中: 繰り返し過ぎると元に戻っちゃいますよ。
 北沢: まあ、七転八倒しているんだな(笑)。
 田中: 主にGMが!
 一同: (爆笑)。
 力造: その通りですけどね! でも、これでアキラたちの物語は完結します。
大井: ということは、アキラやかなで達とはもう会えないんですか?
 北沢: いや、3月発売の『Role&Roll』にはクロスオーバーリプレイが載ります。これにはキネティックと小説とリプレイのキャラ達がそれぞれ登場します。
大井: ほほう、それは楽しみです。
 力造: そして、皆様のおかげで発売が決定したデモンパラサイト・リプレイ第二部に、ゲストキャラでアキラ達が現れるかもしれない! もしかしたら、ですけれど。
大井: なるほど、悪魔憑きの戦いはまだまだ終わらない、ということですね!
 一同: その通り!!


○まとめ

大井: という感じで、今年はデモンパラサイト一色の予感が漂ってまいりました!
 北沢: そうだね。2月に力造君のリプレイ第3巻。3月に学園サプリ。5月には僕の長編が出て、6月にはキネティック。僕の長編の第2巻もできるだけ早いうちにお届けしたいと思っています。
 力造: そして、俺のリプレイ新シリーズも6月予定で動き出しています!
大井: リプレイ新シリーズのGMも、やはり力造さんが勤めるんですよね。
 力造: それだけではなく、何らかの仕掛けはさせていただく予定ですよ(ニヤリ)。
 北沢: それに、学園サプリの次のサプリもすでに動き出しています。
大井: もしかすると、デモンパラサイトだけで、1ヵ月に3点の作品が出るとかもありえるわけですね。
 力造: 年がら年中デモンパラサイトの作品が出続ける勢いですよ! やっべー、血反吐が吐ける(笑)。
 田中: 1個1個はリーズナブルなお値段なので、ぜひともお財布の紐を緩めていただければ幸いです。
大井: というわけで、今回のインタビューはこれぐらいで。本日は、北沢さん、田中さん、力造さん、お忙しい中ありがとうございました。
北沢・田中・力造: ありがとうございました。



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