●ソード・ワールド ●六門世界（モンコレ） ●パラサイトブラッド ●エンドブレイカー！ ●シルバーレイン ●ファイヤード！ ●サンダーストーン ●ガープス ●ゲヘナ ●エムブリオマシン ●ダークブレイズ ●セイクリッド・ドラグーン ●ゴーストハンター ●トンネルズ＆トロールズ ●マグナ・スペクトラ ●その他

TOP > 製品情報 > エムブリオマシン > タッグトーナメントＩｎＳＮＥ > 準決勝第２試合 ←準決勝第１試合 目次 決勝戦へ→ タッグトーナメントＩｎＳＮＥ 準決勝第２試合 清松みゆき・川人忠明ＶＳ諸星崇・安道やすみち 　 　準決勝第２試合。今回はソーサルカンパニーチーム（諸星崇・安道やすみち）とソード・ワールドＢチーム（清松みゆき・川人忠明）の対決だ。どちらも１回戦で熾烈な戦いを繰り広げ、勝利したことでその強さは証明済み。 　ソーサルカンパニーチームは安道が敵チームを幻惑し、諸星がそこにとどめを刺す戦法が印象的だ。はたしてその戦法は、下馬評ナンバーワン、緻密な戦略を駆使するソード・ワールドＢチームに通用するのか……？ 　 ○第１ラウンド 諸星： 清松機と安道機はお互い真っ正面に位置してますね。 安道： 清松機の動きを見てからこっちのアクションを決めたいけど……。 清松： それができないのがこのゲーム。さ、プロッティングは終わったか？ 川人： 私はもう終わってます。あまり悩まないで済むように機体を組みましたからね。 諸星： すみません、ちょっと待ってください。……はい、できました。 清松： じゃあ、アクションフェイズを始めようか。 諸星： 第１ラウンドの第１セグメント――。 安道： 僕は移動を指定してます。清松機が近づいてきそうなので、ホイールを回転させて壁の上のＨ‐４に。 諸星： 僕も移動。安道さんに近づきます。いざというとき、フォローできる位置にいないと。 川人： こっちは安道機に対して、ガトリングガンの射撃攻撃をプロッティングしていたけど……。 安道： 僕の機体の回避値は３ですが、距離と移動のせいでかなり修正がついてますよ。出目15以上じゃないと命中しません。。 清松： キャンセルしておくか？ 川人： いや、一応振っておきます。（ころころ）出目１と５で……15ってことにならない？ 諸星： なりません、（１＋５＝）６なので失敗です（笑）。 清松： 僕は特殊タイミングのアクションとして、北への突撃を指定してた。安道機が近づいてくると思ってたからな。でも当たらなかったので、動くだけ動いて終わり。 安道： ふふふ、この結果を予想して僕はここに移動したのですよ。 諸星： 本当にそうならすごいんですが……（苦笑）。 川人： 第２セグメントだな。私は引き続き、安道機にガトリングガンで射撃攻撃。 安道： さっきのセグメントと違って移動していませんから、出目11以上で命中？ 川人： いや、連続行動も含めて９以上で命中する。（ころころ）よし、今度は命中した。16点のダメージだ。 安道： 部位装甲値は最低でも18あるので、そのダメージでは通りません。 諸星： ＬＬ・重装甲同士が撃ち合いになると派手ですね。ちなみに僕は清松機に短距離ミサイルを撃ってます！ 川人： お、壁越しか。その位置からミサイルを撃つのは悪くないな。ちゃんと安道機をフォローしてる。 清松： こっちの回避値は５で、最適射程からは１外れてるから……出目が７以上なら命中する。 諸星： ここで白兵武器を壊せれば、かなり戦いやすくなるはず……（ころころ）って、３？　こんなチャンスにこんな出目かい！ 清松： ダイスを振る以上、どうしてもそういうことは起きる（笑）。 安道： 僕も清松さんに射撃攻撃を指定しています。ラージレーザーなので最適射程。（ころころ）命中、ダメージは14点！ 清松： それではどこも壊れない。こっちは白兵タイミングにパイルバンカーを使おうとしていたけど、届かないからキャンセルしよう。 