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TOP > ユーザーコンテンツ > リーダーズサーカス > 2007年04月 > 1.作品の感想

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1.作品の感想
SWリプレイWaltz2、ゲヘナ〜アナスタシス〜リプレイ3
註)作品の内容に触れている個所があります。必ず先に本書をお読みになってからお越しくださいね!


新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz(2)「競争・怪盗・大湿原」

てぃーぽ・あばると さん
さて来る3月20日、待ちに待った「Walts」第2巻を即日購入し、すでに10回近く読み返しております。
私なりに読み返した中でこの第2巻では、キーナ達5人の家族としての絆が丁寧に描かれていたように感じました。

その中でも第4話は出色のお話でした。
老夫婦のウソに怒り、そしてアイルが離れてしまうのではないかという不安に号泣したブランシェと、ラストで複雑な思いにかられるアイルと彼を見守るキーナの心意気−。
中盤までは5人の一番イタい所を突く展開に、読んでいる自分まで思わずムカっとしてしまいましたが、最後には5人の家族愛に思わず涙してしまいました。

そして5人のお人よし度もレベルアップ!
毎回の依頼料交渉でのナジカはいわずもがな(4人の連携プレーでの説得ももうおなじみ♪)。
パーティ一世間馴れしているディケイ兄ちゃんでさえも、第4話で自分達をだました老夫婦が反省したと見るや、うまい依頼の仕方をあっさり教えてあげちゃうほど。
第6話の後半の依頼だって、けっこうキビしい戦いだったのに当たり前のように依頼料を断るなんて・・・。

さて第2巻でクローズアップされているキャラクターと言えば、やっぱりアイルですね。
第4話で自分の人生が狂いかねない騒動に巻き込まれながらも、それを受け入れて成長したアイル。
今回もチャ・ザの神様からスゴいお告げや幸運をいただいてますが、彼の何事にもキチンと望む姿勢がチャ・ザに愛されている理由ではないでしょうか。

さて長々と書かせていただきましたが、最後にこの第2巻を読んで、キーナ達5人のパーティ名を考えました。
そのパーティ名とは、「ふぁみりーず」。
「ブラザーズ」でも「シスターズ」でもなく「ふぁみりーず」。
カタカナで「ファミリーズ」でもなく「ふぁみりーず」。
家族の強い絆で結ばれた、ほんわかな5人の活躍を見ていて、自然に頭の中に浮かんできました。
篠谷志乃
ご感想ありがとうございます! 何度も読み返していただけて、本当に嬉しいです。そうですね、盗賊であるディケイも含め、キーナたちは基本お人好しです。だって幼いころからずっと、ナジカが面倒をみているんですから(笑)。
「ふぁみりーず」ですか。うん、カタカナではない気がしますね。みなさんからいろいろ候補を挙げていただいて、とても喜んでおります。素敵な名前をありがとうございました。


ヒール・アーティル さん
こんちはっす、ヒール・アーティルです。
Waltz第2巻の感想、早速送らせていただきます。

今回、やっぱブランシュが一番よかったですね。
アイルのことが心配で、本気で怒って、大泣きして、最後に安心したのか、泣きながら怒ったりして、ほんと家族思いな良い娘ですね。
あと、ナジカの良いお母さんっぷりもいいですね。変な男に引っかかったりしないか、男子と一緒の部屋じゃ問題じゃないかと、娘二人の心配をしたり。
そしてそんな二人を思って、服を買ってあげたりして。
それに報酬でお金より心のこもった品をもらったことの方を喜んでいるのがとても素敵でした。ほんと、みんな良い子達ですね。

村を救う為の新たな目標もできたみたいで、それがどんな冒険に繋がっていくか、とても楽しみです。
皆さん、これからもがんばってください。応援してます。

あと、お古の装備への愛着が装備変更をしづらくしていることですが、こんな解決方法はどうでしょうか。
新米武具職人を登場させ、彼に武具を修理、強化をしてもらうのです。これなら、愛着のある装備を失わずに装備変更に近いことができます。また、彼との出会いや武具の修理、強化する理由などをシナリオと絡めれば、結構うまくいくのではと思います。愛情と友情の改良装備ってのはどうでしょう。

それでは、また。
篠谷志乃
四話のブランシュの反応は、GMとしてとても嬉しかったのを覚えています(途中、心が痛くてちょっと辛かったですが(笑))。
ご提案いただいたことなど、いろいろありますが精進努力してまいります。応援、ありがとうございました。


泉森浩志 さん
リプレイWaltz2巻読みました。
流れが良くて実に楽しい。
ワールドガイドのおさらいとしても実によくまとまってました。
リファールとラバン。懐かしいですね。
自分はアドベンチャー・シアター出身でタラント・ベルダインが好きなので、こっちも早く登場してほしいなーと思いつつ首を毎日伸ばして待っております。
孤児院の仲間たちは相変わらずの善良なパーティーのようですが、徐々に黒くなっていっていますね、順調に(笑)。
特にディケイとアイルの今後が楽しみです。
どこまでアイルのサイの目が回るのか…そして今度はどんなおねいさんに目を回すのか。

楽しみです。
篠谷志乃
はい。善良で白い彼らも、徐々に世間の荒波に揉まれ染まりつつあります(笑)。彼らが今後どうなるのか、どうぞ見守ってやってください。ご感想、ありがとうございました!





