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TOP > ユーザーコンテンツ > TRPGリプレイ > GURPS ドルフィン > ガープス・ドルフィン用語事典

GURPS ドルフィン 目次


ガープス・ドルフィン用語事典

 このコーナーでは、リプレイに登場するあまり馴染みのない用語、ドルフィン世界特有の用語を解説しています。また、新しい特徴や技能についても、簡単に説明しています。
●イルカのキャラクタータイプ
 + 唄い手
 + 交渉者
 + 闘士
 
+ 慈母
+ 学者
+ 導き手
●新たな特徴
 + 科学恐怖症
 + TV中毒
 + 副脳
 + 名誉重視/闘士の名誉
  ●新たな技能
    + 歌唱
    + 航法
    + 水泳
    + 生存/イルカ
    + 海の知恵
 
 + 科学!
 + 水中機動
 + 跳躍/メッセージ
 + 伝承知識
  トリトン

  ルカー

※リプレイ本文に戻る時は、ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください。
※ガープス4thには対応していません。ご了承ください。




【イルカのキャラクタータイプ】
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●唄い手
 リジェンド・シンガー

 伝承を伝えるもの。魔法的な効果をあらわす唄の使い手でもある。この唄は超能力の一種と考えられているが、まだ正体は不明だ。異種族と意志を通じさせたり、集めたりなだめたりすることができる。唄い手だけが、この魔法唄を教わる。
 
●交渉者
 コミュニケイター

 人間など他種族との交流を行なう。身振り技能で会話することもある。テレパシー能力や、他の種族の言語を学ぶことが必須になる。ただし、基本的に、発声器官の構造もあるので、人間の言葉は話せない。
 
●闘士
 ガーディアン

 仲間を守って戦うのが役目。イルカは、体当り(頭突き)と、尻尾チョップ、噛みつきが主な攻撃手段になる。また、本来は光のない海中で障害物を探るソナーである超音波を収束し、音波ビームとして攻撃できるものもいる。
 
●慈母
 グレイスフル・マザー

 海の生き物を薬の代わりに使って応急手当てしてくれたり、ヒーリングの超能力で、治癒してくれたりする。遺伝子改良によって、飛躍的に知能が向上したイルカたちのサイコセラピストでもある。
 
●学者
 スカラー

 ふつうのイルカは、高度な学術知識を持たない。しかし、中には、ふつうの脳の他に、遺伝子操作によって作られた副脳を備えて、人間から授けられたさまざまな知識がおさめられているものもいる。人間の「機械」を操ることができるのは彼らだけだ。
 
●導き手
 ナビゲーター

 みんなを先導する。「方向感覚」と「鋭敏感覚」が必要。群れのリーダーでもある。さまざまな役割を兼任していることが多いが、特に闘士である場合が多い。



【新たな特徴】
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「科学恐怖症」 ……−15/−30CP
 科学の産物を恐れる。日用品くらいなら大丈夫だが、コンピューターや大型船舶などは怖い。宇宙船やロボットなどもってのほか。
 
「TV中毒」 ……−5CP
 人間が放送しているTVが大好きで、暇があれば見ている。人間の仲間に見せてもらったり、沈んだ船にそなえつけのものを見ていたりする。
 
「副脳」 ……5CP
 科学技術の知識を蓄えたもの、および超能力のみなもととなるものなどの種類がある。それぞれの技能ごと、超能力ごとに副脳が必要になる。副脳が2つまででであれば、特に目立つことはない。三つ以上の副脳を持っているイルカは、頭部が大きくふくれてしまう。脳狙いの攻撃を行なわれると命中しやすく(マイナス5で命中する)、副脳を失うこともある(生命力判定を行ない、失敗すると副脳が破壊される)。
 
「名誉重視/闘士の名誉」 ……−5CP
 群れを最後まで守る。食事はみんなに行き渡ってから。危険なところは率先して偵察する。



【新たな技能】
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〈歌唱〉
 人間の耳には聞こえない、イルカたちのあいだだけで聞こえる、水中の唄を歌う技能。
 
〈航法〉  星などを見る他、海流の匂いなどでも自分の居場所を確認できる。鋭敏味覚をボーナスとして加えることが出来る。
 
〈水泳〉
 技能レベルの8分の1を移動力に足すことができる。ただし「よけ」は増えないので注意すること。イルカでは、「移動力」と「よけ」はしばしば異なる。〈水中機動(後述)〉も参照のこと。
 
