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JGC2012レポート

【ドラゴンを倒せ! 2012】
9月1日13:30〜15:30

皆さんお待ちかね、毎年恒例「ドラゴンを倒せ!」のお時間がやってまいりました!

前日からわたしもカードを配るお手伝い。

「これ一瞬でなくなるって聞いたんですが本当ですか?」
「一瞬でなくなるよ」
「(本当かな〜)」

本当に
一瞬でなくなりました。

……多分、ピラニアに群がられた小魚の気持ちってあんな感じです。

そんな熱い人々が終結する「ドラゴンを倒せ!」。
このイベントは「ハイパーT&T」というゲームのルールに従って大量のダイスを振り、SNE扮するドラゴンと戦っていただくというもの。
参加者が振るダイスは無制限! イベント時間内に数え終えることのできる数ならいくらでもOK!
ではみなさんどれくらいダイスを持ってきているのか、会場を見てみましょう。
ジャン!
ジャジャン!
ジャジャジャン!!
ジャジャジャジャン!!
ジャッジャーーーーン!!!

なんですかこの数、この重量感!
一度にこんな大量のダイスたちを見たのは初めてです……
開始ギリギリになって「ダイス買い足してきます!」と物販ルームに急ぐ人たちもいて、皆さんの「ドラゴンを倒せ!」にかける情熱がぐつぐつと煮えたぎっているのがわかります。

いよいよイベントが始まり、あちこちでさながら小宇宙のような光景が繰り広げられていきます。

小宇宙1

小宇宙2

小宇宙3

小宇宙4

小宇宙5

小宇宙6

数えるのも大変。大量のダイスを振るだけでなく、「スーパーバーサーク」という振り足し能力で2個のダイスで大ダメージに挑戦する猛者たちもいました。

SNE扮するドラゴンは4001個のダイスを振ります。
安田均も駆けつけ、清松みゆき北沢慶、わたし真中もいっしょにダイスを振らせていただきました!

さて、結果はというと……
ドラゴン 39万4244点
人 間  31万1152点

というわけで、ドラゴンの勝利と相成りました!

ヤッター!

来年はこれをギネス記録に申請してみようと計画中の北沢慶。
ハイパーT&TオリジナルTシャツを着てご満悦の表情。

来年ギネス記録に挑戦したい方! 来年こそドラゴンを倒したい方! いや、我こそはドラゴンに味方するという方!
JGC2013の会場でお待ちしていま〜す☆


【ネオゲーム文庫サイン会 & スペシャルトークショー】
9月2日14:00〜15:00

新紀元社の新レーベル、ネオゲーム文庫創刊を記念したスペシャルイベント。
第一弾は秋口ぎぐるの『魔女館からの脱出 キャット&チョコレートゲームノベル』、また藤澤さなえの新作カードゲームリプレイ『シルク・ドゥ・モンスターリプレイ モンスターサーカスへようこそ!』もJGCで先行発売され、監修の安田均を交えたサイン会とスペシャルトークショーが開かれました。

サイン会に並ばれた方の中には『魔女館からの脱出』「一晩でクリアした」という強者も。
著者の秋口もビックリしていました。

トークショーでは上記三名に加え、友野詳加藤ヒロノリ柘植めぐみが顔をそろえて、ネオゲーム文庫のこれからを語ります。

魔女館からの脱出』はこれまでのゲームノベルのようにパラグラフを選んでいくのではなく、正しいストーリーを読み進めるために問題を解かなければならないというスタイル。「キャット&チョコレート」のシステムが上手く反映されています。
シルク・ドゥ・モンスター リプレイ モンスターサーカスへようこそ!』は何度も言うように、まったく新しいスタイルのボードカードゲームのリプレイ。
だんだんリプレイ収録だってことを忘れちゃって」と語る藤澤さなえ。
やっていくうちにプレイヤーのゲーマー魂に火がついてしまったんだとか。
因みに、藤澤とデザイナーの河端ジュン一はそのままの名前でリプレイに出演していますが、残りメンバー3人もよく読めばSNEの誰かわかるそうなので、そのへんも合わせて楽しんでいただければと思います♪

そしてトークはこれからのことに触れてゆきます。
第二弾は10月発売予定の友野詳による『ゾンビーズ? ゾンビーズ!』。
こちらはキャッチョコの海外版「テキサスゾンビーズ」のゲームノベル。
低予算ゾンビ映画のような展開が繰り広げられるそうですが、中身は友野詳曰く「大変僕好みの内容」だそうです(笑)。

第三弾、加藤ヒロノリによる『Let's Play! モンスター図鑑 厄災のドラゴン』は11月発売予定。
「モンスターコレクションTCG」を手掛ける加藤の古今東西世界のあらゆるモンスター知識を駆使したモンスターの強さを実感する一冊。

第四弾は『ゴーストハンター13 ゲームノベル』。
原作のタイルゲームを安田均が、背景世界であるゲームノベルの執筆を柘植めぐみが手がけます。
お馴染みのキャラクターの草壁アレックスモーガンヴィンセントという面々が活躍し、R&R95号には第一話「スペイン館の恐怖」が掲載されました。

