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T&T紹介記事
第一回

記事作成:大井雄紀


 それは肌寒い風の吹くとある夜中。SNE本社での出来事でした。新人3人組の葵ちゃん河野大井は突然秋口さんに話を振られたのです。

秋口 「お前たちに、今度HPに掲載するT&Tの紹介記事を書いてもらう! お前たちはT&Tを知っているか!?」
新人3人組 「はい! まったく知りません!」
秋口 「……そうか、ならこのままでは紹介ページは書けないな」
葵ちゃん 「もちろんですの。ありえませんの」
河野 「そもそも、なんでT&Tの紹介ページを?」
秋口 「今度発売されるダブルブック『傭兵剣士』T&T第7版の発売記念だ」
大井 「なるほど。じゃあT&Tを知らないと、どうしようもないと……」
秋口 「よし! なら偉大なる先輩方に、T&Tについてインタビューして来い!」
新人3人組 「それでは秋口さん、T&Tとはなんでしょう?」
秋口 「最初はもっと詳しい人に聞いて来やがれ!」


 本社から蹴り出された新人3人組は、さっそく突撃インタビューに向かいました。
 第1回目のゲストはストームブリンガーシャドウランの翻訳でお馴染みの江川晃さんです。秋口さん情報によると、T&Tを製作したK.S.アンドレ氏は、ストームブリンガー第1版の製作者でもあるとのこと。


葵ちゃん 「というわけで、T&Tについてインタビューさせてほしいですの」
江川 「T&T知らないのに、SNEに入ったんだね君たち(笑)」
河野 「そうです(笑)では、まず最初に、T&Tとはどんなゲームなんでしょう?」
江川 「そうだねぇ……PCたちがごみくずのように死んでいくゲームだね」
大井 「某天空の城のあの台詞が聞けるわけですね!」
江川 「そうだよ(笑) ソロシナリオとかやると、キャラシートだけでゴミ箱がいっぱいになる場合も……」
河野 「そ、そんな地球に優しくないゲームなんだ(笑)」
葵ちゃん 「巷では、江川さんの翻訳したシャドウランは、T&Tが源流になっているという噂があるんですの」
江川 「誰だそんなこと言ったの(笑)そんな事実はありません!」
河野 「では、いたって真面目なネガティブファンタジー、ストームブリンガーとT&Tの異なる点はありますか?」
江川 異なる点ばかりですが……(笑)」
葵ちゃん 「共通点はあるんですの?」
江川 「えー、あ…………………………さ、サイコロをいっぱい振ります!」
大井 「なるほど、ストームブリンガーはそこから出来たわけですね!」
江川 「またかよ(苦笑)。もしそうだとしたら翻訳やめます(笑)」
葵ちゃん 「各地を旅する皇子様、ストームブリンガーの主人公エルリックが、T&Tのダンジョンに潜ったという噂が、まこと密かに囁かれてるんですの」
江川 「彼なら、全滅基本のT&Tダンジョンでも生き残れそうな気がする。…………まぁ、ストームブリンガー振り回してる間だけですが(笑)」
河野 「ほう! では、T&Tにおける、ストームブリンガーの強さってどれくらいなんでしょうか?」
江川 「T&Tでは、剣の強さ=サイコロの数なので……サイコロだけで机がいっぱいになりそうな予感が……」
大井 「店からサイコロが消えていく……第一回ダイスショック発動ですね!」
葵ちゃん 「最近、いろんなお店からサイコロがなくなっているの! きっとそれのせいなの!」
江川 「いや、なくなってないから(笑)」
河野 「では、最後に、江川さんにとってT&Tとは?」
江川 「いろんな意味で衝撃的な作品ですね。『これでもくらえ!』って魔法があるぐらいですからね」
大井 「かつてないインパクトをくらっちゃったわけですね!」
葵ちゃん 「綺麗に話がまとまったところで、今日のインタビューはここまでにしておきますの」
新人3人組 「江川さん、ありがとうございました!」
江川 「はい、お疲れ(ため息)」

 江川さんのインタビューを経て、新人3人組は、T&Tについて正しい知識を得ることができました。
 そう、T&Tとは『PCキャラがごみくずのようなゲーム』なのです!

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