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TOP > 製品情報 > ソード・ワールド > 各ルールブック、サプリメント(データブック)のルール相関について(『ルールブックII改訂版』『イグニスブレイズ』発売を受けて)

各ルールブック、サプリメント(データブック)のルール相関について
(『ルールブックII改訂版』『イグニスブレイズ』発売を受けて)


← ソード・ワールド2.0 関連作品 目次 ルールの上書き関係 →



『改訂版』との差分
『ルールブックI』『ルールブックII』は、それぞれ『改訂版』が発売されたことにより、役目を終えています。これらに収められていたルールの一部は、改訂されたことによって、現在では、通用しないものとなっています。
 この改訂部分については、もちろん、それぞれの『改訂版』で確認できるわけですが、同時に、「夏サプリ」でも同じ確認(追加・改変)ができる仕様になっています。これから新たにルールブックを買うというかたには、『改訂版』以外の選択肢はありませんが、今、旧ルールブックを持っているかたが、何が何でも『改訂版』に買い換えねばならないというものでもありません。
 ここでは、各『改訂版』が、どのように「夏サプリ」で補われるかを紹介します。


 
『ルールブック I 』と『改訂版』
『ルールブックI改訂版』における改訂部分は、以下のようになっています。

  ・戦闘ルールの大幅刷新
  ・種族「シャドウ」の追加
  ・魔動機術【クリエイト・ウェポン】のデータ改訂

 
戦闘ルールの大幅刷新(『CG』)
『ルールブックI改訂版』の、最大の改訂部分は、この戦闘ルールの刷新です。より詳しくは、SW2.0『ルールブックT改訂版』への注釈を参照してください。
 その記事にも書かれているように、これは、『カルディアグレイス』によっても補完されます。

 
種族「シャドウ」の追加(『CG』)
『ルールブックI改訂版』では、新種族シャドウが追加されています。これもまた、『カルディアグレイス』によっても補完されます。

 
魔動機術【クリエイト・ウェポン】のデータ改訂(『WT』)
『ルールブックI改訂版』では、魔動機術【クリエイト・ウェポン】のデータが改訂されています。これは、ゲームバランス上の要請によります。
 この改訂データは、『ウィザーズトゥーム』のものに準じています。

 

 
『ルールブック II 』と『改訂版』
『ルールブックII改訂版』における改訂部分は、以下のようになっています。

  ・改訂戦闘ルール(『I』及び『CG』に収録)により、不要となった部分の削除
  ・種族「ハイマン」の追加
  ・練技、呪歌のルール、データの改訂
  ・魔動機術【フラッシュ・ボム】【リピートアクション】のデータ改訂
  ・アイテム〈一角獣の角〉のデータ改訂
  ・種族特徴強化ルールの収録
  ・シャドウ、グラスランナー、リルドラケン、ハイマンの追加生まれ表
  ・名誉点によって獲得する地位「爵位」の価格改訂

 
改訂戦闘ルールにより、そぐわなくなった部分の削除(『I改』または『CG』)
『ルールブックII』のP31〜P34に相当する部分は、『ルールブックII改訂版』では削除されました。ここにあったルールは、改訂戦闘ルールによって完全に上書きされるため、不要となります。
 強いて言うならば、『I改訂版』または『カルディアグレイス』が、補完する作品となります。

 
種族「ハイマン」の追加(『IB』)
 新種族としてハイマンが追加されています。
 ハイマンは、『イグニスブレイズ』にも収録されています。

 
練技、呪歌のルール、データの改訂(『WT』)
 練技と呪歌のルール、データが、『ウィザーズトゥーム』のそれに置き換わっています。特に『ルールブックII』段階では不明瞭な点の多かった呪歌のゲーム的処理は、さまざまなケースを想定した上で、明確化されています。「抵抗:必中」「抵抗:消滅」の二種に分かれ、「有利な効果を与える呪歌に対し、敵側が抵抗するべきか否か、GMやプレイヤーが判断に迷う」という部分が消えているのも特長です。
 個別データでは、
練技【ワイドウィング】が大きくデータ変更となっており、使い勝手が増しています。
 