諸星： 安道さん、（相手はパイルバンカーを搭載しているので）近づかれたら大ダメージをくらいますよ。 安道： いや、その裏の裏の裏を読んで……。 清松： 考えすぎると的外れなアクションになるぞー（笑）。 　 ○第２ラウンド 安道： こう来て、こうなるだろうから、清松さんのアクションは……（ぶつぶつ）。 川人： まだ考えてるのか。こっちのプロッティングはもう終わったぞ。 諸星： 早いですね。 川人： 細かいことを考えないで動かせるように作ってある、と言っただろう？　機体の名前なんか「固定砲台」だぞ。そのまんまだ。 諸星： 逆に、何をされるのか予想がつきすぎて恐ろしいんですが（笑）。では、第２ラウンドの第１セグメントですね。移動する方は――僕だけですか？　それでは、川人機の対角線上のＣ‐４に移動します。 川人： む。諸星機にスナイパーライフルで射撃攻撃をプロッティングしていたのに、距離が遠くなった。 諸星： ひーふー……危ない危ない（笑）。最適射程から３マス離れていて、移動もしているので出目が19ないと外れますね。 川人： それでも、当たる目があるなら振っておこう。（ころころ）さすがに無理。外れた。 安道： 僕は清松さんにもう一度ラージレーザーで攻撃します。連続行動なのでボーナスがついて、当たりやすくなってる。（ころころ）命中レベルはＣ、14点のダメージです！ 清松： 小癪なヤツめ。僕は白兵タイミングで安道機に白兵攻撃をプロッティングしてたけど……。 川人： この位置では接近移動しても届きませんね。キャンセルします？ 清松： いや、接近移動だけでもしておく。安道機の移動力は高くないし、距離を詰めておくのは有効だからな。 諸星： 全員がアクションを終えたので、第２セグメントに入りましょう。移動を行う方？ 一同： （しーん） 諸星： では射撃タイミング、まずは僕から。清松機に向けて、ロケット砲を撃ちます！ 清松： ロケット砲か。この距離だと、最適射程から１外れてるだけだから……！ 諸星： （ころころ）問題なく命中しました。22点のダメージで、命中部位表は（ころころ）左腕です。 清松： ふう、左腕でよかった。シールドが破損しただけで済んだ。 諸星： くっ、惜しい。いい当たりだったのに！ 川人： こっちは標的を安道機に変えてスナイパーライフルを射撃する。（ころころ）命中。ダメージは15点。 安道： 15点ではどこも破損しません。僕は清松機にランスで白兵攻撃をするつもりですが――。 清松： 同じく、安道機にヒートソードでの白兵攻撃をプロットしてる。こういう場合（同じ白兵タイミングに白兵攻撃を行う機体が複数いる場合）は先に接近移動だけを処理するんだよな。移動力の低いほうから接近移動を行うから、安道から動かして。 安道： って、僕がどう動いても清松機に隣のマスまで接近されて一方的に攻撃されるじゃないですか！　ランスは有効射程が２〜３だから、隣のマスには攻撃できないんですよ!? 清松： 足の遅い機体はランスなんか持つなってことだよ（笑）。では、こちらは安道機に接近して斬りかかる。ファンブル以外は命中するぞ。（ころころ）命中レベルＢで、18点のダメージ。 安道： 痛たたた……集中攻撃を食らってます。マズイかも（汗）。 　 ○第３ラウンド 諸星： 安道機に集中攻撃か。そうなると、ここから先のプロッティングは難しいな……プレッシャーで吐きそうです（笑）。 川人： そのプレッシャーは、もしかして安道が与えてるんじゃないか？ 安道： 僕がどう動くかで戦況が大きく変わる、というわけですね。 清松： その動きが一番読めそうにないからなあ（笑）。 諸星： では、第１セグメントの移動タイミング、アクションを行う方？ 一同： ………（しーん）。 清松： 安道、移動しないの？ 安道： 清松さんこそ、なんで移動しないんですか!? 清松： なんでって、お前の機体がどう動くか全然予想できなかったから、とりあえず連続行動を狙ったんだよ。 