ゲームがあり、そのゲームを広げるものとして新たに生まれたゲームノベル。
文庫の形で提供する新たなゲームの楽しみ方に胸躍らせつつ、トークショーは和やかに終わりを告げるのでした。


【富士見書房・Role&Roll合同トークショー】
9月2日15:30〜17:00

JGC2012の最後を飾るスペシャルイベント、富士見書房・Role&Roll合同トークショー

まずは改訂版ルールブックが出たばかりのソード・ワールド2.0

田中さん、カメラ目線です。

新種族新技能についてのエピソードについて触れていきます。
この冬、新たなサプリメントが発売されます。その名も「プレイヤーズハンドブック ザルツ博物誌(仮)」! 昨年冬に発売された「フェイダン博物誌」のシリーズ第二弾となります。

来春には川人忠明がおくる新たなシナリオサプリメントが予定されています。
「カーストランドよりは若干殺意を下げます」とは川人談(笑)。
川人さんの殺意が低い発言は、あんまり信用できないぞ……!

さらに続きを待望している方もいらっしゃることでしょう、清松みゆきの「滅びのサーペント」の続編が1月に発売されます!
タイトルは「双頭のサーペント」。現在鋭意執筆中です!

こちらも負けていません、ボードカードゲーム!

シルク・ドゥ・モンスター」は10月6日に正式発売。。
それまでにもゲームイベントでは先行発売が予定されています。早めに手に入れたい方、惜しくもJGCで買い逃してしまった方はそちらでどうぞ!
デザイナーの河端はやや緊張気味でした。

そして少しですが、現在製作中の「ルッテ・ノーブル」についても言及していただきました。
システムを河端ジュン一、ワールドデザインをわたし真中あずさが担当し、ボードゲーム的なTRPGとして大変面白いゲームとなっていますので、是非皆様楽しみにしていてください!
ところで、もともと「ルッテ・ノーブル」初期のアイデアは安田が出したものなのですが河端さんとわたしでこねくり回しているうちにどんどん姿が変わりまして、今では初期とは大分違うゲームに。
僕のアイデアはずたずただよ!(笑)」と安田。
まあまあ、面白いゲームになってるんだから別にいいですよね!(ニッコリ)

そしてご好評いただいている「サンダーストーン」も、ついに4つ目の拡張セットが出ます。
その名も「サンダーストーン ソーンウッドの猛襲」!
サンダーストーンもまだまだこれから展開していく予定です。


【スーパーJGC大戦(水木○郎風に)】
9月2日6:30〜13:30

毎年恒例日本最高齢ゲームデザイナー鈴木銀一郎先生のライブRPG。
グループSNEからは友野詳が出張参加したました。ちょっと様子を覗いてみましょう。

ん? なんだか見たことある後ろ姿。

どこかで見たことのある三刀流……

鈴木先生のアイパッチ!

そう、今年の舞台は大航海時代!
ゲストの方々がそれぞれ海賊団を率いる船長となり、宝を求めて戦いました!

グループSNEの友野詳率いるのは「ゾンビ海賊団」!
ゾ〜ンビ〜、おまえらみんな食ってやる〜」と団員みんなで声を揃えて戦います。

さて、そんなゾンビ船長率いるゾンビ海賊団。
激しい抗争をくりひろげましたが、最終決戦手前で銀一郎先生率いるシルバー海賊団に吸収合併。その後、内部の裏切りものの手によりゾンビ船長は倒され、残念ながら結果は最下位
しかし参加者のみなさんはとても楽しんでいただいたようでした。
来年はわたしもコスプレで参加してみたいな〜と思ったりしました。


【閉会式】
8月21日(日)17時00分〜17時30分
於 3階特設ルーム(ノクターン)

楽しい時間はあっという間にすぎ、終わりの時間が近づいてまいりました。

閉会式恒例、友野詳によるアナログゲーム学術講座のお時間です。昨年は歴史学でしたが、今年はいったいなんなのでしょうか、わくわく。
マイクを持つと、友野は厳かに話し始めました。
変化――万物は全て変わりゆき、移ろいゆきます

おお……なんだか深い話だ……!

「それが生存と適応という方向へ向かったとき、人はそれを「進化」と名付けます。進化を支える遺伝子、ゲノム……」

ふむふむ、今年は「生物学」のお話なのかな。

「―――をちょっとひねると、ゲーム
「というわけで、進化とはゲームをより楽しむためにあります!」

ナ、ナンダッテ――!?(笑)

会場は爆笑の渦。拍手喝采が巻き起こります。
最後の最後まで笑いで包まれるJGC……最高です!

檀上に立つ鈴木銀一郎先生。
改めて、JGCが開催され無事終了することに、スタッフとして参加してくださった方々にお礼の言葉と拍手が送られます。
参加者の皆様、ゲストの先生方、そして運営スタッフの方々。誰が欠けてもいけない、全てがJGCにとって必要不可欠な存在なのだと、初参加のわたしも背筋が伸びる思いでした。

それでは、最後を締めくくるあの掛け声。

来年またJGCで会おうぜー!
おー!
JGC2013で会おうぜー!!
おおー!!

必ず会おうぜー!!!
おおおー!!!

こうして、JGC2012は終了しました。
参加していただいた皆様、ありがとうございました! 来年もこの会場でお会いしましょう!

兵どもが夢のあと。



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