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KADOKAWA春の大TRPG祭
イベントレポート
執筆:田中公侍


●春の新風を告げるイベント、開幕!

 皆さんこんにちは。
 3月は中旬まで寒い日が続いていましたが、そんな寒さも少し控えた春休みに入る3連休初日。東京はKADOKAWAさまができたての新社屋を開放し、
1日TRPGを堪能するイベントが開催されました。
 今回はイベントにゲストとしてお招きいただいた私、田中公侍が、このイベントの様子をレポートします。ワクワクがあふれ出すほどの勢いだったこのイベント。その楽しさを体感したと錯覚するくらい、たっぷりとお伝えしますよ!



●当日はあいにくの雨、しかし。

 3月19日の朝は残念ながら悪天候。田中も用意した荷物を雨除けで包み、巨大な傘を持参することとなりました。
 手渡された地図を確認しながら、それでも少し道を逸れてウロウロしていると、ひときわ目立つカーディーラーショップのようなガラス張りのロビーに、見たことのあるお姿が。あぁ、あれは田中とお仕事させていただいたKADOKAWAの編集Mさんに違いない!
 しかしガラス越しには届かないこの想い。入り口を見つけてエントランスで名前を告げると、ここがイベント会場で間違いなかったことを知り、安堵。そして田中に気づいてくれたMさんは、持ち場を離れて控室までご案内してくださいました。
 いや、田中が方向音痴というわけじゃナイデスヨ? 最新のセキュリティを搭載しているKADOKAWA新社屋では、社員証がない人はダンジョンに迷い込んでしまうということ。うむ、そういうの大好物だけど、攻略はまた今度にしよう。
 案内された控室でしばし待機していると、同じくイベントに参加するわれらがボス、安田均と、今回の主役ともいえる後輩、大井雄紀もやってきます。これで準備は整った、いつでも行けるぜ!
 開会式に参加するため、再び新社屋ダンジョンを案内していただき、秘密のエレベーターに乗り込んで開会式会場へ。すると、そこで目にしたのは1フロアぶち抜きの大ホールと、そこですでにスタンバってる多数の参加者たち!




 ざっと見て80人はいたに違いない。そして後で知ることになりますが、これは参加者さんの一部であった、ということ。な、なんだと……?
 そして新社屋の機能、ダブルプロジェクター(勝手に命名)を駆使した開会式! ボスの「今日は1日、TRPGを楽しみ尽くしましょう!」の一言で、各卓一斉にセッションがスタートする様子は圧巻でした!



●TRPGの「新風」と「定番」を紹介するトークショー

 先ほど80人は参加者の一部だと言ったな。あれは本当だ!
 今回のKADOKAWAさま新社屋を使ったイベントでは、開会式を行った2階大ホールのみではなく、ほかの場所でもイベントが同時進行していたのです!
 そのひとつがトークショー。「ニコニコ生放送」である「ドラゴンブック生放送、略してドラ生 春の大TRPG祭SP」! にて、トークショーの様子が生配信されました。このトップバッターとして、われらSNEのボス安田均、新作を引っ提げて東京に乗り込んだ大井雄紀、そして私田中公侍が出演させていただき、ここだけのトークを60分、たっぷりとお届けしています。
 まずは今作がTRPGデザイナーデビューとなる大井雄紀の
『ダイス・オブ・ザ・デッド』が開発された経緯を、初公開となる表紙パネルとともにご紹介。なぜ、ボスが「最新」と評するシステムを、初デザインの大井くんがゲームに組み込んだのか? その真相が明かされます!
 その後は私田中が、おなじみ『ソード・ワールド2.0』の新刊のご紹介を務めさせていただき、夏に向けてのリプレイ、ゲーム双方のサポートについてお伝えさせていただきました。『SW2.0』の
「SNE/cosaic」側の展開についても、ちょっとフライング気味なお話もさせていただきましたが、イベント進行の編集HさんからOKをいただきましたのでOKです!




 がっつりとお話しさせていただいたトークショーでしたが、私たちの後にも冒険企画局様、F.E.A.R.様&林啓太様、インコグ・ラボ様と、怒涛のようにトークショーが開催され、総再生時間5時間を超える、大型番組となりました!
 ニコニコ動画のプレミアム会員にご加入されている方ならば、
3月26日まではタイムシフトにて視聴できますので、ぜひご覧ください!

ニコニコ動画
ドラゴンブック生放送、略して「ドラ生」! 春の大TRPG祭SP
http://live.nicovideo.jp/watch/lv256427345
 
●サイン会もやりました、感謝!

