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ソード・ワールド2.0 新作いろいろインタビュー

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BOXRPG
ＳＷ2.0 RPGスタートセット拡張パック2 魔動機師&軽戦士
（2017年2月）


+ 製品紹介 +

――： 「ソード・ワールド2.0　RPGスタートセット拡張パック２　魔動機師＆軽戦士」のお話に、藤澤さん、川人さん、清松さんをお迎えしております！
一同： よろしくお願いします。
――： スタートセットの拡張セットも２つ目ですね。
藤澤： 今回でやっと、ルーンフォークとマギシューを出せました。実は、基本セットを出したときから、なんでいないんだって言われてたんですよ。
――： どちらも根強い人気がありますからね（笑）。
藤澤： ただ、マギテックシューターだと、ふたつの技能を扱うので、少なくとも基本セットではないなと思って外していたんです。
――： なるほど。ということは、拡張２はちょっと上級者向け……？
藤澤： いえ。そこはスタートセット！　気軽に遊べるようにフォローもしています。例えばマギシューだとガンの武器カードです。
――： おお？　ちょうどガンの武器カードのところに弾丸マークがありますね。
藤澤： 弾丸の消費が、汎用トークンを置くことでわかりやすくなっています。
――： おお、なんですかこの青いキラキラしたトークン！
▲大小の汎用トークン。弾丸の残り数以外にもいろいろ使えそう。
藤澤： これは川人さんのアイディアですね。
川人： これまでにも、ＨＰトークンやＭＰ消費トークンはあったけれど、他にもいろいろカウントするためのトークンが欲しいと思っていてね。
――： 確かに。ゲームマスターをしていると、時間の管理とかに何かカウンター欲しくなりますからね。
藤澤： ちょうど私も弾丸を数えるものが欲しかったので、じゃあ、入れようということになりました。
川人： 大きさも大小２種類あるから、いろいろ便利だ。
――： こういう工夫は嬉しいですね。弾丸のリロード忘れもなくなりそうです。
藤澤： 今回もキャラクターに焦点を当てたソロシナリオが付いています。ルーンフォークのマギテックシューターのスリーが主人公で、それをプレイすると技能の使い方もわかるようになっています。
川人： あなたもこれでマギテックシューターになれる！（笑）
――： ご主人様であるフェンサーのメロとのやり取りも面白いですね。
藤澤： 燃えるシチュエーションも用意したので、そこも楽しんでください。
――： もうひとつの追加技能のフェンサーですね。これも満を持して登場という感じですが。
清松： 「クリティカル値マイナス１」と「持てる武器が筋力の半分」といったルールの処理が後回しになった理由だね。
藤澤： フェンサーを入れるかはだいぶ悩みましたね。フェンサーじゃなくてコンジャラー入れようとか、いっそフェンサーいなくてもいいっていう意見もありました。
川人： でも、前衛がファイターとグラップラーだけなのもなぁってなって。
清松： 戦士系技能も残すはフェンサーだけだったからなぁ。
藤澤： プレイヤーの皆さまも、基本セット、拡張１とステップアップしてきていると思うので、フェンサーもいけるはずと思って入れることにしました。
川人： まあ、普通に遊ぶ分にはファイターとかと変わらないからね。
藤澤： ですね。必要なものは最初からセットになっています。
――： では、続いては追加のモンスターについて。
川人： 今回はマギテックが出てくるということで、敵モンスターもガンを使うやつらや、魔動機械が出てくる。
▲コボルドシューター、クーガなど新たなる敵が立ちはだかる！
――： ずいぶんとメカメカしい敵が出てきましたね。魔動機文明時代の遺物ですな。
藤澤： 刃のついた武器でクリティカルしない方々が……。フェンサーがサンプルキャラクターとしているのに（笑）。
清松： いじめやな（笑）。
川人： そこらへんは他のモンスターをざくざく刺していただければ問題ないかなと（笑）。
――： 魔動機械だけでなく、蛮族に動植物、バランスよく増えてますね。
