※各自のセリフは、それぞれの担当プレイヤーが読みましょう。地の文は、相談して決めたプレイヤーが読んでください。
ヤナギ「記憶が曖昧だと言ったね。まずは、自分が誰か覚えているか確かめてみようか」
※以下、読み上げた後、望むなら短く何かつけくわえてもかまいません。
クロ「わしはクロ。最年長で、ヤナギとは一番長くいっしょにおるぞ。見ての通り、黒猫じゃ」
シロ「それは間違いない。あたしはシロ。ふさふさの白い毛が自慢。悪い子はこらしめるからね」
トラ「悪くないのに、ごはんの邪魔をされる。大きな体でトラジマのトラだぞ」
ミケ「三毛猫だからミケ。ヤナギはネーミングセンスが安直だけど、それって前からだっけ?」
ブチ「ぼくはブチだよ。みんなとなかよくしてたよ。これからも、悪いやつ以外とはなかよくしたいな」
それぞれがあらためての自己紹介を終えると、クロがえへんと咳ばらいをした(厳密には、猫にとってそれに相当する行為、ということだ)。
クロ「とりあえずヤナギはどこで悪魔に願いごとをしたんじゃ? そこを見つけて調べれば、いろいろわかるじゃろ」
そう尋ねても、ヤナギは「どこだったかなー」と首をかしげている。
ミケ「覚えてないのも悪魔のせいかしら」
トラ「んだんだ」
しかし、悪魔の力がとてもすごいなら、完全に忘れて、悪魔がいることさえ気づかせていないはず。
きっと「いちばん肝心なところ」の他は、大丈夫だ。昨夜のできごとなども、ほぼ正しく思い出せている。
シロ「それぞれ入れる場所を探すのがいいわね」
トラ「俺はごはんのところがいい!」
ミケ「あんた、はいれないでしょー」
ブチ「どこさがそうかなー?」
するとヤナギが言った。「みんな、気をつけてね。昔、読んだお話で、悪魔が、仲間の姿に変身してもぐりこんでるなんていうのがあって……いや、猫は天使だから大丈夫だと思うんだけど」
ヤナギは空気が読めないところがある。
5匹は、お互いをちらちらうかがう。
悪魔がなりすましてる、なんてある?
ずっといっしょ、だった……はず。
記憶があいまいにされたのは、そこのところかもしれない。
悪魔は、本当にいるのか?