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TOP > ユーザーコンテンツ > ＴＲＰＧリプレイ > ソード・ワールド2.0『マージナル・ライダー』外伝　第三話「冒険者、ときどき賭博師（ギャンブラー）！」 ←はじめに＆キャラクター紹介 -目次- 第三話_2→ １．冒険者達の休息 ＧＭ： プレイヤーの皆さん、本日はお集まり頂きありがとうございます。これより外伝のセッションを開始いたします。よろしくお願いします！ 一同： よろしくお願いしまーす！ ＧＭ： 現在、時刻は夕方頃。皆さんは冒険者の店〈雷神の吐息亭〉にいます。 主人のコーネリアスさんが作る美味しい夕食を食べ、まったりとした時を過ごしているところですね。ちなみに今それぞれどんな感じですか？ メル： はーい、グーちゃん（幼竜）といちゃいちゃしてます！ ラファル： オレはストラーダ（馬）といちゃいちゃしてます！ ＧＭ： 店の中に馬を連れ込まないで下さい！（笑） セレス： 私は銃とか曰くつきの骨董品とかをテーブルに広げて手入れしてます。この壷、いつになったら幸運を運んできてくれるのかなー？ ドレム： では儂はそんな皆の様子を眺めながら飯を食っておる。うまい、うまい。 ＧＭ： 皆さん澱みなくいつも通りで何よりです（笑）。 ……おっと、じゃあドレムさん。 近くのテーブルで食事をしている旅人達がこんな噂をしてますよ。 ＧＭ／旅人A： 「近頃、サカロスの神殿では施しに使いすぎて金銭難らしいな」 ＧＭ／旅人B： 「そうそう、俺もこないだお布施を頼まれたよ」 ドレム： ほう、それは儂も近々お布施をしに行かねばいかんのう。サカロスの教えでは、金は天下の回り物なのじゃ。 ラファル： オレもストラーダの養育費があるからなかなかお金貯まんないんだよなー。 ……あれ、そう言えば今日はナハトが居ないぞ。どこ行ったんだろうな？ ＧＭ： 皆さんの中では『お金＝ナハト』という連想が自然なんですね。 メル： ナハトなら今朝、リチャードさんがどっかに連れて行きましたよー？ セレス： きっと合コンの誘いね。 メル： あっ、そういえば私もこないだ誘われてたんだった！ ラファル： リチャードさん、そんなに合コン好きなのか……（笑）。 ＧＭ： （笑）いや、まあそこは普通に冒険の仕事でしょう。ルシアスさんや他の面々もそれぞれ別の依頼を受けて、今は留守にしているみたいですね。 メル： でもなんで私達じゃなくて、ナハトが呼ばれたのかな？ ラファル： きっと、お金に関する事だよ！ セレス： 銀行で猛烈にお金の勘定してるとか？ ドレム： ものすごいスピードで機械的に仕事をこなしてそうじゃの。 ＧＭ： はいはい（笑）、そんな話をしている所に、一人のエルフの女性がやって来ますよ。 容姿は……長身の美人で、男物のぱりっとした礼服を着ています。年齢はセレスと同じくらいに見えますね。 皆さんの姿を見て、親しげに声をかけてきます。 「やあ、セレス。元気にしてたかい？」 * * * * * 　実は今回、物語の導入を円滑に進めるために、 ＧＭは前もってセレスのプレイヤーだけには軽く冒頭の部分を説明し、協力をお願いしています。 さて、他の３人の反応はどうでしょうか。乗ってきてくれるかな？ * * * * * 　　 セレス： （親しげに）わぁ、久しぶり！　超元気だよ〜。 ドレム： む、知り合いかの？　儂らにも紹介してくれい。 ＧＭ／女エルフ： 「君達が最近街で評判の“幼竜を連れた冒険者”だね。初めまして、私の名前はカレンという」 メル： メルティーです、初めまして。セレスさんとはお知り合いなんですか？ ＧＭ／カレン： 「ああ、彼女とは昔駆け出しの冒険者だった頃に組んでいた仲でね。今は私は引退して、この街で賭場を経営しているが……」 ラファル： カジノ！　かっけー！　大人の世界って感じだ！ ドレム： ほう、それは儂もまだ行った事が無いのう。 セレス： （ＧＭに目くばせしつつ）あ、そうだ！　 カレン、たまには店に遊びに行ってもいいー？　私達お金増やしたいんだ♪　 ＧＭ： （うんうん、ナイス振りありがとう） 「なんだ、そうなのか？　なら、ちょうど店も開いているし、暇なら今から来るか？」 と言ってくれますよ。どうする？ ラファル： おお、行く行くー！　俺は大人の世界に憧れるお年頃！ メル： あ、私も興味あるなー。暇だし、ちょっとドキドキしながらついていきます。 ドレム： 儂はサカロス（酒幸神）の神官じゃからの、賑やかな事は大歓迎じゃ。別に止めはせんし、なんなら少々稼いでお布施にしてもよいの。（ニコニコ上機嫌） セレス： よーし、じゃあ皆で出発〜♪　 といった具合に、皆さんびっくりするぐらいすんなりと付いてきてくれました（笑）。 用心深いＰＣが博打に難色を示す事も考えて、実は全く別の流れも用意していたのですが…… どうやらうるさい保護者達が居ない事をこれ幸いに、 降って沸いたお楽しみイベントを満喫してやろうという方向で意見は一致したようです。 ＧＭ的にはこれ以上ないくらい適役の面々ですが（笑）、 さてさて彼らは一流のギャンブラーになれるでしょうか？ ←はじめに＆キャラクター紹介 -目次- 第三話_2→