藤澤： 基本セットや拡張とも合わせて50種類は出ているはずです。かなり使える魔物の幅は増えています。
――： 毎回、何が増えるのかは楽しみにしていますが、選択が大変そうですね。苦労した点などはありますか？
清松： 苦労したというか……。ダグウィみたいな特殊能力の多いモンスターが手間だったかな。
――： ほう。ダグウィですか。
清松： 元々のモンスターデータをカードに落とし込むんだけど、カードには文字数の制限がある。
――： あっ。確かに。
清松： そうなると、ルールの内容を変えずに文字数に合わせて書きかえる作業が必要となるんだ。そうした調整をいろいろとしてある。
――： なるほど。細かいところも調整されているのですね。
藤澤： そういえば、モンスターといえば、ひとつ悔しいことが……。
――： 悔しいこと？
藤澤： ニードルアーチャーです！
川人： あぁ。５ガメルについての話か。
――： ニードルアーチャーで５ガメル……？
藤澤： ニードルアーチャーは確定ドロップで棘の矢を落とすのですが、それが15ガメル。なのに、スタートセット関連商品には今のところ、５ガメル単位での貨幣を表すチットが存在しないのです！
――： ああっ。確かに。ドロップ報酬もらいそびれちゃう可能性が。
藤澤： なので、ニードルアーチャーのドロップの15ガメルは、２匹で登場させて30ガメルにするか、ＧＭの裁量で「ちょっといい棘が落ちたね！」と20ガメルをあげるかしてください。
――： なるほど（笑）。
清松： ５ガメルの端数とか、面倒な……（笑）。
川人： ここで汎用トークンを、５ガメルとして使ってもいいぞ！
――： 汎用トークン押しですね（笑）。
川人： でもトークンが混ざっちゃうから、ちょっといい棘（20ガメル）が処理としてはＧＭにもプレイヤーにもフレンドリーかな。
清松： ニードルアーチャー２体は、新米冒険者にはきついこともあるからな。
藤澤： 最初は５ガメルチットを入れる予定で、ニードルアーチャーのドロップも問題ないだろうって進めてたのですが、結局入れないことになったのです。……ああ、もう。本当に申し訳ありません！（じたばた）
――： （この悔しがり様をインタビューでお伝えできないのが残念ですね）さて、次行きましょうか。追加タイルについて！　
川人： タイルもだいぶできることが増えたね。
藤澤： はい。前回の拡張１が屋内のタイルが多めだったので、今回は野外をテーマにしています。あと、今回面白いのが、シンプルな原っぱが追加されたことですね。
――： 遺跡っぽいものの痕跡の広がるタイルですね。確かにシンプル。
藤澤： これはどうやって使うかというと……。この建物を使うのです。
▲建物のタイルは裏返すと内装が。ミニチュアのドールハウスのよう。
――： 基本セットにも小屋があったけれど、今回はたくさんついてますね。
藤澤： 自由においてもらって自分で村や町を作れます。
川人： 塔のチットなんていうものもある。
藤澤： 入り口と中階層があって……。このように重ねていただければ塔になります。
――： 物理的にも重なっていくのが見えますね。
川人： 最大で５階までの塔ができる。
――： ミニチュアみたいですね。あっ。すごい。民家もひっくり返すと中の間取りが……！
藤澤： そう。めっちゃ細かいんです！
川人： 他にも石垣や大階段、仕切り壁とか、タイルの上に置けるチップがいろいろある。
藤澤： タイルの上をカスタマイズしてもらって、よりＧＭが自由な発想でマップを作ってもらおうというのが、今回のコンセプトです。
――： まさに、拡張パックの名にふさわしい内容ですね。
藤澤： 基本と拡張２だけでも遊べますが、拡張１と混ぜるともっと楽しくなります。遊びやすさにとことんこだわった拡張なので、ぜひ色々組み合わせて遊んでください。


拡張パック２を使ったセッションはニコニコ動画でも公開しています。
今回ご紹介したタイルなどが実際にどんな風に使われているかはこちらをチェックです！

【グループSNEチャンネル】
　発売記念セッション第１話　part1　／　part2
　発売記念セッション第２話　part1　／　part2

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