黒崎有理 さん |
お久しぶりです。
ゲヘナ〜アナスタシス〜リプレイ、「黒鏡の獄の煌少女」読ませていただきました。
これでラシーダ達とお別れになるかと思うと、なんというか、感無量です。歴代のゲヘナリプレイの中でも(とは言え正式なアナスタシスでのリプレイはこれが1シリーズ目ですが)、サイッコーです。(もちろん、他のも好きですが)
得に、ジェスも含めた女性陣の精神的な強さと、そして敵でありながら、限りなく真っ直ぐで、それでいて限りなく歪んでいたソル・グレンの生き様に心震わされました。どうやら、敵キャラ(そしてモンスター)に感情移入してしまうのは、自分の性分の一つのようです。
データ的に興味深かったのは、アルが【直破】を憶えなかった所でしょうか。私が普段遊ぶグループでは、高レベルに於いてはひたすら敵の装甲値を下げることに腐心されるのが常道だったので。お陰でそれが出来ない愧拳術や魂装術は弱い、と看做されていたのですが……
装甲に負けない攻撃力や、攻撃力だけじゃない愧拳のテクニカルな面が見れて嬉しかったです。とはいえ……獣甲、の鋼旋獣の連撃の後【絶闘】と【換闘】で鋼旋獣【爆刺】付きを連続でぶち込まれるのには流石に及ばないと感じましたが……その上【闘戒】してくるし……(うぅぅぅ)
後、気になったことが一つありました。無印のゲヘナでは冥獄刀を持つのは獄の瘴気によって銘刀に刻まれた神語の文字が歪んで、力を失うから、とありました。R&R31号でも似たようなことが書いてあったので消えた設定ではないと思うのですが、その場合アルが特殊とは言え銘刀である「銀嶺」を「黒鏡の獄」で普通に使えたのは何故でしょう?また、アズラエルの欠片の効果を失うはずですが…………
それとも、この設定は「首領級邪霊の獄」だけに適用されるようになったのでしょうか?
答えてもらえると嬉しいです。
それでは、最後にラシーダ達という素晴らしいキャラクターに出会えたことにお礼を。そして、長文失礼いたしました。
では、また
PS. 一巻と比べてラシーダの胸が随分育っているような……(げふんげふん) |
友野詳 |
あ、しまった。
「まだPCに冥獄刀は渡せないけど、獄には行って欲しい」
ということで、シナリオ段階では、GMと世界観担当が頭を絞って言い訳を作ったのですが、プレイヤーから疑問が出なかったので(汗)、セッションで説明せず、そのままリプレイ本文で解説し忘れていました(苦笑)。
理由としては二つ考えまして、セッションの流れでどっちか採用しよう、と打ち合わせてました。
・理由その1
銘刀やアズエラルの欠片が働かないのを、オンオフ可能な「基本邪霊律」ということにして、弱い相手との戦いを楽しみたい邪霊はオフにすることがある、と説明(これは上級データブック『獄王顕現』にも収録しています)。
・理由その2
もとはソルの持ち物だった〈銀嶺〉なので。契約は切ったものの、長年の絆の残滓があり、ソルの一部とみなされた。
お好きな解釈をとってくださいませ。 |
田中公侍 |
ありがとうございます。ラシーダたちのお話は、これでひと段落という形になります。拙作ですが、微力を尽くしました。
実際にゲームも遊んでいただいてありがとうございます。夏前にはソルも持っていた冥極刀などのデータを満載したサプリメント『獄王顕現』が発売予定です。PCのアナタにはもっと強くなれるデータを、GMのアナタにはPCの必勝法を打ち砕くびっくりな魔物の数々を用意しています。また“獄”ではラシーダたちのような享受者を引き込むため、邪霊が効果を弱めることがある……などの設定も明かされています。もうしばらく、お待ちください。 |