オマケのこぼれ話　フィリーチーズステーキ ――： そういえばね、『USA』の文中で時々出てくる食べ物がいつも美味しそうですよね。エリヤのプレイヤーさんからも、そのあたりインタビューでぜひ話題にって。 ベーテ： 食べ物はその世界のリアリティを出す上で大事だというのが俺の持論なんです。 『USA』の文中に出てくるのは、ファンタジー世界の中でも材料を調達できそうなものの一例で、ついでにアメリカで美味しかった料理の紹介も兼ねていたりします。アメリカの料理も大味で不味いものばっかりじゃないんだぜ、と主張したかったので（笑）。 ――： 写真とかレシピとかないんでしょうか？　あ、もちろん本物を試食させてもらってもいいんですけど！ ベーテ： HAHAHA！　さすがに山羊肉は日本では調達しにくいかもですが、フィリーチーズステーキの写真とレシピくらいなら。 あれはアメリカで過ごした中でたぶん一番美味しかった、というかすごい好きだったんですよ。 ――： ほほー。 ベーテ： 今後も作品の中で美味しい料理の紹介をしていきたいと思いますので、その辺もぜひ楽しんでいただければ嬉しいです。 　と、いうわけでインタビュー収録後、ベーテさんがフィリーチーズステーキの写真とレシピをくれました！ 　ベーテさん、ありがとーありがとー！ 　これを見て、読者の皆さまもぜひ作ってみてくださいね〜！ ++ 簡単フィリーチーズステーキの作り方 ++ ---- 材料 -------- 　　+ イタリアンヒーロー、もしくはバゲット 　　　　（どちらも細長い棒状のパン） 　　+ 牛肉（薄切り）　量はお好みで。 　　　　日本人なら１２０〜２００ｇ前後がいいかな？ 　　　　（アメリカ人用のレシピに合わせると１ポンドとか普通に言う） 　　+ たまねぎ（中）　１つ 　　　　（薄切りに） 　　+ ピーマン　　　　 ２つ 　　　　（種を取って細切りに） 　　+ プロセスチーズ　お好みで 　　　　（とろけるチーズやピザ用チーズでＯＫ） 　　+ ウスターソース　小さじ１／２くらい 　　+ 塩、胡椒、サラダ油をそれぞれ適量で ---- 作り方 -------- 薄切り肉を強火で軽くいためる（本式ではスライスしたステーキ肉を鉄ベラで薄切りにするんだが、日本だと普通に薄切り肉が売ってるから楽） 　 肉を取り出し、同じフライパンでたまねぎ、ピーマンを軽く火が通るまで中火でいためる 　 肉をフライパンに戻し（この時、たまねぎやピーマンがなるべく肉の下にくるようにする）、ウスターソースを入れ、塩胡椒をしっかりとし、馴染むまでいため合わせる 　 あらかじめ軽く暖めておいたパンを、両断しないように切って肉、たまねぎ、ピーマンを乗せる 　 電子レンジなどで予め溶かしておいたチーズをそれにかける……方が本式っぽいが、面倒ならチーズをのっけてトースターや電子レンジでそのまま溶かしてＯＫ 　完成！ 　 　薄切りにしたマッシュルームを入れてもＧｏｏｄ。 　アメリカンチーズ（プロセスチーズ）以外だと、プロヴォーネを使うのがジーノスタイル（ジーノは元祖チーズステーキ屋を名乗る店の一つ）。