 トークショーが終わったら、その後はSNEの3人でのサイン会を行わせていただきました。たくさんの方に来ていただき、中にはセッションの途中の休憩時間に来ていただける方もいらっしゃいました。この場を借りて、改めてお礼をお伝えします。
 サインの際に気づいたのは、ご用意いただいたルールブックやリプレイを預かったとき、新しいものだと「この機会に買っていただいたのかな」と感じ、読み込んでいただいているものだと「たくさん楽しんでくれているんだな」と感じました。どちらも嬉しいものですね。



●体験卓を偵察偵察ぅ〜

 サイン会の後はしばし待機時間。われらがボスはこの際、同じ日に東京、東大前で開かれていたTRPG文華祭へお邪魔するため、一度外出されました。後から聞いた話では「あちらもたいへん盛況だった」とのこと。このイベントの翌日には、田中も少しだけお邪魔させていただきました。
 しかし、この日はもうひとつ同時進行していたイベント
「TRPG体験会」の様子を偵察していたのです。1階のトークショー2階のTRPGセッションに加え、3階のロビーや会議室の一部で行われていたこのイベント。TRPGの気になる新作や話題作などを、お試しですぐに楽しめてしまえるという欲張りなイベントでした。じつはイベント開始前の時間からすでに体験は開始されていて、常に10卓前後が埋まっていたという盛況ぶり。夕方ごろにはなんとすべての体験卓が満席となり、増卓していたのです! 担当GMの方々も張り切ってセッションを行い、プレイヤーの皆様の歓声や悲鳴が絶えず聞こえていましたよ。田中も全部の卓を体験したい衝動を抑えていたせいか、ここでシャッターを切るのを忘れてしまっていました。ごめんなさい!



●DoD体験会を敢行!

 体験会と同じ3階で、少し休憩した後の大井雄紀は、
『ダイス・オブ・ザ・デッド』のメディア様向け体験会を行っていましたよ。よく働く後輩は会社の宝ですね。
 トークショーでは動画の生配信ということもあってか、やや硬くなっていた大井君でしたが、ここでは勝手知ったる自身のシステムでのGMということもあってか、プレイヤーの方々を楽しませるため、大井節を全開にしてマスタリングしていました。
 プレイヤーとGMのみんなでダイスを同時に振る
「ダイスドラフトシステム」が特に好評で……っと、システムやゲーム内容の詳しい話は事項に譲るとしましょう。




 大井くんがゲームの状況を進行する間も、プレイヤーの方々から次々と質問が飛んできたり、美麗で迫力のあるゾンビのイラストを写真に収めていただいたりと、楽しみながらも新作タイトルを鋭いまなざしで見つめていただいていたのが印象的でした。むむ、これは手ごたえアリと見ましたよ?



●ついにヴェールを脱ぐ『DoD』の詳細!

 そうこうしているうちに時間は夕方を過ぎ、日も沈んでくるような時間に。お昼から2階大ホールで行われていたセッションも次々に終了し、参加者の皆様は興奮冷めやらぬといった面持ちでダブルプロジェクターに表示された
「新作発表会」の文字に注目されていました。
 そしてボスと大井くんがマイクを握り、巨大プロジェクターに『ダイス・オブ・ザ・デッド』のワールド、システムの詳細が次々と表示されていきます! その詳細を、このレポートでも少しだけお披露目!

・人間でもゾンビでもない「ハーフゾンビ」となって「人間との繋がり」を護れ!
・全員でダイスを集めて取っていく「ダイスドラフトシステム」を使いこなせ!
・隣の仲間はまだ大丈夫か? 仲間の「感染度」を探り、その行動を見極めろ!
・超初心者でも大丈夫! 「シナリオクラフト」がGMレスの物語を作り上げる!

 こんな感じで、どこを取ってもまったく新しい要素だらけのTRPGとなっています。発売は
4月20日とのこと。この記事を読まれた皆さんも、もう少しだけお待ちくだされば、ハーフゾンビ生活を満喫することができますよ!
 さらに、『DoD』の発表の後にも冒険企画局、齋藤高吉様がメインデザイナーを務められます片道勇者TRPGの発表も行われました。こちらのタイトルも気になる方は、冒険企画局様からの続報に期待してください!




●TRPG春の嵐を体感して

 新作発表会が終わりますと、そのまま閉会式となりました。このイベントでTRPGを遊んでいただいた参加者の皆様は、総勢150名を超えたとのこと。イベントとしては大成功だった、とKADOKAWAさまのありがたいコメントをいただきました。新社屋でのイベントは入退場自由ということもあり、オープンな雰囲気で楽しんでいただけたと田中も思います。次回のイベントも準備されているとのことでしたので、ぜひチェックしてみてくださいね!
 SNEとしても久々の完全新作タイトル『ダイス・オブ・ザ・デッド』をお伝えさせていただき、確かな手ごたえを感じたイベントでもありました。
 改めてイベントで遊んでくれた皆様、生放送でコメントしてくれた皆様もありがとうございました。次もまた、思いっきり遊べることを楽しみにしています!




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