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OGA秋季大会、四国ゲームワンダーランド レポート
執筆:安田均



 ゲームコンベンションはいい、絶対いい。
 JGCもよいし、もちろん海外のコンベンションに行けるのなら最高。
 自分たちで開くのも、なかなか大変だが、じつはそう言いつつ楽しんでいるのも事実だろう。
 そのほかにも、いろんな地方のみなさんが出会って、ゲームを楽しめるのもすばらしいことだ。
 今回ぼくは12〜13年ぶりに、OGAという岡山のゲームサークル(および香川の人たち)に呼ばれて、コンベンションに参加させてもらった。ずいぶん久しぶりである。もう年がだいぶ上になったので、忘れ去られてるのではないかとちょっとおびえながら赴くと、それどころか前回にも増して歓迎していただいた。

 みなさん、本当にありがとう!
 ということで、レポートをいま喜んで書こうとしているのだが、ふと考えると、なぜかぼくは
新しいことをするさい、岡山という地域にまず行っているみたいなのだ。そのことに触れてみよう。

 じつは、いまを去る30年前
1983年3月(古いですねえ、みなさん、生まれてる?)。ぼくは岡山で開かれた「モモコン」という地方SF大会に参加している。
 SF大会に何をしに?
 もちろん、当時はSF翻訳家だったこともあるが、そんなことよりも翌年出る予定の日本初の翻訳RPG
『トラベラー』の宣伝のためである。当時、日本に来たばかりでメイルゲーム『スターウエブ』を広めたがっていたカーティス・ケリーさんを連れて、トラベラーのシナリオ「研究基地ガンマ」を遊んだのが、この「モモコン」だった。参加した皆さんも喜んでいたが、なによりケリーさんが日本に来てまで『トラベラー』をできたのがとっても嬉しいと言っていたのを思い出す。
 なんと『ロードス島戦記』や『ソード・ワールド』が出る5〜6年前だ。グループSNEはまだ生まれていない。水野良、山本弘、清松みゆきらと知り合って間もない頃だ。とにかく、『トラベラー』の翻訳を依頼されたのがその年の1月だったから、依頼後まっさきに公開で遊んだのが岡山のコンベンションだったというわけだ。

 RPGのつぎはTCG。モンスター・コレクションTCGが登場したのは1997年の秋からだが、これの富士見書房さんプロモート大会で、ぼくがまっさきに連れられていき、参加したのは、岡山のゲームショップだった(ユーコンさんとかいった)。
 たしかそのときには、加藤ヒロノリと秋田みやびも参加したと思うけれど、新神戸駅で普段東京方面に向かうことばかりだったので、上り方面(!)のホームに立つ秋田を向かい側に見て、とてもあわてた覚えがある。
 もっとも、行ってみたら秋田の相変わらずのサイコロ魔人ぶりに、ぼくや加藤はあんぐり口を開けていた覚えも。あの頃は、まだファンデックも多く、ぼくは「大砂蟲」デックにあわや本陣を落とされかけながら、なんとか耐えたのもよい思い出だ。

 そのつぎは、たしかぼくがボードゲーム『トレインレイダー』『マーメイドレイン』を出すということで、2000年か2001年秋ごろに、ボードウォークさんにうかがわせてもらったのが、今回のOGAさんのコンベンション(12〜13年前)だったと思う。これはたしか友野詳と一緒に行き、ぼくがあまりに楽しかったので、予定外の2泊もしてしまい、友野がうらめしそうに1泊で帰っていったのを覚えている。

 さて、ということで、今回は新しいものを携えての4回目の岡山行き。作品はもちろん『ゴーストハンター13 タイルゲーム』『タルギ』、どちらもボードゲームだ。
 あれ、前回もボードゲームでは?
 そう、でも、今回はまたちがう。これまでは内容は考えてその先は作ってもらっていたが、今度は
グループSNE(WITH コザイク)でゲーム製作までしてしまったという、初めてのタイトルなのだ。

 前日から大いに楽しみにしていたのだが、今回は出鼻を
悪性の風邪にくじかれる。JGCでもらった風邪(みんな、くしゃみやせきが出るならマスクをしようぜ)が何年かぶりの悪質なもので、2週間近くも治すのにかかったのだ。普段なら2〜3日で治るのにね。R&R次号「王宮のささやき」ゲームノベルなんかを、胸が苦しいのに力を入れて作ってたせいかもしれない。
 それはともかく、前日入りをあきらめて当日朝岡山駅に着くと、「GH13 タイルゲーム」でシナリオを作った河端ジュン一やおなじみの古徳さんや吉井さんなどBNFがお出迎え。恐縮しつつ、会場に向かう。もう80人以上も集まっての盛会だ。お天気も最高(室内で遊ぶんだけどね)。