ゲヘナ〜アナスタシス〜リプレイ、「黒鏡の獄の煌少女」

黒崎有理 さん
お久しぶりです。
ゲヘナ〜アナスタシス〜リプレイ、「黒鏡の獄の煌少女」読ませていただきました。
これでラシーダ達とお別れになるかと思うと、なんというか、感無量です。歴代のゲヘナリプレイの中でも(とは言え正式なアナスタシスでのリプレイはこれが1シリーズ目ですが)、サイッコーです。(もちろん、他のも好きですが)
得に、ジェスも含めた女性陣の精神的な強さと、そして敵でありながら、限りなく真っ直ぐで、それでいて限りなく歪んでいたソル・グレンの生き様に心震わされました。どうやら、敵キャラ(そしてモンスター)に感情移入してしまうのは、自分の性分の一つのようです。

データ的に興味深かったのは、アルが【直破】を憶えなかった所でしょうか。私が普段遊ぶグループでは、高レベルに於いてはひたすら敵の装甲値を下げることに腐心されるのが常道だったので。お陰でそれが出来ない愧拳術や魂装術は弱い、と看做されていたのですが……
装甲に負けない攻撃力や、攻撃力だけじゃない愧拳のテクニカルな面が見れて嬉しかったです。とはいえ……獣甲、の鋼旋獣の連撃の後【絶闘】と【換闘】で鋼旋獣【爆刺】付きを連続でぶち込まれるのには流石に及ばないと感じましたが……その上【闘戒】してくるし……(うぅぅぅ)

後、気になったことが一つありました。無印のゲヘナでは冥獄刀を持つのは獄の瘴気によって銘刀に刻まれた神語の文字が歪んで、力を失うから、とありました。R&R31号でも似たようなことが書いてあったので消えた設定ではないと思うのですが、その場合アルが特殊とは言え銘刀である「銀嶺」を「黒鏡の獄」で普通に使えたのは何故でしょう?また、アズラエルの欠片の効果を失うはずですが…………
それとも、この設定は「首領級邪霊の獄」だけに適用されるようになったのでしょうか?
答えてもらえると嬉しいです。

それでは、最後にラシーダ達という素晴らしいキャラクターに出会えたことにお礼を。そして、長文失礼いたしました。
では、また

PS. 一巻と比べてラシーダの胸が随分育っているような……(げふんげふん)
友野詳
 あ、しまった。
「まだPCに冥獄刀は渡せないけど、獄には行って欲しい」
 ということで、シナリオ段階では、GMと世界観担当が頭を絞って言い訳を作ったのですが、プレイヤーから疑問が出なかったので(汗)、セッションで説明せず、そのままリプレイ本文で解説し忘れていました(苦笑)。
 理由としては二つ考えまして、セッションの流れでどっちか採用しよう、と打ち合わせてました。
・理由その1
 銘刀やアズエラルの欠片が働かないのを、オンオフ可能な「基本邪霊律」ということにして、弱い相手との戦いを楽しみたい邪霊はオフにすることがある、と説明(これは上級データブック『獄王顕現』にも収録しています)。
・理由その2
 もとはソルの持ち物だった〈銀嶺〉なので。契約は切ったものの、長年の絆の残滓があり、ソルの一部とみなされた。
 お好きな解釈をとってくださいませ。
田中公侍
 ありがとうございます。ラシーダたちのお話は、これでひと段落という形になります。拙作ですが、微力を尽くしました。
 実際にゲームも遊んでいただいてありがとうございます。夏前にはソルも持っていた冥極刀などのデータを満載したサプリメント『獄王顕現』が発売予定です。PCのアナタにはもっと強くなれるデータを、GMのアナタにはPCの必勝法を打ち砕くびっくりな魔物の数々を用意しています。また“獄”ではラシーダたちのような享受者を引き込むため、邪霊が効果を弱めることがある……などの設定も明かされています。もうしばらく、お待ちください。


周りは さん
 敵つよっ!

>田中はちょっとだけ強い敵を出したがります。
>今作でも、プレイヤーたちの非難を存分に浴びてしまいました。うっとり。

 うへっ、自己陶酔してるよ、この人!しかしGMの責務としてギリギリのバランスを心がけるのは当然です。手加減してると思われてはみんな楽しめませんし、対抗手段無く何人も殺してしまうのも論外です。プレイヤーが「勝てる」と思ってから実際に勝ち切るまでが長いのも感心しませんし、ほんと難しいです。
この点、田中先生のマスタリングは実に見事なもので見習いたいものです。
 近作はプレイヤー同士の掛け合いも今まで以上に楽しいものでした。ラシーダ(のプレイヤー)の頭の切れには実に感心させられました。さすが主人公!アルは甲斐性なし以下になってしまいました。どこが悪かったか言いたいことは山ほどあるのですが、本人が楽しんでるようですので良しとしましょう。メリナ硬え!愧拳闘士って強いんじゃないかと錯覚してしまうほどです。ケナンの成長・戦術・枕事は見事でした。
 『シェヘラザート・テイルズ』でも今作でもまだ《冥獄刀》や《霊巣》を使えない低レベル享受者を《獄》にぶち込んでいましたが、これら本来の対《獄》装備を使いこなすリプレイも見たいものです。上級ルールブックに期待です。
友野詳
 上級データブック『獄王顕現』の作業もほぼ終了。6月にはお手もとに届くと思います。リプレイの田中くんがぬるま湯に思えるデータ満載です。愧拳闘士は強いんですよ?
 そしてもちろん『獄王』対応のリプレイも……新しいけど目新しくないGMにて? 今夏を乞うご期待。
田中公侍
 ありがとうございます。そうですよね。GMとして、キャラクターを生かさず殺さず……いやいや、存分なスリルを堪能してもらうためにやってることです。これからもその方針で頑張ります。
 上級サプリメント『獄王顕現』の発売後には、何か朗報をお伝えできるかもしれません。ね、友野さん?



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