安道： 「僕がそれを予想して逃げること」を予想して移動してくださいよ！ 川人： 川人：複雑な逆ギレをするなあ（笑）。とりあえず射撃タイミングが先だよね。さっきと同じく、安道機をスナイパーライフルで射撃攻撃。 安道： や、やめてー！ 川人： 距離は最適射程だから、（ころころ）うん、命中してる。15点。 安道： どこも破損しません！（胸を張る） 諸星： 耐久値は減ってるんですから、いばらないでください（苦笑）。――安道さんは何をプロットしたんですか？ 安道： ランスで清松さんに白兵攻撃……（汗）。 諸星： ランスは隣のマスには攻撃できないって、さっき自分で言ってたじゃないですか!? 安道： いや、だから……清松機が移動して距離が空くことを予想してですね……裏の裏を……。 清松： もういいかー？（笑）　こっちはヒートソードを使ってるから、さっきのセグメントと同じく一方的に攻撃できるな。（ころころ）出目は４だけど、安道機の回避値は３だから命中してる。16点のダメージね。 諸星： まずい。特殊タイミングで清松機に照準をつけますが、そんな悠長なことしてる場合じゃないかも……！ 清松： 安道、ダメージいくらたまってる？ 安道： 80点です。いつの間にか（大汗）。 川人： 重い機体は気を抜くとそうなるよな（笑）。部位装甲値が高いから、ついつい機体の耐久値を見落としがちなんだよ。安道機の耐久値は私と同じ110点のはずだから、残り30点か。 諸星： まだ第３ラウンドなんですが……ええと、とりあえず第２セグメントの処理ですね。移動タイミング、アクションを行う方は……？（安道を見る） 安道： あはは（首を横に振る）。 諸星： や、安道さん!?　なんで移動してないんですか！ 安道： いや、だってプロッティングの内容は変えられないんだから、しかたないじゃないですか！ 諸星： ……しょうがないですね。僕は清松さんの武装を壊せることを願って、ラージレーザーで射撃攻撃です。 清松： 照準がかかってるから、簡単に当たるだろうね。 諸星： （ころころ）命中しましたが、命中レベルＣで14点。やっぱりどこも破損させられない。 川人： 私は安道機をスナイパーライフルで射撃攻撃。（ころころ）15点のダメージか。半分しか削れなかった。 清松： 十分だ、こっちが貫く……安道機に、パイルバンカーで白兵攻撃！　やっぱりファンブル以外は命中だから――。 安道： だ、だめー！（悲鳴） 清松： （ころころ）命中！　ダメージは21点だから、合計ダメージが耐久値を超えたはず。 安道： 超えました。戦闘不能です……（泣）。 清松： よし、勝った！ 川人： 戦闘中、射撃攻撃しかプロッティングしてないんだけど。私の機体、初期位置から一歩も動いてないぞ（笑）。 清松： 僕も突撃と白兵攻撃しかしてないよ（笑）。 諸星： ちなみに安道さん、最後のセグメントは何をプロッティングしてたんですか？ 安道： 突撃ですけど……。 川人： （突撃が成功した場合、敵機だけでなく自機にもダメージを受けるのに）なんでダメージがたまってる機体で突撃なんだ？（笑） 安道： 相手の予想を裏切るために、あえてですよ！ 清松： 仮に突撃が成功しても、その時点でお前、瀕死だぞ？　予想を裏切ればいいってものじゃないだろ（笑）。 　 　予想外の結末を迎えた準決勝第２試合。 　今回は安道機の「トリッキーな動き」がまったく効果を発揮しなかった形だ。清松みゆきはむしろその「トリッキーな動き」すら読みきり、本来なら命中させることが難しいパイルバンカーでめざましい効果を上げていた。特に「ランスの間合いに入りこみ、ヒートソード→ヒートソード→パイルバンカーと連続で命中させる」動きは見事としか言いようがない。川人忠明の的確な狙撃と相乗効果を発揮し、一瞬で安道機を墜とす結果となった。 　これで役者は出揃った。ついに次回は決勝戦。お楽しみに！ 　　 ←準決勝第１試合 目次 決勝戦へ→