 
 聞くところでは、もともとOGAは古いサークルなので、シミュレーションゲームの頃から盛んでRPGが多いのだが、最近はボード・カードゲームもよく遊ばれ、今日はボードゲームの方が1名多かったらしい(初めてだそうだ)。要は、どちらも遊ぶ人が多いということで、ぼくもSNEの前身サークル時代はそうだったので、なんとなく懐かしくなった。それが最高ですよ、やっぱり。
「SNEさんのゲームばかりでないので恐縮ですが……」「ああ、そんなの気にしない、気にしない」と言いつつ、遊ばれてるゲームを見る。RPGでは「ソード・ワールド」とタイルゲームにあわせての「ゴーストハンター02」が多いけれど、他には……ん? 「パラサイトブラッド」「ゲヘナ」「ファイヤード」「エンブリオマシン」、あれ「ウィザードリィRPG」「T&T」「ディセント」、おいおい、うちに関係あるものばかりじゃない。そこまで考えなくても。「いや、好きなの集めたらこうなりました」ありがたいことです。
 こちらは、自社で作ったから販売PRもあるし、「ゴーストハンター13 タイルゲーム」と「タルギ」をまずレクチャーする。「ゴーストハンター13 タイルゲーム」はじつは進行役がなくても遊べるのだが、レクチャーする以上は5人で。まず、キャラクターを選ぶ。おやおや、ゲーム慣れした人が多いせいか、主人公タイプでメンタル戦闘できる霊能者を選ぶ人がいない。
 大丈夫かなと思っていたら、やはり苦戦(笑)。特に、第2シナリオでは、メンタル攻撃しか効かない最凶の「吸血鬼」が序盤からラスボスの部屋の前座モンスターに出て、「もう終わったか」と思ったら、とにかくアイテムでMP戦闘できるようにしての回転アタック(死にそうになったらメンバーが入れ替わる)。これが効を奏して、壮絶な結果なれどなんとかなった。霊能力をこめたダイナマイトが湿ってなければ(ダメージ2点!)、もう少し早くやっつけられたんだけどね(苦笑)。
 シナリオを2つ遊んだから、つぎは別のメンバーかと思ったら、他の卓のRPGは時間がかかってメンバー固定なので、同じ人たちともっとシナリオ進めてくださいとのこと。そう、こうして時間がかかるのが、これまでのRPGのつらいところだった。「GH13タイルゲーム」でなら、これが
同じ時間で4シナリオもできてしまったのだよ。1シナリオほぼ1時間でできるものね。プレイヤーの人たちは経験点をもらって、レベルを4上げていけたので、充分満足そうだった。



 
 なんなら、ここにある13本のシナリオを遊んでしまったら(複数回楽しめるものもあるけど)、シナリオはすぐに自作できるので、どんどん遊んでいくこともできる。作り方のヒントはSNEのHPなどにも書くけれど、手がかり部屋タイル5つくらいでシナリオを作れば、1時間弱で遊べると思う。RPGファンの人ならきっと楽にできると思うぞ。
「タルギ」の方はOGAのメンバーの方にレクチャーしてもらって、トーナメントも開かれていたらしい。わかってくるとクセになるおもしろさと、なんといっても
‘横並びで遊ぶ’2人対戦ゲームというのが新鮮だ。


 ということで、めでたく大会終了後ボードウォークさんでの「ゴーストハンター13 タイルゲーム」と「タルギ」の即売会でも、存分に購入していただいた。みなさん、ありがとう!

 で、翌日は海をわたっての高松での
「四国ゲームワンダーランド」。こちらは前日遅くの入りで、河端ジュン一などは夜もおいしい讃岐うどんをご馳走になっていたようだが、ぼくは風邪を治すために控えざるをえなかった。悔しい〜、と思えたのは、食欲が戻ってきているのでだいぶよくなった証拠なんだけどね。おかげさまで、岡山会場では昼まではまだすこしぼーっとしたりしていたが、昼過ぎからはかなり快調。
 高松会場の朝にはもうほとんどすっきりだった。声だけがあまり張り上げられなくて、残念。
 このコンベンションに来ている方は、前日からの人もいたが、四国全県からの集まりがメインで、活気もなかなか。こちらではRPGの方が多かった感じだが、ボードゲームも増えてきているのはまちがいないとか。会場の眺めは高松港から瀬戸内海が見渡せて最高でもある。


 
 こちらでも「ゴーストハンター13 タイルゲーム」では霊能者がいなかったような気が。人気があるのは移動力が高く、逃げ足の早いジャーナリストや部屋タイルが2枚めくれて、次プレイヤーが迷惑する家相占い師。そうか、これどちらも女性キャラが描いてあるからかな。いえいえ、そんなことないです、みなさん、ゲーマーですから、有利なのをよくご存知でいらっしゃる(笑)。霊能者も見た目の能力は高いが、それを過信して単独行動でよく発狂したり、死ぬんだよね。SNE内では霊能者は「死神草壁」と呼ばれている(苦笑)。


 
 


 お昼には、前日の夜食べられなかった讃岐うどんを、ばっちりいただいた。「ゴッドハンド」うまかった。

 午後からは、さらに楽しくシナリオを何本も遊びながら、そのうち11月発売予定
「王宮のささやき」カードゲームなども遊ぶことに。これも「タルギ」とはちがったカードゲームの楽しさを存分に持つゲームなので、期待していてください。


 

 しかし、元気になってくると、ゲームの経つ時間は早い。あっというまにトークショーなども終わって、お開きの時間が(しゃべるとなると河端が元気。「(質問)SNEでいちばん困る人は?」「もちろんボスです!」「(質問)SNEにどうして入ったんです?」「念力ですね。新人募集始まれとメール送ったら即あった」「(安田)そんなメール見とらんね(爆)」「そうか、やっぱりぼくの脳内か」 ま、おかげで声出しまくらなくて、よかった)。


 


 岡山、高松ともにゲーマーの皆さんのすばらしい熱気に、帰るマリンライナーの中では「河端、おもしろかったよなー」「最高でした」「それはそうと、この電車、ひどい咳きしてる人が多いなあ、風邪はやってるんだ」「あれ、ボス、声治ってますよ」「ははは、完璧、もう治った。これぞ、ゲームは元気の元ってやつだな」

 どうもみなさん、お世話になりました、また遊びましょう!


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