呪歌【キュアリオスティ】【ヌーディ】の処理が、より細かく明確化されています。【チャーミング】の効果を他キャラクターが主動作を使うことで解除できる*ことも、記述されました。



*これは、『バルバロステイルズ』で、「精神効果属性(弱)」として定義されたものに該当することを意味します。

 
魔動機術【フラッシュ・ボム】【リピートアクション】のデータ改訂(『WT』)
【フラッシュ・ボム】の与える盲目時間が10秒(1ラウンド)になりました。
【リピートアクション】で作られる分身は、術者の1ラウンド分ではなく、
1行動(行為判定や主動作)分しか、反復できません
 これらの変更は、完全にゲームバランス上の要請によるもので、『ウィザーズトゥーム』のデータに準じています。

 
アイテム〈一角獣の角〉のデータ改訂(『AW』)
 価格が改訂され、幅を持った使用回数が設定され、アンデッドの破壊が自動ではなくなりました
 ゲームバランスを正し、魔物ユニコーンのデータとの整合性を取るための変更で、『アルケミスト・ワークス』のデータと同じです。

 
種族特徴強化ルールの収録(『AW』)
『アルケミスト・ワークス』に収録されていた種族特徴強化ルールが、『ルールブックII改訂版』にも収録されています。これにより、6レベル以降、各種族の種族特徴を強化し、より強力なキャラクターで遊ぶことが可能となります。
 なお、『II改』のカバーするプレイヤーキャラクターのレベルが、7〜10であるため、『AW』にはある「11レベルでの種族特徴強化」は、収録されていません。

 
シャドウ、グラスランナー、リルドラケン、ハイマンの追加生まれ表(Web)
『II/II改』は、『I/I改』に対し、技能を2つ(エンハンサー、バード)追加しています。『I/I改』の各生まれ表では、この2つの技能が初期所有技能になることはありません。
 そこで、『II/II改』には、『I/I改』で登場した種族、すなわち、人間、エルフ、ドワーフ、タビット、ルーンフォーク、ナイトメア、シャドウ(シャドウは各『改訂版』のみ)について、エンハンサー技能やバード技能を含む生まれ表を追加掲載しています。
 ここで、『II』ではページ内に行儀よく収まっていた追加生まれ表が、『II改』では、1種族分はみ出すという問題に直面しました。もちろん、『改訂版』でシャドウが追加されたことが理由です。白い部分を大きく残すのは、もったいないし、デザイン的にもよろしくないということで、この空白地には、グラスランナー、リルドラケン、ハイマンの第2の生まれ表が作成され、載せられました。めでたく全種族が2つずつ生まれ表を持つことになったわけです。
 このような経緯で作成された追加生まれ表ですが、
新規に作られた4表は、『イグニスブレイズ』に載せるにはそくわない内容のため、掲載が見送られました。そのため、『ルールブックII改訂版』のみの収録となっています。

→ シャドウ、グラスランナー、リルドラケン、ハイマンの追加生まれ表を見る

 
名誉点によって獲得する地位「爵位」の価格改訂(Web)
『ルールブックII改訂版』では、地位「爵位」を獲得するための金額が、大きく減額され、現実的に到達可能であろう価格まで切り下げされています。これは、さまざまな形で高額なアイテムが追加されたことにより、当初懸念されていた「金が余って使い道がなくなる」可能性がまずなくなったことを受けての改訂です。また、子爵位が追加されています。
 この改訂もまた、『イグニスブレズ』にはそぐわず、それへの収録は見送られています。商業作品としては、『ルールブックII改訂版』のみに収録されたものとなっています。

→ 爵位の獲得表を見る

 
 
まとめ
『ルールブックI』『ルールブックII』それぞれの改訂版において、どの「夏サプリ」が改訂部分を補完しているかを、表にまとめました。
 
改訂版差分表
  アルケミスト・ワークス ウィザーズトゥーム カルディアグレイス イグニスブレイズ その他
I改訂版   【クリエイト・ウェポン】 戦闘ルール刷新    
    新種族:シャドウ    
II改訂版 種族特徴強化 練技・呪歌 (不要ルールの削除) 新種族:ハイマン 追加生まれ表拡充
〈一角獣の角〉 【フラッシュボム】
【リピートアクション】
    爵位価格改訂
 

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