〈生存/イルカ〉
 海で餌を得て、生きのびていくための技能。通常の場合、イルカは一日の三分の一を、餌を獲得するために費やしている。餌をとるための連係プレー(狩り)なども、この技能で判定をする。狩りは必要なことであると同時に、楽しいゲームでもある。どうしても時間がとれなければ、餌を(通販で)買うこともできる。
 
〈海の知恵〉 ……精神/並、知力マイナス4
 他の動物とのつきあい方に関する技能。〈交渉〉技能の、野生生活版。他の動物との駆け引きなどに使う。
 
〈科学!〉 ……精神/至難、技能なし値なし
 ありとあらゆる分野の科学的知識をそなえており、専門家ほどではないが、うんちくを傾けることができる。SFドラマによく出てくる万能博士になれるのだ。しかも、副脳一つ分ですむというお得な技能。ただし、周囲からは信じてもらえないこともしばしば。
 超能力やUFO、海底の謎の新生物などについても、この技能で判定。
 
〈水中機動〉 ……肉体/難、技能なし値はなし
 技能レベルの5分の1を「よけ」と、体当りのダメージに足すことができる。また、体当りのときに、敏捷度のかわりに即決勝負に使うことが出来る。また、体当りしたときの目標値に技能レベルの5分の1を加算できる。
 
〈跳躍/メッセージ〉 ……精神/易、知力マイナス3
 一定のリズムでジャンプをくりかえすことによって、水面に波紋を引き起こし、モールス信号のようにメッセージを伝える。十文字程度の簡単なメッセージが、成功度かける1q先まで届く。聞きつけたなら、中継するのが義務。
 
〈伝承知識〉 ……精神/難、知力マイナス6
 海のイルカたちのあいだで伝えられてきた、さまざまな伝説についての知識。



【トリトン】
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 海で暮らす人間の子供の中に、イルカと意志を通じあわせることが可能な者たちがあらわれたのは、〈大撤退〉後、しばらくのことだった。彼らは、古い物語からとって、トリトンと呼ばれた。彼らは、特殊なナノマシンを移植されて、通常よりはるかに水中に適応した肉体になっている。

 といっても長いこと海で泳いでいても平気だとか、ふつうの二倍くらいの肺活量といった程度だが。ちなみにナノマシンの製造技術は失われていて、別のトリトンから直接に輸血する以外に体内にとりいれる手段はない。たいていは、父母から子、兄姉から弟妹へと受け継がれてゆく。

 トリトンたちは、テレパシー的な共感によって、イルカと言葉をかわす。彼らは、イルカたちとの通訳として、海を守るために大人顔負けのさまざまな働きをした。海の守護を託されたイルカたちの友となり、彼らが独立した種族として生きはじめたときには、二つの種族のかけ橋となった(あるいは、なろうとしている)。

 年齢が18歳を越えると、トリトンたちのテレパシーは消滅して、イルカとの交流は子供時代ほど濃密なものではなくなってしまう。この時代、この地域(南太平洋)では、15歳以下が未成年とみなされている。

 トリトン以外の人間たちも、それなりに多く、この一帯で暮らしている。生活のレベルは、現代(二十世紀後半)程度だが、飛行機などはなく、船もせいぜい小型の漁船がせいぜいである。ときたま、日本列島のメガアーコロジーから巨大な船がやってきたりすることもある。



【ルカー】
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 代々のトリトンたちに受け継がれてきた、AI装備の自律型サポートマシンである。形態は、持ち主によってさまざまだが、ふつうは体長1メートルほどの大型の金属とプラスチックでできた魚といった感じになる。次に一般的なのは、分厚いボディボードタイプ。中には、貝殻やタコのような形態のものも存在する。

 トリトンたちは、額のヘッドバンド(時にはリストバンドやネックバンド)を通じて、声に出すことなくルカーに命令をくだすことができる。

 海水から重水素を抽出して、内臓核融合炉に供給し、半永久的に作動する。そして、常に主人につきしたがっているのだ。主人体内のナノマシンを感知して、半径百q以内なら見つけだすことが可能である。

 主人の健康状態を感知して、薬や酸素、食料なども供給する(食料は味もそっけもない栄養剤だけど)。ルカーがついているなら、トリトンたちは泳いで太平洋を横断することも可能かもしれない。ただし、移動時には供給はできない。酸素マスクをくわえながら、移動することは不可能なのだ。イルカたちと一緒に長距離移動するときは、水面を移動するしかない。

 ルカーは、トリトンの健康を管理したり、さまざまなデータを提供したりできる。
 また、二百sまでのものを牽引して、最大時速30qで航行することができる。その場合、特殊な障壁を展開して、主人を包みこむので、水の抵抗は気にならない。

 時には、体当りや電気ショックで、主人を守って戦うことができる。

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